年越しそば
大晦日
 2023年12月31日(日)

12月31日、大晦日です。みそかとは三十日(ミソカ)のことで、旧暦の時代には月の最後の日は二十九日か三十日でした。その一年最後のミソカの日に大をつけて大晦日、大つごもりともいいます。大つごもりは月が籠るで月籠り、晦(ツゴモリ)とも書き、月の最後の日という意味です。今日で1年が終わります。

こよみの発送も終え、木の移植や大掃除など年末らしい時間を過ごしています。
今年はおせちは簡単にしようと好きなものだけを作ることにしました。
冷凍していた栗といただいたさつまいもで初めて栗きんとんを作りました。レシピ通りに作るとすごい量の砂糖を使うので、自分たち用に砂糖は控えました。それでも普段摂る量の何倍もの砂糖です。おせち料理にはたくさんの調味料が使われますが、保存を目的としない現代では手作りすることによって調味料をコントロールすることができます。
お酒とおせちとお餅があれば、あとは綺麗な部屋を用意するだけ。ぎりぎりまでお片付け、そして夜には二人で大祓えして1年の穢れを落として来る新年をお迎えしようと思います。

こよみのご注文やお話会へのご参加など、今年もお世話になりありがとうございました。

一年のこよみの終わりと新しきこよみの始まりに感謝申し上げます。


栗の木の移植
栗の木の移植
 2023年12月27

10月にやらねばやらねばと思っていた木の移植を今やっています。
今日は栗の木を移植しました。
まだまだ移植したい木がありますが、今日はここまで。
天候と隙間時間で満月の日の移植となりました。

栗の木の移植

木の伐採は新月がいいとされますが、移植に満月はどうなのでしょう。あまり適しているとは思えませんが、季節としては今がラストチャンスです。これからますます大地が凍りつくので、そうなるともう地面を掘ることも木を移植することもできなくなります。無事に根付いてくれるといいのですが。


キムチを漬ける
キムチ
 2023年12月25〜26

月の暦の製作・発送作業も着々と、余裕を持って行えるところまできました。
年内最後の発送は12月29日(金)です。

この時期、素材が集まってくるとやる気になるのがキムチ作りです。
購入する材料もありますが、白菜、大根、人参、りんご、玉ねぎなど、 素材が揃えばあとはやる気ととうがらしを準備して台所を片付けて下準備をします。
スタートしてしまうともう途中でやめられないので、今日の暦の発送は匠くんにおまかせしました。
まずは白菜を1/4に切って洗って塩漬けします。ニョクマム用に大根と人参を千切りしてりんごと玉ねぎと生姜とニンニクをひたすらすりおろします。昆布を刻んでニラも入れます。白菜から水が上がってくるのを待って、続きは翌日に持ち越すことにしました。

毎年同じように作りますが、毎年味が違います。白菜や入れる野菜の量によって毎年漬ける量が異なり、その年の野菜の出来や微妙な塩加減、手に入るものや入らなかったものなど、用意できたものでその年の味が決まります。そのバクチ感もちょっとした楽しみでもあります。

キムチを漬ける

作業の隙間時間には小掃除を。
今日は冷凍庫の中を全部出してみました。すべて把握しているつもりでも意外と忘れているものがありました。人の記憶なんて曖昧なものです。
大晦日までに大片付けができるのかわかりませんが、普段やらないところを一掃すると不要なものや忘れているものを発見することができるので達成感が得られます。古いドライフラワーを片付けたり煙突掃除をしたり、なんだか年末感が漂い始めました。


お餅つき
餅つき
 2023年12月23〜24

年末感を感じる行事、那須に住む友人飯沼家のお餅つきに参加させていただきました。
お父様の会社の広い塗装場を片付けて、つきて主要メンバーが決められているほどの本気のお餅つきです。朝5時から火入れをし、7時前からつきはじめました。
「一回に4升で29臼、1時間に3クールが精一杯だから、単純計算でも9時間はかかるな…。」 餅米の軽量とタイムキープをしている匠の頭が働きます。

本気の餅つきなので時間は分刻みで計算していきます。早朝から参加するために飯沼さんのお宅に前泊させていただきました。回を踏むごとに要領を得るので段取りや効率を考えるようになりました。数えていませんが、知り合った2016年頃から参加させていただいているような気がします。

お餅つき

前夜、飯沼ご夫妻と波動が上がるお茶をいただきながらお餅つきの作戦会議。
「明日の餅つきも波動を上げた餅つきにしたらいいんじゃない?」
「最後の餅は波動餅にしたらどうかな?」などアイディアが出ます。
回を重ねるごとに進化した餅つきになりつつあります。
今回は餅米を蒸している焚き火のそばで飯沼さんの畑から収穫したさつまいもを焼いておやつにするという余裕まで生まれました。焼きたてのお芋を作業の合間にひとつまみ。「あま〜い!美味しい!」
作戦通り、いい波動が広がっていきます。
飯沼さんのお母様から引き継ぎ、奥様の聡美さんがみんなのためにけんちん汁を作ってくれました。聡美さんご両親もお手伝いに来てくれて和やかな雰囲気の中、無事に29臼つき終えることができました。最後の1臼は飯沼さんオリジナルの波動餅。これは楽しみな展開になってきました。

お餅つき

世間ではクリスマス・イブですね。
先日ラジオ深夜便を聞いていたら、John Lennon とオノ・ヨーコの「Happy Christmas」が流れてきました。この季節にはよく耳にする曲です。パーソナリティの落合恵子さんがその歌詞の解説をしていました。「戦争は終わる、あなたがそう望むのならば。」と。大事なのは「あなたがそう望むのならば」ということです、と。
みんながそう思えば戦争は終わります。戦争をしたい人がいなくなれば戦争は始まらないし、戦争をやめたければ戦争は終わります。
「war is over, If you want it.」

戦場にこそクリスマスが訪れますように。
Merry Christmas Mr. Lawrence / Ryuichi Sakamoto

大倉正之助さんの独奏
シネマと大鼓の夕べ 〜鎮魂〜
 2023年12月22日(金)冬至

冬至、1年で最も昼が短く、夜が長い日です。
私たちは午前中に家を出て会津喜多方へ向かいました。喜多方にある大和川酒造北方風土館にて行われたイベント「シネマと大鼓の夕べ」に参加するためです。
会場になっている大和川酒造北方風土館は「弥右衛門」の銘柄で有名な大和川酒造の酒蔵を現在は展示室として活用しているスペースです。
今日のイベントの前半は、川瀬美香監督のドキュメンタリー映画『長崎の郵便配達』の上映、そして後半は大倉正之助さんによる大鼓(おおづつみ)の独奏の2本立てです。そのイベント内でカレンダーを販売させていただくことになりました。

映画『長崎の郵便配達』は、戦後長崎を訪れたイギリス人の軍人であり作家であったピーター・タウンゼントさんが取材、そしてそれをまとめて本にした「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を現代の視点から追ったドキュメンタリー映画です。川瀬監督の作品に対する強さ、懸命さ、そして原爆という題材を扱う覚悟、が滲み出ている作品でした。そしてそれをどのように後世に伝えていくのかを観ている人間ひとりひとりに問いかける作品でもあります。
そして後半の大倉正之助さんの独奏。こちらは冬至という陰の極まりといわれている日に、これからは上がるだけ、登るだけ、明るくなっていくだけ、そんなイメージを感じさせてくれる大鼓の音を体で感じさせてくれる演奏でした。お酒を仕込んでいた蔵を改装して作られた空間に響く正之助さんの声と大鼓の音、身を清めてもらったようなそんな感覚になりました。

懇親会

イベントの後は懇親会。大和川酒造店の佐藤彌右衛門さん、Hoteili aaltoの宗像さんをはじめ、 本当にたくさんの方々とお話をさせていただくことができました。楽しかったです。

そうそう、イベントに参加してくださった方が「今日このカレンダーがうちに届いたぁ」という方がいらっしゃり話をしたら、先日カレンダーなどを購入してくださり、私たちから直接発送させていただいた会津若松の美工堂さんの関さんご夫妻でした。またまた面白いご縁を感じることができた1日。

嬉しい時間はあっという間に過ぎ去りますが、それは余韻となり体に残ります。夜の雪の中を喜多方からはからめランドまで約3時間、眠くもならず帰ってくることができました。全ての事柄に感謝しながら眠ることができる、そんな日々を過ごせたらいいなと思っています。



関連サイト : 映画『長崎の郵便配達』  ・ 大倉正之助さんのWEBサイト
 ・ 合資会社大和川酒造店  ・ ホテリ・アアルト  ・ 美工堂

沢庵作業
沢庵
 2023年12月21日(木)

江戸時代に沢庵和尚が干した大根を漬けて保存したといわれる沢庵漬け、説としては平安時代にすでに考案されていた漬物だとも、または蓄え漬けが転じて沢庵と呼ばれるようになったなど諸説ありますが、現代でも冬の風物詩のような干した大根でつくる伝統的な日本の保存食です。

「霜が降りる前に畑のものをすべて片付けるから」と、ご近所さんからたくさんの大根をいただきしばらく軒先に干していたものを、いよいよ凍りつく前に漬け込まなければと意を決して沢庵を漬けました。

糠と塩と昆布や唐辛子、香味漬けとして陳皮や干した柿の皮を入れて漬けています。葉付き大根の場合は一緒に干して漬けるといい味になりますが、今年は葉なし大根でしたので香味を多くして味を調整してみました。砂糖を入れると甘くなって美味しく感じますが、砂糖は入れずに天然の甘さを移すことにして干した柿の皮をたくさん入れました。陳皮や柿の皮を入れると色味もつくので「たくあん漬けのもと」 を入れなくても自然な黄色になります。
一般的なスーパーで売っている味噌や梅干しなどは保存がきくはずの保存食なのに保存料や添加物が加えられて作られています。本来保存食は塩や麹や糠などだけで作れるものですが、いつでも誰もに均一に供給することや、カビを抑えたり発色をよく見せたりするためにいろいろなものが加えられています。それが体にいいものなのかどうか、「ただちに健康に影響はない」かもしれませんが、じわじわと長い年月をかけて影響が現れるのであれば、いずれその影響を受けるのですから同じことです。直売所などで手作りのものが手に入ればそれもいいですが、自分で手作りをすると味の調節もでき自分に優しい保存食が作れます。
みかんの皮や干し柿を作るときに出る柿の皮を干しておけば沢庵作りに生かせます。 自然界には無駄になるものはなく、それをうまく生かしてきた先人たちの知恵に学ぶところを喜びとして暮らすこと、それこそが豊かさだと感じます。 ものが簡単に手に入らないという環境は、工夫して暮らすことを余儀なくされます。その工夫が、自然界との対話のようで楽しいと思えるのです。

沢庵作業

暦作りもピークを超え、ようやく保存食づくりに着手できるようになりました。野菜も生きているのでずっとは待ってもらえません。いかに無駄なく使わせてもらうことができるか、暦の時期は収穫の時期とも重なるので、頭の回路をいくつもめぐらせています。それを楽しめるようになれれば余裕が生まれるのですが、毎日があっという間に過ぎていき大掃除の余裕に至らず頭を悩ませています。今年は小掃除を積もらせていく作戦で臨もうと思います。


茅葺作業
茅葺き屋根の葺き替え
 2023年12月19日(火)

昨年に続き、ご近所の茅葺き屋根を葺き替える作業を手伝わせて頂きました。葺き替えるといっても補修といった感じで毎年少しずつ古い茅を削いで新しい茅を足して整える、そんな作業です。

茅葺作業
(茅を刈り、屋根材にするまでも手間がかかります。)

2年前から秋田県に住む友人、本間くんがわざわざやってきて手を加えてくれています。職人は本間くん1人なのですが、ご近所さんも季節になるとご自身で茅を刈って準備をしたり、茅だけでなく葺き替えに必要な自然素材を集めたりと体を動かす方なので、本間くんも驚いています。
そこに手元として僕もお手伝い、昨年教えてもらった作業を思い出しながらなんとなく体が覚えているものだなぁと感じながら1日だけですが手伝わせて頂きました。

茅葺作業
(古い茅をそぎ落とし、新しい茅を足して締めていきます。)

にしても茅葺き屋根の構造、そして補修を繰り返すための技術というか工法というか、実際に手伝わせてもらいながら学ぶと本当に「理にかなっている。気持ちいい。 」という言葉が何度も頭の中でコダマしてきます。力を入れて縄を締めると茅が締まる、その「締まる」という感じが気持ちがいいというか、これから何年も屋根として機能する植物の特性を引き出せているというか、すごくいい気持ちの中で作業が進んでいくのを感じるのです。

茅葺作業
(屋根の内側の柱材や縄のかかり方を見ると構造がよくわかってきます。)

身の回りにある植物の特性を知り、その時性を限界まで引き出して、生活を豊かにするこの感覚。茅葺き屋根ひとつをとっても、そのものをじっくり見ていくと、日本人という枠か人類という枠か、本当に面白い時間の中に僕たちは生きているんだなぁっていうのを感じることができます。全ての植物に全て役割がある、そう信じ、感じながら日常を過ごしたら僕たちはすごいものたちに囲まれながら生きているんだって嬉しくなること間違いなし。
そう考えると、身の回りにあるものを少しづつでも自然素材のものに変えていく、というか変えたくなるのではないでしょうか。
それが今、地球で生きているという楽しみであり喜びでもあるような気がします。(匠)

民藝展@いわき市立美術館
AKIRA
 MINGEI 2023年12月15〜17

月のカレンダー、月の手帳をご注文いただきました方々へ、順次発送作業をしております。日々製作しておりますので、年内にはみなさまにお届けできると思います。

奥羽大学へ、夏に匠が手術した歯と顎の術後の検診に行きました。経過は順調、3ヶ月程したらまた様子を見るそうです。

オーガニックショップAKIRA

なかなか行くことのない郡山市、この機会に今年初めて月のカレンダーのお取り扱いのご連絡をいただいた「AKIRA」さんへご挨拶に伺いました。木造の素敵な建物で、お店の隣にはドッグランがありました。店内には動物にも安心安全な食品が置いてあります。
オーガニック食品やフェアトレード商品も充実していて、野菜や食品意外にもコスメや土鍋など生活に用いるアイテムがあり、楽しい店内です。三春の人形など民藝品も置いてありました。素敵なお店です。店内に置いてあったチラシとポスターにも目が止まりました。

チラシ

「酒と醸す美術」郡山市立美術館〜12/ 24
「MINGEI 民藝」いわき市立美術館〜12/17

こどもの頃、母に連れられてよく美術館や博物館に行きました。展示されているものももちろんですが、美術館の建物が好きでお弁当を持って行って外観を眺めたり、展示が終わってから見るミュージアムショップも楽しみのひとつでした。学生の時には企画展でアルバイトをしたり、美術館や博物館に流れる独特の時間が好きでした。
日本民藝館の存在を教えてくれたのも母で、柳宗悦や梶井寛次郎の存在に感銘を受けたものです。民藝という、生活の中から生まれた優れた手仕事を拾い集めて世に知らしめた功績のおかげで、わたしたちは今、日本各地の優れたものを見たり使ったりすることができるのだと思っています。

「 Wood&Canvas Canoeは民藝かな?」「月のカレンダーは民藝かな?手帳の縫いは民藝と言えるかもしれない?」「カヌーのシートの編み方は民藝と言えるかもしれないね。」

暮らしの中にある使える道具、そこに作り手のセンスや技術が感じられるものがあれば、それはそれだけでもう素晴らしいものだと思います。
民藝というカテゴリーを作った柳宗悦は日本津々浦々を訪ね歩き、手仕事の逸品を探し集めたそうです。 その後芹沢C介たちが海外の民藝を探し買い集めてきたものが今展示されています。
工業製品や機械化による均一化で同じものが大量に作れる時代ですが、こういう目利きの方々の残してくれた感覚が日本の手仕事技術に触れる機会をつくり、優れた美しい生活用品を世に送り出してくれています。この丁寧な生き方を引き継いでいきたいものです。

柿の木

流行りにのるのは風邪ばかり、順番に休養をとりながらも少しの合間をぬって柿の木を移植しました。


関連サイト : AKIRA

笹を刈る
正月事始め
  2023年12月13日(水)

12月13日、新年を迎える準備を始める日。煤払いをし一年の穢れを落とし松飾をします。松迎えといい、かつては新年の年男が恵方の山に松を採りに行きました。(はからめ月の手帳より)

2023年の月のカレンダーの右下に描かれたイラストを1年通して見ていただけると、月のカレンダーの裏紙で年末大掃除に役立つハタキが作れます。

はたきの作り方
(はたきの作り方 クリックで画像拡大)

前の月のカレンダーがなくてハタキの作り方が分からないという方のために、まとめて掲載しておきます。ご参照ください。

旧暦では霜月の朔(ついたち)、11月1日になります。
射手座の新月、新月ちょうどの時間は8:32です。新月の願い事をする場合は8:32〜16:32までの間が叶いやすいと言われています。山羊座は直感や真実の探求を司る星座です。ご参考にしてください。

こよみのお話会「暦と暮らすこよみのクラス」のお知らせです。

◆2024年1月14日(日)  神奈川県 厚木市 
《 晴れ屋 》
場所:神奈川県厚木市中町2-8-6中町ビル2階
時間:16:00〜19:30
お問い合わせ:046-295-1161(晴れ屋)
晴れ屋のインスタグラム

新年最初のお話会は神奈川県厚木市にある「晴れ屋」さん。
フェアトレードの雑貨やオーガニック食材の販売、そして体に優しくおいしい食事もいただけるカフェもあります。国内循環の古着も扱っているので、少し早めに来てお店を楽しむのもおすすめです。

◆2024年1月17日(水)  神奈川県 横須賀市 
《 玉姉妹 》
場所:衣笠 insideout (衣笠駅から 3分ほどの和室)
時間:13:00〜16:30
お問い合わせ:090-4428-4248(玉姉妹)
玉姉妹のインスタグラム

月のカレンダーも扱ってくれている素敵なお花屋さん「玉姉妹」。
お花屋さん玉澤恵子さんと作家のIshii Shiさんご姉妹の世界観が溢れた素敵なお店です。
タマシイノマイ玉姉妹。見える世界だけではないことが植物を通して感じられるかもしれません。

2月は
◆2024年2月17日(土)  秋田県 秋田市 
◆2024年2月18日(日)  山形県 鶴岡市
も予定しております。


本間真二郎医師講演会
本間真二郎医師講演会  2023年12月10日(日)

福島県矢祭町で開催された「本間真二郎医師講演会」に参加しました。
主催はおむすびの会、東白川郡近郊のお仲間たちでこどもの居場所作りをされている方々です。代表の押田みきさんはわたしたちがお世話になっている製材所の奥様、展示会ではマルシェを企画したりと精力的に活動なさっています。今回の講演会ご参加の方々には先日のこよみのお話会にご参加された方々や友人知人もいて、同じ意識を持つ仲間たちが集まり始めているのを感じました。

お話のテーマは「世界の大変革(グレートリセット)に向けて今最も大切なこと」。
医師である本間先生から、「自然に沿って生きていればすべてうまくいく」とご説明いただき、それから物質世界と精神世界の話へと続きました。
日常生活には、見える部分と見えない部分があり、見える部分は腸内細菌を元気にしていくこと、これは食事や生活を通して微生物の力で行うことができます。
見えない部分とはメンタル、心の問題です。自分を自由に表現できないことがストレスや病気を生み出している、自分のしたいことをするのではなく、社会に合わせていることが病気の根源であると伺いました。対処は、自分ときちんと向き合うこと、自分らしく生きること。

その通りだと思います。多分今の社会、「わかっているけどやめられない。」「そうはいうけどそんな簡単じゃない。」など他者の目を気にする風潮が病気を引き起こしていると言っても過言ではないと思います。心の不調は体の不調につながります。yogaや瞑想がブームになったのにも理由があるのだと思います。

物質世界では真我(魂)は素粒子として存在する
精神世界では数・大きさは関係ない
自己と他者は1体1の関係で反対
宇宙の全ては対で存在している

本間真二郎医師講演会

そして気になる「世界のグレートリセット」について。
この流れを変えることはできない、人類全体のグランドストーリーは決まっている、救世主はいない、あたらしい世界は自分でつくる、そもそも善悪は存在しない、それは人間の作った概念であると。
ああ、この続きが聞きたい。

個人的にはyoga sutraに出てくるカイヴァリヤ(真我独尊)やサンキャ哲学を思い出しました。
真理はひとつでも、常に多角的な面から説明されます。そのひとつひとつの面を揃えていけばいつか全貌が現れる…のかどうか。
ああ、この続きが知りたい。 

いかに社会に依存しないで生きていくことができるか、参加されたみなさんの気になるテーマのようです。自分で作物を作って自給して暮らす生き方へとシフトしていく時代…。誰もが同じように生きるのではなく、コミュニティの中でその一片を担えばいいのだと思います。みんながみんな同じように農業ができるとは限りませんから。水、食料、エネルギー。今は社会がそれを供給してくれていますが、当たり前のことが当たり前ではなくなったとき、さてどう行動するか。
災害が起きて被災地となったところでも人は助け合い生き延びることができます。
そういう備えをしているのかもしれないな、と思うこともあります。できればハードな局面でなくソフトな感じでゆるやかに、できることならその変化を 楽しみながら受け入れることができるといいな、と思います。

本間先生は月のカレンダーを使ってくださっていて、出会う前からカレンダーを通してつながりをいただいておりました。ご縁をつないでくださった方々に感謝申し上げます。



関連サイト : Googleで「本間真二郎」と検索

暦と暮らすこよみのクラス@ハナリンオフィス
暦と暮らすこよみのクラス@ハナリンオフィス  2023年12月7日(木)

福島県白河市にある「ハナリンオフィス」でこよみのお話会を開催していただきました。
ハナリンオフィス社長のハナリンさんは「福島をロハスなまちへ」とまちづくりをされています。食や健康、教育、そして精神世界や真実のお話会に至るまで、youtube配信やリアルお話会を開催して全国にファンのいる素敵な女性です。原発が爆発した後の荒廃した福島をどうにか再生したいという強い志に打たれた方々も数知れず。ハンリンオフィスで開催するイベントにはハナリンさん自らマクロヴィオティックランチを作り、スタッフや参加者みなさんが安心安全で美味しい食を通してものごとを伝えています。
月のカレンダーもお取り扱いいただいており、今回お話会を主催してくださいました。

暦と暮らすこよみのクラス@ハナリンオフィス

お話会が始まる前のハナリンさんお手製マクロビランチをみなさん楽しみにされていて、わたしたちもご一緒させていただきました。 すべてのものごとはつながっているので、食事の大切さや場所の持つエネルギーなどが整っていると、安心して臨むことができます。こういうところが白河にできたことで、まちも随分と活性化し潤いがもたらされていることと思います。ありがたいことです。

福島県内でのお話会だったのでご近所様もいらっしゃいました。遠くは神奈川県や宮城県からもご参加してくださいました。
「この話を聞くべくしてここに来たと確信しています!」と感動してくださった方々もいて、わたしたちもやり甲斐を感じています。

年内最後のお話会、感謝とともにまた新しい出会いをいただきました。

12月10日は福島県矢祭町で開催される「本間真二郎医師講演会」に参加します。
月のカレンダーの販売もさせていただけるので、ご参加されます方々との出会いが楽しみです。



関連サイト : ハナリンオフィス  ・ ハナリンのinstagram

大根を干す
ただいま福島  2023年12月2日(土)

ハイエースから煙が出た那須の大日向マルシェからはじまったこよみのお話会ツアー、那須の友人宅にお借りしていた車をお返しして無事に終えることができました。慌ただしく過ぎゆく日々、この車に助けられ無事に各会場に赴くことができました。感謝しかありません。
旅の間に妄想していた新ハイエースの必要はなくなり、これまで使っていたハイエースが無事に動くことがわかりました。なんだか狐につままれたような感じではありますが、
「理由はあとでわかる。(匠)」と言い張るので、そういうことにして福島まで帰りました。

お風呂を炊く

いない間に季節はどんどん変化を遂げ、咲き始めていた菊は満開を迎え今や凍てついています。土は凍り始め、いよいよマイナスの世界、本格的な冬の到来です。
これからいろいろなものが凍り始め、氷の谷となるまであとわずか。今頃ですが冬支度を始めています。やっとホームに帰ってきた感じです。

年内最後のこよみのお話会は福島県白河市にある「ハナリンオフィス」で開催します。あと数名ご参加可能です。ご興味あります方はお問い合わせください。

◆12月7日(木)  福島県 白河市 
《 ハナリンオフィス 》
場所:福島県白河市金勝寺60-10
時間:13:00~16:30
お問い合わせ:ohanakeiko2010@yahoo.co.jp(大花)までメール 
または電話 090-6701-3252 (ハナリンオフィス)
ハナリンオフィスのWEBサイト


暦と暮らすこよみのクラス@東京千住・ヰヱ
暦と暮らすこよみのクラス@東京千住・ヰヱ  2023年12月1日(金)

東京都北千住にあるコミュニティスペース東京千住・ヰヱ(イエ)にて、こよみのお話会を開催していただきました。昨年お話会に参加してくださった改田友子さんが主催してくださいました。
北千住の駅からほど近い町中にこんな素敵なスペースがあるなんて、着いてすぐその家の佇まいに感激しました。立派な紅葉のある一軒家での開催です。今回はオンラインとリアルのハイブリッドで行いました。
改田さんご家族は2020年にマルタ共和国へと旅に出て、語学とお子さんの教育を育まれてきたそうです。お昼ご飯は旦那様お手製のヴィーガンカレー、マルタ共和国のソウルフードと呼ばれるパスティッチというお菓子も手作りしてくれていました。

暦と暮らすこよみのクラス@東京千住・ヰヱ

遠方から来てくださった方もこちらとご縁のある方々に囲まれて一つのファミリーのような中でのお話会となりました。メールで暦をご注文くださっていた方もいて、嬉しい出会いもありました。
助産師さんがいらっしゃって、わたしたちの話を聞いて、
「赤ちゃんと同じことを言ってる!」とおっしゃっていました。
赤ちゃんは胎内記憶だけでなく、生まれてくる前の記憶を持っているそうです。

北千住といえば、わたしが大学生の頃にアルバイトをしていた場所でもあります。実は早く着いたので町を見ようとドライブしていたら商店街に迷い込んでしまいました。なんだか記憶の中での商店街とは異なりますが、方向的には昔通っていた通りと似ています。
「バイトしていたのは商店街の端っこにあるモスバーガーの上にある2階のマンションだったんだよね、」「あれモスバーガーじゃない?」
なんと、街並みは変わっていましたがありましたモスバーガー。マンションの階段を見て記憶が蘇ってきました。
「ここだ!」
当時のお店はもうありませんでしたが、懐かしの場所を通過しました。

そんな話を改田さんにしたら、
「私高校生のときにモスバーガーでバイトしていました!」
今はなき当時私が働いていたお店をご存知だとのこと。そして、そのお店の後にできたお店の人と仲良くしていたというではありませんか。
そんな不思議な答え合わせのようなエピソード、偶然だと思うことを拾い集めていった先には何が見つかるのでしょう。
30年ぶりに訪れた北千住、時を超えてまたつながれたことに感謝です。


関連サイト : 東京千住・ヰヱ
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