新月の瞬間は朝の3時26分

新月。
 2019年9月29日(日)

長月の新月です。新月ちょうどの瞬間は3時26分、月は天秤座に位置しています。
月のカレンダーと手帳にはブルーの背景で潮汐をデザインしています。新月、満月のときには大潮になるため、潮汐は高く表されています。よく見ると一番高い潮は新月満月の翌日か翌々日になっています。これは地球の自転による時差があるため、潮汐もその影響を受け一番高い大潮になるのは新月の翌日や翌々日だとうことをアメリカ人の研究者リーさんから教えてもらったからです。ふつうに考えると新月満月その瞬間に一番高い大潮になると考えがちですが、実は時差というものが生じているため実際の理論とは異なるのだということを知りました。
レタスの苗をいただきました。
昨日の押田マルシェに出展していた「グリーンルーツ」さんの育てたレタスの苗を畑に植えました。グリーンルーツさんは矢祭町で苗や花の販売をしている会社です。植物だけでなく、化石や恐竜のフィギュアなども販売していて社長の趣味の世界観が興味深い会社でもあります。社長の金澤さんはオランダで修行していた経歴を持ち、日本全国をまわって仕事の幅を広げています。志があれば世界はいかようにも広げられる、そんなイメージを持ちました。
月とカヌーの畑にも緑が生じて畑っぽくなりました。生ゴミを堆肥化させる菌ちゃん土づくりやバイオトイレの堆肥など、いのちの循環を目の前で感じられる小さな地球です。
コンポストから芽生えた南瓜の種が実をつけて南瓜ができました。植えていないのに収穫出来るなんて嬉しいですね。
今年も出揃いました。
いよいよ満月に向けて暦の印刷、製本作業が始まります。
2020年の月のカレンダーと手帳、どうぞお楽しみに!


押田製材所展示会、セリの様子

押田製材所展示会。
 2019年9月28日(土)

福島県矢祭町にある押田製材所の展示会内の押田マルシェに参加させていただきました。
押田製材所の展示会には様々な材木が並びます。業者やプロでなくても、個人でも様々な材木に触れ気持ちよく購入することができます。昨年からこの日を楽しみにしていた匠くんは「ちょっと見に行って来る。」と出展サイトを離れたまましばらく戻ってきませんでした。行ったり来たりしながらやっと戻ってきて、「欲しい材あったの?何本買った?」と聞けば、「束で買った。」とだけ。「束?」
見に行くと、数十本がまとめられた大きな塊がありました。フォークリフトで運ぶ大きさです。
「ハイエースじゃ無理…。」「配達してもらうから大丈夫。」
「これでパドルが何本作れる計算で〜。」とまだ見ぬ未来を想像して楽しそうです。お財布を持っていきましたが、お財布で支払える金額ではありませんでした。出展という名の購入だったのか…。匠くんはたくさんの材を手に入れることができて満足そう、わたしはカレンダーをちくちくと縫いながら、出展者の「山のごちそう本舗」さん、「グリーンルーツ」さんとのおしゃべりを楽しみました。山を下りて地域の方々と触れ合う機会が少ないので、こうして地域の方々の集う場所に参加させていただけることはとても貴重な場を与えていただいているとありがたく感じています。
午後、匠くんと交代でセリを拝見させてもらいました。来年はセリに参加してみようかな…、という気持ちになりました。出展という名で材木に触れられる貴重な一日、もちろん出展しなくても誰でも展示会に入場できます。自分で材を選んで購入したいと思っている友人知人のみなさん、是非来年一緒に参加しましょう。ご案内いたしますよ。

という訳で、発売日前に出展が決まっていたため急遽カレンダーと手帳を縫い上げました。おかげさまで最初の一冊が完成しました。〆切がある仕事はその後にいい影響を与えてくれます。


関連サイト :  押田製材所


ヨシ紙

手帳の校正。
 2019年9月27日(金)

手帳の校正に入りました。
手帳には年間ページ月間ページ週間ページがあり、ボイドタイムや七十二候のイラスト、歳時記など情報量がたくさんあります。歳時記は毎年アップデートしています。

注文していた葦紙が届きました。
琵琶湖水系に生えている葦が苅られて福井県の越前和紙の里で葦紙となり、福島県の山奥まで運ばれてカレンダーと手帳となります。時間と距離をかけた葦の旅です。
色を載せて紐で綴じられ、暦と姿を変えた葦は次の旅への準備をしています。まもなくみなさまのところへ旅立つ日が近づいてきました。
あらたなる葦の旅がはじまります。お楽しみに!


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ついに始まりました。

消費税値上げ、カレンダーの本体価格を値下げ。
 2019年9月25日(水)

まもなく10月、消費税率が10%になります。
それに伴い、カレンダーの本体価格を見直すことにしました。
いろいろなものが税率に伴い値上がりするであろうと考えられる中、わたしたちの月のカレンダーの本体価格を少しだけ値下げすることにしました。 (詳しい金額は後ほどカレンダーページにて記します。)A4サイズのカレンダーの税込価格1880円(本体1710円+税10%)です。
紙代やトナー代、材料費などは決して値下がりしないのですが、宣伝費や広告費等になるものにお金をかけない、梱包材もできるだけリサイクルしてあるものを使うことで考えました。
誰のために何をするか、先日読んだドラッカーの本から学びました。
いろいろなものが値上げされていく世の中になるかもしれません。消費税5%を訴えている政党もありますが、現政権はオリンピックの開催や消費税率の値上げなど、経済をお金主体で考えた政策をとっています。これからの時代は資本経済から知識経済へと向かい、いかに国民が幸せに生きられるような世の中にしていくのかに務めていく社会になります。そうならない社会であれば、いずれ崩壊して新しい社会をつくる人々が出てくることになります。それ以外にこの国が存在できる道はありません。まずはこのカレンダーがその小さなひとしずくとなりますよう。


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金のスタンプ

金色のスタンプ。
 2019年9月24日(火)

月のカレンダーの1月の絵の上には毎年金色のスタンプを押しています。1つのカレンダーが出来上がるまでには、印刷した紙にミシン目をつけて、12枚を重ねて千枚通しで穴をあけ、紐で綴じてから竹芯を通し、最後にひとつひとつに金色のスタンプを押して完成となります。
来年の1月の絵は、ある物語を1枚の絵に描きこみました。それに合わせて手彫りでスタンプを作りました。色が決まりスタンプが彫られ、いよいよ形が見えてきました。


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出揃いました!

秋分の日。
 2019年9月23日(月)

昼と夜の長さが等しくなる頃、秋分です。
春分と秋分のことを二分(にぶん)といいます。夏至と冬至を二至(にし)といい、合わせて二至二分という言葉があります。春分、秋分の日は太陽の動きによって決まります。地球は太陽の周りを1年かけて一回りします。地球の地軸は太陽に対して少し傾いているため、北極や南極が太陽を向く方向と反対を向く時期が生じます。そのため冬や夏といった季節が生じます。冬と夏の間が春と秋です。地軸が太陽に対して垂直になったときが春分点、秋分点で、その日が春分の日、秋分の日となります。昨年の秋分の日が9月22日だったのは、秋分点を通過する日が9月22日だったからです。
二至二分とは、地球が太陽の周りを一巡りする動きを四分割した太陽暦となります。

秋分の日の前後3日間は秋のお彼岸です。
彼岸という言葉を調べてみると、
「向こう側、対岸」
「仏道に精進して煩悩を脱し、涅槃に達した境地」
「雑節のひとつ」
とあります。
秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈みます。西方に沈む太陽に祈りを捧げる、拝むということが先祖に祈りを捧げることとつながり、煩悩を取り去り悟りに至るという仏教的な思想と結びつきお彼岸のお墓参りという行事になったのでしょう。仏教思想のように思えますが、他の仏教国にはない行事だそうで、「彼岸」は先祖崇拝、自然信仰、太陽信仰である「日願」という日本人観から生まれた日本独自の行事となったことが伺えます。

秋分の日は国民の祝日として「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日と定められています。太陽暦の節目としても、また彼岸という行事としても、今日という日は今日しかない貴重な一日です。今日もよき一日を。


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三国志

色校。
 2019年9月22日(日)

月のカレンダーの色校段階に入りました。色が載せられ絵が決まっていくと、いよいよ、という感じがします。ここまでが長い道のりでした。ここからもさらに長き道ではありますが、道なき道を行くのと目の前にある道を行くのとでは歩み方が違います。

先日上野の東京国立博物館で開催していた三国志展を見に行ってきました。三国志に関して知識がなかったので、古書を買って読み進めていたのですが、読みにくくて読みにくくてなかなか進みません。気分転換にと、匠くんと「Red Cliff」という映画を見ました。
わたしの解釈では、ここに登場する諸葛孔明とは陰陽師だったのではないかと考えています。頭がいいというだけではなく、森羅万象を読み解く知恵と知識とを身につけた人物だったのではないか、天体の動きを知り、天候を操る能力に長けていたことから戦略に役立つような奇術をいくつも導き出せたのではないでしょうか。
さて、天体の動きを知り、ということで言えば日本の天文学者渋川春海のことを思い浮かべます。日本で初めて地球儀を作り、日本の暦を編纂した人物です。来年の月のカレンダーにはそんな先人への敬意を込めて描いた絵が登場します。何月の絵となるか、お楽しみに。

はからめ月のカレンダー発売日は10月14日(月)満月です。
日々完成に向けてこつこつと作業しています。


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変わり続けよう、回り続けよう、今ここで、動き続けよう。

暦のお話会など。
 2019年9月21日(土)

わたしたちが作っている暦をもとに、暦からものごとの本質を考える機会をつくってみなさんと直接お会いする暦のお話会を開催しています。今年も徐々にスケジュールが決まってまいりましたのでお知らせします。
マルシェやイベントでの出展販売も予定しています。

はからめ月のカレンダー発売日は10月14日(月)満月です。

カレンダー発売日前ですが、矢祭町の押田製材所の展示会のマルシェに出展販売させていただく予定です。
●9月28日(土)押田製材所展示会 押田マルシェ@福島県矢祭町 
出展販売 8:00〜16:00くらいまで。
イベントページ

●10月13日(日)Organic cafe Soul Tree@宮城県仙台市
暦のお話会 11:00〜15:00
イベントページ

●10月14日(月)満月 ギャラリー迦哩迦@山形県山形市
暦のお話会  13:15〜16:30
タロットリーディング 予約制

●10月20日(日)GET WELL SOON@福島県棚倉町
暦のお話会  14:30〜17:30

●11月8日(金)ビオチェド@滋賀県大津市
暦のお話会 
イベントページ

●11月11日(月)穀菜食堂なばな @兵庫県尼崎市
暦のお話会

●11月23日(土)大日向マルシェ@栃木県那須町
出展販売 9:00〜12:30

みなさんとお会い出来るのを楽しみにしています。


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秋分が近づいています

秋彼岸入り
 2019年9月20日(金)

秋分の日の前後3日間は秋のお彼岸です。
秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じとなります。夕食用のクレソンを沢に摘みに行くときに、日に日に日の暮れるのが早くなったなぁと感じています。月の手帳の週間ページには週の始めの月曜日の東京の日の出日の入りの時間が記載されているので、だいたいの目安となります。今週の秋分の日の日の入りは17:38です。
クレソンが育っています。
カレンダーの下絵が揃ったところで色付け作業に入ります。手書きの絵にパソコンで色を載せていきます。ときどき外に出て草木や土に触れてエネルギーを養います。自然界の色はなんと美しいことか…。
キクイモの花
今はミョウガが最盛期、菊芋の花も咲き始めました。
畑にタネをまきました。
作業の合間に畑に種を蒔きました。土のある生活はいのちを育んでくれます。


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コスモスっこちゃん

秋桜
 2019年9月19日(木)

ただいまランド、福島にて月のカレンダーをデザインしています。ようやくイラストが揃いました。ここ一週間匠くんは森の中で、私は街の中で過ごしていました。地震、災害だけでなく、いろいろなことが起こります。ひとつひとつ向かい合って、手を抜かずに今与えられた課題に臨んでいくことで道が開けます。そうやってここまで辿り着きました。
一週間ぶりのはからめランドは…、すっかり秋になっていました。葉が落ち始めコスモスが咲き、空が高く澄んでいます。薪ストーブに火を入れ始める頃です。
カレンダーの製作とともに、手帳の製作も進めていきます。手帳はカレンダーよりも情報量が多くページ数も多いので時間がかかります。あせらず丁寧に、校正段階までは匠くんの手にかかっています。
まもなく秋分、秋のお彼岸です。
「 暑さ寒さも彼岸まで」
秋分を境に人々の意識も変化していくようです。


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中秋の名月はこんな感じ

中秋の名月
 2019年9月13日(金)

はじめに、毎年中秋の名月を目指して発売を開始していた「はからめ月のカレンダー」と「はからめ月の手帳」ですが、今年は、少し発売日を遅らせて10月14日の満月発売とさせて頂きます。ただいま心を込めて制作中ですのでもう少しの間お待ちくださいませ。

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中秋の名月と呼ばれる月が見える今晩、よし子は家族用事で関東に行っており、はからめランドには僕一人。寂しくはない・・・。
一人で一人分のコーヒー豆を挽いて、一人分のコーヒーを入れる。パンを切るのも一人分だし「いただきま〜す」の声も一人分の声だけが部屋に響くだけ。「今日は洗濯しようか?」と聞かなくても、自分がそう思ったならば一人で洗濯をすれば良い。「今日のお昼は何食べようか?」なんて聞かなくても、自分で考えた通りの食事をすれば良い。あれやってとかこれやってとか言われることもない。いつも暮らしている家が広く感じる。今日とか明日はヘンリー・D・ソローがウォールデンで暮らしていた小屋よりちょっと広いくらいが良い。
一人でも自然と声を出すことがある。朝、目を開けてみると時計は6時30分ちょっと前、そのまま寝ててもいのだけれど「起きた方がいいよね」と何かに話しかけて「んん〜ん」って言いながら起きる。外に出ると「おはよう」、これはよし子がいても毎日何かに挨拶をする。小鳥がいつものところにいると「おつとめご苦労さま」と、これは何かではなく小鳥に向かって挨拶をする。倉庫に入るときは「お邪魔しま〜す」と必ず挨拶をする、その相手は一応ヘビにということにしているのは「今から入るから上からボトッて落ちてこないでね」というニュアンスを含めて。そして「今日も1日よろしくお願いしま〜す」と、何かに向かって。
そんな何かと一緒にここでの生活をしているのを一人でいると、二人の時よりも感じる。そんな何かと一緒に僕、僕たちは月の暦を作っているわけだ。使える体は僕とよし子の2体しかないけれど、今のところは2体で大丈夫、それ以上のことをやろうとはしていない。
そして、僕が暦を通してできるだけ多くの人に伝えたいのは実はこの「何か」ってさっきから言っているやつのこと。これを難しくない言葉にして伝えられるように僕はいま勉強中なのだ。

そんなことを考えている一人の中秋の名月だ。
「一人でも寂しくはない」と言える相手がいた方が良いので二人の方がいいかな。

佐賀、千葉で仲間が支援活動を行なっている。自分は福島にいながらできることを。OPEN JAPANの緊急支援プロジェクトチームの活動をぜひ気にしていただけると有難い。


関連サイト :  OPEN JAPAN


はからめ月のカレンダーの制作風景

重陽
 2019年9月9日

今日は陽数の極である9が重なるめでたい日といわれる新暦の重陽です。旧暦の時代の暦が新暦に置き換えられると数字だけでその日を特定することになりますが、本来は月の満ち欠けで行われていたことを思い出せば、そこから考えることができます。

各地で台風の被害がありました。こちらの森では小川が増水して対岸へ渡る橋を濁流が越え、林道だったところが川となり対岸へは渡れない状況でした。午後になり台風が過ぎ去り辺りを見ると、水は引いていましたがコスモスや菊芋など真っすぐ上に伸びる植物はすべてなぎ倒されていました。明日の片付けが大変です。

ここ数日机に向かって絵を描いています。カレンダーの12枚の絵は手書きしたものを加工しています。

さて、ここ数年中秋の名月を発売日としておりました「はからめ月のカレンダー」の2020年版の発売日を決めました。10月14日、長月の望月といたします。

郵便料金も消費税の影響を受け、カレンダーの価格も消費税の影響を受け、私たちの生活も消費税の影響を受けます。消費税10%とは、10分の1が消費税、ものの1割は消費税です。税金を払うことにより、この国がより生きやすく暮らしやすく幸せな社会となればいいのですが、果たしてそれを実感できるのでしょうか。

先日「ドラッカー入門」という本を読みました。企業は社会のために存在する、会社は個々の幸せのために何をするかの集合体であるとの考え方に深く頷きました。
消費税率が上がることにより、カレンダーの本体価格の見直しを検討しています。


はからめ月のカレンダーの制作風景

はからめ月のカレンダー製作中
 2019年9月5日

ムーンサークルカレンダーの入稿を終え、今は同時進行しているはからめ月のカレンダーのデザインをしている日々です。この一年、体験したこと感じたことを通して2020年の暦を作っています。変わらない規則的な情報もあれば、変わりつつある時代の流れのようなものもあります。言葉で表現するもの、絵で表現するもの、気持ちを込めるもの、ひとつひとつ綴っています。

2020年というこれから体験する一年間を12枚の紙に表して使えるものとする作業は、これまでそとへそとへと向かっていたものからうちへうちへとこもる段階へ入りました。とはいえ世界は動いていますから、森で暮らす自分たちの生活だけが切り離れている訳ではありません。

いろいろなことが起こります。地球規模で、国内規模で、町のあちこちで、そして自分のまわりで。大きな事も小さな事も、他人事でも自分事でも、すべてがまるで呼応しあっているように感じます。あなたに起きていることは、わたしにも影響している。すべてが関わり合って、つながり合ってその連鎖がこの地球を作りました。あまりにも多様化して、まるで自分と他人は切り離れて存在しているかのような錯覚に陥りますが、細胞の分子の粒子のレベルまで遡らずとも、地球というひとつの生命体の中に生きているいのちという共通点を見れば、すべてが影響し合って今があることを信じられるのではないでしょうか。ぶっとんだ話のように聞こえるかもしれませんが、今この世界で起きている事は確実に自分のことにつながっています。だからこそわたしはこの暦を作るのです。自分のためだけでなく、つながるすべてのもののために。

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