Mind & Body
このコーナーでは、はからめオススメの本や映画、音楽など、皆さんの生活がより豊かになるのではないかと私達が感じたものを紹介していきたいと思います。もし興味が湧いたら実際にご覧になってください。
オススメ−1 ・ オススメ−2 ・ オススメ−3 ・ オススメ−4

『放射線になんか、まけないぞ!』 坂内 智之著 太郎次郎社エディタス

イラストレーター柚木ミサトさんの絵で小学生にもわかりやすく放射線のことを解説しています。放射線は目に見えないので、絵ではつぶつぶで表しています。こんなイメージ、と絵で見るとわかりやすいです。「放射性物質が1秒間に放射線をいくつ出すかという力のことを放射能といいます。」「放射性物質にはいろいろな種類があります。」福島県内の小学校の先生が書いているので、子どもでも、そして大人でも理解しやすい内容となっています。外で気をつけること、防ぎ方、内部被ばくと外部被ばく、測定と除染のポイントなど、知っておく必要があると思われることは一通り説明してあります。そして、みんなで話し合ってみんなで考えよう、とまとめているところが、先生っぽいなあ、と思いました。「世界でいちばん放射線にくわしい小学生になれるキミへ」少なくとも、この先生たちはあきらめずに未来を考えて行動しているということ、それが何よりも明るい希望だと思います。  (よ)

『アライバル』 ショーン・タン著 河出書房新社

はじまりと終わりの物語、文字のない絵本。この本は人はどこへ行っても生きることをするのだということを伝えています。住み慣れた土地を離れ、新しい国へと移り住む人たち、誰もがみなアライバル(やってきた人)。オーストラリアのイラストレーターの絵は新しいような懐かしいような、未来なのか過去なのかも超えた郷愁のようなものを感じさせます。絵だけのストーリーなので、年齢問わず、言語を超えたシンプルかつ新しいメディアのような本です。実際には新しいというより、かつてあったものが新しく登場して来たという感じです。戦争や震災や、事業の失敗や失恋、別れや挫折など、人は人生の終わりを感じるときがあるかもしれません。それでも生きていくならば、この物語のように新天地へと旅立つのもありかもしれない、そんな気にさせられました。 (よ)

『被ばくからカラダを守る』 雑誌 キラジェンヌ

東日本大震災が引き金となって起こった福島第一原発事故のあとに出版された本です。情報を必要としている人に、被ばくするとどうなるか、そして被ばくから体を守るために何が必要かを簡単に解説しています。吸収した放射性物質が生体で半減するまでに、ヨウ素131は物理学的半減期8日、生物学的半減期80日、セシウム137は物理学的30年、生物学的2〜110日かかります。放射性セシウムは体内に取り込まれるとカリウムに似た性質を持つため、全身の筋肉や生殖腺に蓄積されます。これら放射性物質は同族ミネラル、すなわちストロンチウムはカルシウムで、セシウムはカリウムで薄めることが可能だそうです。内部被ばくを防ぐ5つの食べ方として、水で洗う、酢漬けにする、ゆがく、塩揉みする、煮込むという方法で放射性物質の含まれた水分を除去することができるそうです。ゼオライト(沸石)やEM菌(有用な微生物群)、ビタミンCが有効であるとの説や、あらゆる病気の原因ともなる活性酸素を取り入れない生活に関する知識などが紹介されています。気になることを自分で知るためにこの本を購入しました。  (よ)

『日本食があなたを救う』 雑誌 キラジェンヌ

放射性物質に関する基礎知識、内部被ばくの症状、活性酸素についての情報を説明し、放射性物質に効く食事の知恵を紹介しています。放射性物質は物体を透過して遠くに広がろうとする強力な拡散力を持ち、体を冷やす力がとても強い物質です。「陰陽」理論でいうと「極陰性」の性質を持ちます。そのため、放射性物質が体内に及ぼす影響を最小限にするためには、温める性質を持つ「陽性」よりの食事を摂取することが大切になります。塩は陽性、体を温め、活発にする力があります。塩には大きく分けて化学精製塩と自然塩の2種類あります。ミネラルが豊富な自然塩を選ぶことが大切です。この本では日本食の基本であるみそ、しょうゆ、番茶、たくあん、梅干し、キムチ、ぬか漬け、納豆、テンペ、あずき、昆布、わかめ、のり、ひじき、根菜、魚、など38品目を紹介しています。これらを日々の食生活に取り入れ、免疫力を高めていくことが体を守ることにつながると教えてくれます。  (よ)

『保存食で体をととのえる』 山戸ユカ著 家の光協会

「身近な素材でできる簡単レシピ」とあるように、簡単に手に入る素材で、おいしく、しかも保存がきくお料理の本です。著者の山戸ユカさんは東日本大震災のあとの石巻で、一緒に炊き出しをやってくれました。限られた素材でたくさんの人に元気を与える食事作りができたのも、こんな素敵な得意技を持っている仲間がいたからこそ。この時代にぴったりのレシピ本です。きれいに盛りつけられた写真の数々も楽しく、アレンジも利くようにアイディアも教えてくれます。 「黒糖ジンジャーシロップ」は夏の熱い中でのボランティア活動にかなり重宝しました。季節によってたくさん穫れるものを「干し野菜」にしたり、無駄なく楽しく食材と向き合えます。食べ物をおいしくいただきながら、体調をととのえていける医食同源の料理本だと思います。 (よ)

『陰陽五行と日本の民俗』 吉野裕子著 人文書院

古代中国の思想?哲学の根本である陰陽五行思想について説明し、日本の年中行事を呪術的に解説している興味深い本です。易、十干十二支の知識があった上で読むべきマニュアック本といえるでしょう。  (よ)

『孔子』 井上靖著 新潮社

紀元前479年に没した中国の歴史的人物である孔子について、高弟といわれる子路、子貢、顔回とともに旅をした門弟エンキョウという人物が、孔子亡き後、孔子のことについて語るお話です。「子曰く、」と数々の詞が解説されています。孔子の研究をしている人たちからの質問に答えたり、孔子との旅のエピソードもちりばめ、回想記のようなかたちで綴られる『孔子』413ページです。  (よ)

『自由訳 十牛図』 新井満著 四季社

十枚の牛の絵物語です。失われた牛を探し求める旅は、失われた自分の心を探す旅としてはじまります。ブッダの教えを学び、いのちがけで修行し、煩悩が消え去り、本然の自分に還って悟りを開き、身も心も一切の束縛から解放され自由を得て、生まれ変わり、自分の役割を果たすまでの旅を、わかりやすく、そして美しい写真とともに説いています。  (よ)

夢をかなえるゾウ

くつを磨くことからはじまる自分の夢を自分でかなえる術を、インドの神様「ガネーシャ」が大阪弁で教えてくれるおもしろい本です。仕事をしてはいるけれど今の自分に満足していないサラリーマンの主人公と、神様なのに欲まみれのガネーシャとの生活を通して、いかに自己実現していくべきかを楽しみながら感じ取ることができます。くつを磨いたりトイレ掃除をしたりという今流行のお掃除開運術も、こうした一貫性のあるストーリー仕立てだと楽に読め、How to本というよりも娯楽本のようなおもしろさを感じます。移動中や待ち時間、電車の中で読み進めるのにオススメです。 (よ)

湖のそばで暮らす―大地に教えてもらったこと

琵琶湖のそばで暮らしているゾウさんから教えていただいた本です。
アメリカウィスコンシン州の小さな町に住んでいた少女時代の体験をもとに、著者の学んだ野外生活の知恵が書かれています。手書きの絵にわかりやすい説明を入れたページは、見ているだけでも楽しいです。この本は自然の中で暮らしている人に役立つところがありますが、そうでない人にも自然の中でどうすればよいかを考えながら読みすすめることができ、街にいながらにして野外生活を疑似体験しているような気になれると思います。もちろん湖のそばで暮らしている人にはオススメの本です。 (よ)

シータヒーリング

人の言動は脳波の周波数によってコントロールされているといいます。α波はリラックスした状態のときの周波数、β波は考えたり会話をしたりしているとき、Θ(シータ)波はより深いリラックス状態、催眠状態や夢をみているときの周波数といわれています。この本はシータ波の状態で行なうヒーリングのことについて書かれた本です。このシータヒーリングとは、「意識を集中させた祈りによって癒しを創造する瞑想法」で、著者ヴァイアナ・スタイバル(アメリカ人女性)が医師から余命3ヶ月といわれた自らの癌告知に、直感と創造主から受け取った情報を信じてからだの浄化を行い、治癒したことからはじまりました。この癒しの状態がシータ波の意識状態から行なわれていると確信し、病気に対しても愛を持ってヒーリングを行なう方法を教えてくれます。 (よ)

月と農業

農業に従事している方から教えていただいた本です。中南米の農村では月と農業の関係がとても重要で、「月が農業に及ぼす影響を知らない者は収入を減らすか、破産するだけ。」といわれるくらい、月の暦に沿って農作業を行なっています。「穀物を貯蔵中、食物として味を落とさず長持ちさせ、害虫や病気の被害も受けにくくするには、下弦の月のときに収穫することである。」かんきつ類の選定の時期や動物の虚勢のタイミングなど、月のリズムを読んでいくことでダメージを最小限にすることができるようです。この本を教えてくれた農家の方は、実際に田植えの時期、苗床をつくるための種まきには活着率のいい新月前後を選んでいました。日本でも旧暦に沿って行なわれる行事には農作業が深く関わっている事が知られています。月の影響は世界中どこにでも及ぶのです。 (よ)

よあけ

とても素敵な絵本です。夜明けを体験したことがある人には、じわぁっとくると思います。夜明けを体験したことがない人は、本屋さんでみつけたら、ぜひページをめくってみてください。夜明けの青の時間が碧になるときまでの一瞬を、舟を漕ぎ出して水の上で体験している気分になれます。誰にでも同様にチャンスは毎日訪れるのに、夜明けを見られるのは特別な事のような気がします。一日がはじまるその瞬間を見ることができたら、今日という日はなんて素晴らしいんだろう、と思ってしまうかもしれません。ポーランドの作家が唐のお話をもとにつくったそうです。色もきれい、絵もとてもいいと思います。大切な人にプレゼントしたくなる本です。  (よ)

からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て

何をどのように食べるかによって、からだは確実に反応します。自分のからだの回復の仕方を知れば、食べすぎや飲みすぎ、外食などが続き胃腸が弱っても、自分で何とかできるようになります。忙しくて食事をつくる時間がなくても知識として知っておけば、外食先で選ぶメニューに役立ちますし、薬局や病院に行く手間と時間とお金の節約にもなるかもしれません。こころにストレスを受けていると、からだにも出てくるのですから、からだを癒すことでこころの問題も快方に向います。
小豆(あずき)は腎臓の機能をサポートします。かぼちゃと小豆を一緒に煮るととてもおいしくて、からだにもいいです。大根には魚の毒消し作用があります。お刺身と一緒にツマもいただいた方がからだのためです。風邪をひいたら大根湯(大根おろし大匙3、しょうがおろしその1/10、熱い番茶を注いで醤油小匙1)を飲んで布団を被って寝れば、楽になります。気になるところを読んで、試してみるといいと思います。  (よ)

自然療法

自分の体を治療するための、とてもシンプルな手引書です。食事や生活習慣のアドバイスから、症状ごとの対処法まで、ほとんどが家庭にあるものを使って自分で取り組めます。「誰でもできる食事と手当法」です。こんなに役に立つ本はないというくらいに素晴らしい一冊ですので、一家に一冊、絶対に持っていたほうがいいと思います。病気になったら、お医者さんに行く前にまずこの本を読んで、それから病院に行って治療するか、自分で治療するかを考えた方がいいでしょう。
わたしは友人から、海外旅行へ行くときのお餞別としてこの本をいただいきました。旅先など、なかなか病院に行きにくい環境でも役に立つと思います。まさに、医食同源を実感できるバイブルです。自然食品店や書店で手に入ります。 (よ)

カードミステリー―失われた魔法の島

「ブッククロッシング」という旅する本のシステムがあります。いわば場所をもたない自由図書館のようなもので、手渡った人の履歴だけが残ります。この本との出会いはそのはじまりでした。誰かが置いたその本を、何気なく手にしてから読み進めていく間、小説の世界と現実の世界がつながっているような感じで、読み終わるのがもったいないような気がしました。著者ヨースタイン・ゴルデル氏は、小説家になる前はノルウェーの哲学の先生でした。小説では、もうひとつの世界がトランプのカードに秘められたミステリーと一緒に、哲学の故郷アテネまでの旅を通して進んでいきます。時を超えてつながっていると感じるのは、世界とは何なのか、人とは何なのか、この世はどうなっているんだろうか、と絶えず問いかけている哲学者からのメッセージなのかもしれません。自分のことをジョーカーかもしれない、と感じる人もいるはず。もしもジョーカーだったら、一生に一度のプルプルソーダを味わえる、とてもすばらしい哲学入門小説です。 (よ)

月の癒し Aus eigener kraft

月の相(かたち)とからだの自然治癒力との関係や、植物の効力など、普段の生活に役立つ知識が分かりやすく書かれています。著者の生まれたオーストリアのチロル地方に伝えられてきた「月のリズム」に関する知識は、聞いた事があるものから迷信に思われるものまで幅広く、興味津々です。
消毒や掃除、洗濯は欠けていく月(下弦)の方が効果があがるとか、手術の成功率が高いそうです。満ちていく月(上弦)のときには栄養を吸収する力が強く働くので太りやすいとか、手術には向かないとか、美容や健康に気をつけている人には特にオススメな本です。食事のとり方、薬草・ハーブの摘み取り方から使い方、歯・爪・髪の手入れの仕方など、日常生活と直結した内容は参考にできることばかり。何よりお金をかけずに自分で取り組める点がいいですね。 (よ)

ヒマラヤを越える子供たち Escape over the Himalayas

中国政府の干渉により、チベット人の子供は充分な教育を受けられないそうです。高額な学費を払えない親は自分の子供にチベット人の教育を受けさせるために、子供たちをダライラマ法王の住むダラムサラ(インド)へと旅立たせます。子供たちが警察にみつからないように国境を越えて、法王のいる安全なところまでを旅した数日間を追ったドキュメンタリーです。
中国共産党のチベット人弾圧、虐殺は1950年から50年以上続いており、2008年3月14日、中国政府に抗議するチベット人僧侶や市民に対し、中国の武装警察隊による鎮圧が激化しました。ダライラマ法王は中国を非難、このままではチベット人の未来が危うくなります。中国ではこの年北京オリンピックが開催されることになっており、各国の早急な対応が必要とされています。 (佳)

前世ソウルリーディング―あなたの魂はどこから来たのか

自分の意識外の存在が、自分に向けてメッセージを送っている、そう思わせる内容が書かれています。個人の生活習慣や、自分の中に秘められている性質など、容赦なく暴き立てられるので、ちょっと厳しくもあるけれど、自分と向き合うためにはオススメなドキドキする本です。
生年月日から自分のドラゴンヘッドを調べて、ドラゴンヘッドの位置していた星座のページを読みます。ドラゴンヘッドの星座を読むというのがポイントです。まるで自分に言われているようにドキッとすることが書かれているので、悩めるときの指針としたい人にもオススメします。
はじめて手にしたときに、このタイミングでこのメッセージがきていたんだ、と気づかされる人も多いようです。人によっては、手にしたときよって響く箇所が違うそうです。 (佳)

[魂の願い]新月のソウルメイキング

新月の日の願い事は叶う、という。
その正確な(?)お願い事の仕方について書かれた本です。
願い事をする時間帯や願い事の数、紙に書くというところまで詳細に説明しています。
はからめ月の手帳でも、この本を参考に新月の願い事リストの欄を設けました。
月のリズムを感じたら、是非新月の願い事リストをつくってお願い事を叶えるのもオススメです。
『前世ソウルリーディング』の著者でもあるジャン・スピラーの著書です。 (佳)

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