モーニングヨガ
The Colman Camp in 嬬恋 2019年7月26〜28日

アウトドアメーカーのコールマン主催の2泊3日のキャンプイベントが群馬県嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場にて開催されました。ライブありワークショップあり、300人規模のキャンプインフェスです。わたしはモーニングヨガの指導で参加させていただきました。 フリーキャンプエリアとサポートキャンプエリアがあり、コールマンならではの企画でキャンプの達人と初めてのキャンプ体験者への配慮がなされていました。テントの立て方と撤収の仕方をスタッフが指導してくれるので、キャンプに自信がなくても安心して参加できます。
興味を持ったコーナーは「デジタルデトックス」というコンセプトの携帯お預かりサービスでした。自然の中で過ごしている間は携帯電話のことを忘れよう、とコールマンスタッフが携帯電話をお預かりするサービスカウンターがありました。携帯のつながらないところに住んでいるわたしたちは毎日がデジタルデトックスといえるのか、このアイディアはとてもいいなぁと思いました。

モーニングヨガ

梅雨明け前の天候は、毎日雨の合間に時々晴れ間が差す感じのあやふやな天気状況でした。
天候によりヨガの開催は直前までわからなかったのですが、二日間とも早朝は天候に恵まれ、清々しい空の下でヨガを行う事ができました。高台から眺める湖と山々、大きな空を眺めての草の上でのヨガは、心と体に効いたのではないでしょうか。山なので傾斜がありましたが、最高の景色でした。

目の前にあるバラキ湖ではカヌー体験を開催しました。主催していたのは高知県四万十川のほとりから四万十塾の方々。匠くんは四万十塾永遠のスタッフ、もちろんガイドとしてお手伝いに勤しんでいました。四万十塾サポーターのみなさんもおなじみの方々ばかりで、一緒に楽しい夜を過ごさせていただきました。
カヌー体験
今回のコールマンキャンプ、ステージがとってもよかったです。
Martin.Coというギターのメーカーが参加していて、出演者もギターの凄腕がラインナップされていました。いい音、いい音楽、かなりクオリティが高かったです。
フジロックからそのまま来たバンドもいました。
「なんかいいですね、山の中で秘密のキャンプみたいで。電気じゃなくてランタン灯して、携帯もデトックスしてるんでしょ。」とこのコンセプトにすごくノって、雨の中何度もアンコールに応えてくれました。
四万十メンバーと記念撮影
被災地への支援品提供を通して、オープンジャパンや被災地を支えてくれているコールマンのスタッフの方々にも久しぶりにお会い出来ました。キャンプと防災、以外と近いところにあると思います。楽しんで経験するキャンプ、否応無しに経験するキャンプ、どちらも便利なキャンプ用品があってこそ快適に過ごせます。道具は大事です。大雨キャンプを経験すると、そろそろ道具のメンテや交換などを考えます。こうしていろいろなキャンプ道具を見る機会があると、次に交換するときにはどれを選ぼうかな、と欲しいものを探したくなりました。
雨も晴れもライブもワークショップも経験した贅沢なコールマンキャンプ、お会い出来た皆様に感謝申し上げます。ここで体験した事を生かして、次に臨みたいと思います。


関連サイト The Coleman Camp


時間をはずした日
時間をはずした日。 2019年7月25日(木)

マヤ暦の研究者ホゼ・アグエイアス氏が1990年に作った「13の月の暦」によれば、7月26日が銀河の新年、24日は大晦日、25日は「時間をはずして過ごす日」とされています。
この暦は1ヶ月を28日とし1年を13ヶ月とする太陽暦で、計算すると28日×13ヶ月=364日となります。太陽暦の1年365日に1日足りないので、1年の始まりの前日に「時間をはずした日」をもうけ364+1=365日としました。
マヤンカレンダー
「Time is moneyからTime is Art」へ、この暦はニューエイジ思想家であるホゼ氏のメッセージが込められた、既存の社会への変革を促すような暦です。ホゼ&ロイディーン(奥さん)が来日されたときにはわたしも勉強会に参加し、興味深く暦の世界観を感じとりました。ホゼ氏は2011年に亡くなりましたが、ドリームスペルとよばれる「13の月の暦」は日本でも使われるようになりました。時間に関する考え方や社会生活における人々の意識を取り戻すためにはとても面白い暦だと思います。
どんな精神的な教えよりも偉大なものが時間の贈り物です
つまらないと思う社会より、ワクワクする社会の方がいいですよね。
政治の世界からだけでなく、暦の世界からも様々なアプローチがあります。自分は何に興味があるのか、何が好きで何が楽しいのか。それぞれの人が好きな事、楽しいことに意識を向ければ、自ずと真実が見えてきます。1年に1日くらい、時間という概念に縛られずに過ごす日があってもいいと思います。時間をお金に換算しない生き方、これこそが今の社会に必要なことだと思っています。


ナベさんとアユ
鮎と選挙。 2019年7月21〜22日

ナベさんが1年ぶりに来訪してくれました。
ナベさんは千葉県在住の釣り好きの高校の国語の先生です。匠が四万十川でカヌーガイドをしていた時のツアーに参加してくれたことがきっかけで出会いました。
私たちが福島に移住し、テント生活をしている頃からはからめランドを訪れては、ここでの暮らしを見守り続けてくれているひとりです。
ナベさんと
久慈川での鮎釣りを楽しみ、鮎を肴にはからめランドで夜を過ごし、寝袋で朝を迎えて早朝に釣り日記とキャンプ日記を書く、というのが旅好きで計画性のあるナベさんの過ごし方となっています。

楽しい話の間にも選挙結果が気になってニュースをチェックしました。
今回の選挙は投票率が戦後2番目に低かったそうですが、私たちにとっては一番関心が高い選挙となりました。テレビがないのでどんな報道がされていたのか気になるところですが、重度障害者の国会議員が誕生した事はこの国の未来を大きく変えていける可能性を持ちます。日本だけでなく、世界に発信したい前進したニュースです。
参議院選挙は終わりましたが、ここからが学びと行動のとき、これから日本が大きく動き出します。経験している世界が異なる人同士が話せば話す程、興味深い気づきや発見があります。同じ志しや同じ意見の人たちだけでは変わらないのが今の世の中です。
ダイバーシティ、SDGs。
キーワードはいたるところに置かれていますが、その意味と実践を伴う生き方が今日から始まります。
山本太郎と大西つねき
今回の選挙、はからめランドのポストに届いた応援ハガキが、候補者ごとにすごいタイミングでやってきました。この1枚に込められたメッセージが確実に響いていることを実感します。
世の中が動き出すときにはいろいろなサインがあり、自分たちの行動への答え合わせをしているかのようでした。政治を面白くしていくのは、私たち市民の意識の目覚めと真実の探求です。この国はもっとよくなります。よくしていこうとするひとりひとりの行動で。


れいわ新選組街頭演説
夏土用、そして選挙。 2019年7月20日(土)

立秋の前の18日間は夏の土用です。土の気が盛んになるといわれています。
季節と季節の間にある土用の期間は、気候の変化に応じて体調を整えたり、大地のエネルギーを蓄えるようにして過ごされる方もいると思います。梅雨時期の天候による日照不足に悩まされる地域も多く、農作物に影響が出ています。植物に影響があるということは、人間にも影響しているのは言うまでもありません。土用の養生という言葉があるように、体調管理は常日頃からの心がけが大切です。
れいわ新選組街頭演説
群馬県への道中、栃木県宇都宮駅前で行われていた選挙演説に足を運びました。

演説をしていたのは「れいわ新選組」の山本太郎氏。
報道はされませんでしたが、山本太郎さんは被災地へも足を運び、自らもボランティア活動をされています。被災地の現状を知る事により、国会への呼びかけで国の予算で災害時に重機を使用できるような法案を通してくれました。これにより地域住民の方々も現場にいる仲間たちも被災地への支援活動がよりよくなっていったこと実感しています。

演説では誰もが幸せになれるような世の中をつくるために働くことを訴えていました。現在この国には年間2万人以上の自殺者がいます。自殺未遂者は50万人にも昇ります。
「死にたくなるような世の中やめにしませんか?誰もが生きてていいという世の中にしたいんです!」山本太郎さんは比例代表の特定枠を使って、障害者の方々を国会へ送ることにしています。山本さんご自身は比例第3番目となります。健常者による健常者が決めたこの生きにくい世の中の制度を変えていくには、障害がある方々の声が大きな意味を持ちます。障害がない人々も、いずれ年をとって体が不自由になるかもしれません。生産性をあげられる人々だけがつくる世の中は息苦しく、生きている事を諦める20〜30代がたくさんいるのです。

GO VOTE!選挙に行こう!!
(イラスト:MISATO YUGI)

今回の選挙に「れいわ新選組」から立候補した10名は今の日本の問題をすべて浮き彫りにしていますね。今回の選挙だけでなく、これからの政治を動かしていくための大きなはじまりを感じました。この動きは無視出来ません。だれもが当事者です。

見れば被災地で一緒にボランティア活動をした仲間や、オーガニックマルシェで顔を合わせた仲間たちが演説を聞きに来ていました。
テレビやラジオでは取り上げられなかったようですが、山本太郎率いる「れいわ新選組」の立候補者の政策や方針には心を動かされます。
政治が面白くなってきました。
戦う、勝つ負けるだけではない、本当のコミュニケーションがこれから始まります。


壁ふさぐ
珈琲香房。 2019年7月10日(水)

矢祭町にあるスペシャリティコーヒーを扱うお店、珈琲香房さんにお手伝いに伺いました。
水曜日はお店の定休日なので、今日は煙突掃除屋さんもメンテナンスに来ていました。
私たちの役目は倉庫の壁の隙間を塞ぐための板張りです。足場がないため、ますは足場の確保から。
「頭は使わなければってことだねぇ〜。」と店主の長谷川さん。
匠の足場作戦、あるものでササッとよく思いついたなぁと私も関心しました。こういう機転が利くかどうかで作業効率がかなり変わります。
あらかじめ材と道具を用意していただいていたので、作業は午前中に終わりました。

珈琲香房さんでは、香り高く焙煎された豆の数々と季節毎のオリジナルブレンドが楽しめます。
以前カヌーのツアーでお出しした際には、豆の封を開けたとたんに香りが広がって、ゲストのみなさんが予定より多く珈琲タイムを望まれ、予備に持っていった豆もすべて使い切ってしまうほどに人気でした。選び抜かれた豆を店内で焙煎しているので、鮮度抜群です。
壁ふさぐ
店内では作家モノの色とりどりのカップを選ぶことができるのも面白いところ。手作りスイーツも甘さのバランスがちょうどよく、とても美味しいです。
珈琲豆を買いに行くご縁で声をかけていただき、ときどき薪作業をお手伝いさせてもらっています。
わたしたちの山の生活にはおいしい珈琲やお酒という嗜好品が喜びを与えてくれています。それを楽しめる健康な体があるというこは何よりもありがたいことです。健康でなければほとんどの嗜好品は楽しめません。病気になってから気づくことも多いですが、普段の暮らしの中で心がけていけたらいいですね。歯科医が書いた『自然治癒力が上がる食事』という本によると、食事療法で虫歯も削ったり抜いたりせずに自然治癒でき、さらに虫歯や歯周病だけでなく、あらゆる病気の改善ができるというのです。

心の問題も体の問題も食べ物が関係している事は明らかです。誰もが簡単に手にできる食べ物の中にいろいろな添加物が含まれるようになってから病気になる人が増えてきました。添加物や農薬のことを調べていくと、体に影響が出ることよりも、その商品を売りたいが故に法の目をかいくぐっている事実に行き当たります。
「体に影響が出るレベルではない」 「この農薬の散布は2回まで」などかなり曖昧です。
誰の体に影響が出ないでしょうか、妊婦や乳幼児や病気の人にも影響はないのでしょうか。
散布は2回までと書いてある注意書きを守っているかどうかを、どうやって見極める事ができるのでしょうか。
モラルに訴えかけるようでは規則は必要ありません。

この社会構造を作っているのは政治経済を動かしている人たちであるということを考えれば、選挙に投じる自分の1票がこの国に対する意思表示であるといえます。この国では今飲んでいる水も、吸っている空気も、政治経済がコントロールしているということです。

GO VOTE!選挙に行こう!!
(イラスト:MISATO YUGI)

選挙に行きましょう。
投票するにあたって、誰が何を言っているのか、自分の目と耳で確かめましょう。テレビラジオ新聞などのマスコミは報道をコントロールしているようですね。先日も社会現象として選挙を扱おうとした番組が突然打ち切られたと知り、この国の闇が表に現れてきたことを感じました。
https://www.youtube.com/watch?v=9tLa01AwuJE

立候補者の演説や政策はインターネットで調べることができます。
「選挙で何も(いい方に)変わらないじゃないか。」と思っていると、気づかないうちに「選挙に行かなかったから(悪い方に)変わってしまった。」ということになるかもしれません。
わたしは何を望むのか。
消費税をもっとたくさん払いたいのか、賃金は減ってもいいのか、税金で不必要なものを海外から購入してもいいのか、水道代値上げされてもいいのか、家庭菜園を禁止されてもいいのか、遺伝子組み換え表示なしの食品が店頭に並んでもいいのか、戦争に参加するようになってもいいのか。
それが民意であるのかどうか、はっきりさせましょう。


砂利敷き
砂利道。 2019年7月9日(火)

はからめランドへの道は困難な道です。アスファルトの道路から舗装されていない細い林道に入って車で約2km走って辿り着きます。雨が降ればぬかるみ、暗くなれば道を踏み外す危険度が増します。落ちた車をレスキューしたこともしばしば。車がスタックしてしまうので、以前は河原で拾える分だけ石を拾ってきては道に入れていました。数年前にジャリを入れる、という発想にいきつき、ご近所さんにお願いして軽トラでジャリを分けてもらいました。そのうち「町からジャリを購入出来る」ことを知り、今年で3年目、毎年4トン車5台分のジャリを購入し、トラックが入れる道の入り口付近にジャリを降ろしてもらって、ユンボで軽トラに乗せ変えて、17〜20往復してスコップで道に敷き詰めています。かなりの重労働ですが、2〜3日がんばればできるので覚悟を決めてやっています。

同じ道を使用しているお隣さんが手伝ってくれます。作業の合間に話を聞くと、
「昔ここの道は桟橋で、木が腐って車ごと谷に転落して車がめちゃくちゃになった。そのときは隣が大きなユンボを持っていたから大きな石を入れて、ダンプ2杯くらいジャリを入れて固めて通れるようにした。」「あの山の道が崩れて通れなくなったから、あそこは営林署に言って山を切り開いてもらって道をつくった。それまでは道はあっちだった。」という、この道に至るまでの逸話を教えてもらいました。まさに困難な道を通りぬけてきていました。

「この辺りには人が住んでいるこういう場所が他にもあるんですか?」
「ないね。ここだけだ。」
道沿いにはいくつかの休耕田があります。
「以前は田んぼをやっていたのですか?」
「何十年か前はね。結(ゆい)でやってたから、お祭り騒ぎだった。朝5時に来て、みんな飲みながらやって、昼食べて飲んで夜食べて飲んでまた翌日来る。」「朝から飲んじゃって田植えできるんですか?」「(田植えが)終わるまで(何日も)やるんだ。」
「大変ですね…。」「大変だ。」
家のおかみさんは朝4時前に起きて毎日10人分の朝食とお酒の用意、昼食夕食作りを田植えが終わるまで何日間もやっていたそうです。
砂利とよし子

衆議院選挙がはじまっています。困難な道を選び、政治からこの世界を変えていこうとする勇気ある人たちがいます。テレビのない私たちは、インターネットで街頭演説や政見放送を見ています。ネット上では話題になっていますが、テレビでは取り上げられていない立候補者たちがいます。この人たちの訴えを聞くと、政治の世界を面白く、分かりやすく、本気で日本を変えようとしている人たちだと感動します。現政権を変えないために報道規制されているのか、テレビ等のマスメディアでは放映されていないため、ネットを見ない人たちには知る機会が与えられないという困難な道を歩んでいますが、本気で民衆のために動いています。

人生に迷ったら困難な道を選べ、という先人のアドバイスがありますね。今の時代、困難な道を選べる勇気ある人はどれくらいいるでしょう。そこへ至る道は困難だとしても、辿り着きたい行き先があるので人は道を歩み続けます。そうやって先人達は今を獲得してきたのです。

テレビやラジオの仕事をしている著名人たちには、宗教、政治の話はタブー視されている感がありますね。局の洗脳にもの言えないのであれば、選曲でメッセージを伝えたり、作品で表現してください。「れいわ」になった今こそ、昭和平成の既成概念を打ち破り、宗教について、政治について自由に語れる国にしていかなければこの国は消えます。ミュージシャン、アーティスト、今こそ本気で伝えてください。ボブマーリーやジョンレノン、忌野清志郎のメッセージが、彼らがいなくなったからといってなくなる訳がないと思っています。


関連サイト YouTube『目覚まし時計は歌う』忌野清志郎


7月の絵は木組み工法
15年目の七夕  2019年7月7日(日)七夕

はからめ月のカレンダーの7月の絵は「木組み」。木と木を「組む」。「繋げる」「くっつける」や「留める」ではなく、「組む」っていうのはなんだか気持ちが良い。がっちり組まれた木同士は左右上下前後のズレ、歪み、引き抜き、アソビ、といった隙間のイメージを全て排除してくれる。ザ・ハイジョーズ、はい上手!
昨年の7月の工房の建築、それまでに刻んでおいた丸太を一気に組み上げた。長野から、311以降に石巻や他被災地で活動を共にした仲間キヨくんが完璧なタイミングで手を貸してくれたことをこの木組みを見るたびに思い出す。
最近、近所の方々が時々うちに来ると、この工法を見て「今、これ(木組み)ができる大工がいなくなった・・・」と口を合わせて言う。それを聞いていつも思うことは、今の大工さんがこの木組み工法が技術的に「出来なくなった」のではなくて、「やらなくなった」だけであるということだ。正確に言うとやってもそれに対する対価を受け取りにくくなった・・・ということか。仕事として毎日のように木組みの工法をやり続けるための需要もないので、もちろんその用意、準備もしなくなるし、工場における広さの確保もしなくなるので仕事も受けなくなる・・・。すると当たり前だが技術も引き継がれなくなる・・・。そして新建材や金具をいくつも使わなければ建築基準を満たさないなどといった訳のわからない世界に突入といったわけだ。どちらの世界が面白いだろうか。育った木をできるだけそのままの形を保ちつつ組みあげる木組みの技法、技術的な視点から見れば、正直言って僕ができるのだから 、ほとんどの大工さんはやろうと思ったらできると思う。
なぜ僕が出来て、本職の大工が出来ないのか、答えは簡単、「プロ」と「アマチュア」の違いである。アレ?・・・ほとんどの日本人が持っている「プロ」という言葉と「アマチュア」という言葉の認識にズレがあることに気が付くかな・・・?(これは話がズレて長くなるので別の機会に話したいと思う。)
木組み工法
突然だけれどここですこしお金の話。お金・・・欲しいですか?と聞かれたら、「欲しい!」と即答する方もいるだろうし「そりゃ、無いよりはあった方が良いから欲しいかな・・・。」と答える方もいるだろう。よっぽどのお金持ちは「いらない」と答えるかもしれないが、正確には「いらない」ではなく「これ以上欲しいとは思っていない」ということなので、「無いよりはあった方が良い」と同じ考え方であると言える。そんなこと改めてここで言わなくてもわかると思うが圧倒的多数の方々はお金を「欲しい」のだ。
その圧倒的多数の人たちがお金をもっと稼ぐためには、1人や2人を満足させるのではなく、圧倒的多数の人たちを満足させるような仕事を考え、頭や体を使い、圧倒的多数の方々からお金を自分達に流してもらうようにするのは当たり前のことだ。
この先順序立てて話さなくてもわかると思うが、この流れを難しく考えずに続けていくと、結果大工さんは手間や時間がかかる木組み工法をしなくなるのだ。(飛びすぎ?)
これはお金に限らずなのだが、圧倒的多数の人間の、圧倒的多数の人間による、圧倒的多数の人間のための世の中が、知らず知らずのうちにできあがってしまっているのだ。すでに。
面白くない世界では、面白くない意見が飛び交い、面白くない人がちやほやされ、みんなで一生懸命がんばって面白くない世界を築きあげている。
ザックリヒトコトデイウト、「圧倒的多数を相手にする圧倒的多数になったら面白くない」ということだ。もしあなたがこの世の中を面白くないと感じ抜け出したいと思っているのであれば、抜け出すのは簡単だ。「圧倒的多数を相手にしない!」これであると僕は本気で思っている。
いま、常に本番の世界に生きている僕たちはそれを選べる時間を生きている。日本の国会議員の圧倒的多数は健常者、その中に障がい者が入っている方が面白い。圧倒的多数の変化できないと思わされ現状維持を望む人に政治家投票するより、本当に変化することが可能なのであると本気で立ち向かっている人に投票する方が面白い。良いか悪いかは誰も分からないと思うけれど、面白いか面白くないかは僕は心の底からはっきりと分かっている。
あ、そうそう、七夕は僕たちの結婚記念日。 15年間(もっとだけれど)一緒にいてくれて、♪サンキューべりまっち、どおもありが〜と〜お♪(匠)


天然酵母パン屋さん『GET WELL SOON』
GET WELL SOON。 2019年7月6日(土)

お隣の棚倉町にリニューアルオープンした天然酵母パン屋さん『GET WELL SOON』の施工者お疲れ様会に呼んでいただきました。水郡線中豊駅前の日本家屋の大きなお屋敷が新店舗となり、施工業者BANKSの社員の方々、大工さん、電気屋さん、石材屋さん、材木屋さん、森林組合さん、薪ストーブ屋さんに加えて、ほんの少しの床張り作業をお手伝いをした私たちもお招きいただきました。ちょっと早めに伺って、差し入れ料理と食器等などを持参してお手伝い兼楽しませていただきました。
森林組合の方が東京在住時代にカレンダーを使っていてくださったり、わたしたちが購入した薪ストーブ屋さんの方とお会い出来たり、出会いとは面白いタイミングでやってきます。

この日の午前中、昨日矢祭町の酒蔵でお会いした『農業法人でんぱた』の鈴木さんがはからめランドを訪ねてくれ、お茶をしながらGET WELL SOONのパンをお出しして「夕方からこちらの棚倉町にあるパン屋さんに行くんです、」とお話ししたら、「親戚の人が同じ部落で、知っている人ですよ。」と、今日の夕方会う方のお名前が出てきました。つくづく出会いの面白さを再確認します。
天然酵母パン屋さん『GET WELL SOON』
このわたしたちの大好きな天然酵母パンGETさん、カフェも始める準備をしています。素敵な場所がどんどん広がっていきます。嬉しさとともに、絵里子さんを通して素敵な方々とのご縁をいただけるありがたさに感謝の気持ちで帰路に着きました。古い日本家屋のなんともいえない情緒溢れる店内は、居心地がいいのでゆっくりしたくなると思います。カフェができたらますます人気店になるでしょうね。


関連サイト GET WELL SOON ・ 農業法人でんぱた


矢澤酒造
矢澤酒造店。 2019年7月5日(金)

福島県最南端の酒蔵、矢澤酒造の蔵人バーベキューに呼んでいただきました。
矢澤酒造は矢祭町にある酒蔵で、同じ町にある小料理屋「さかな家」さんのカウンターで矢澤社長と隣合わせたのがご縁です。昨年に引き続き2回目の参加、顔見知りになった杜氏さん、蔵人さんと一緒に杯を交わします。量に限りがあるため杜氏しか飲めないという貴重な純米大吟醸をいただきました。東京からいらしているスタッフの方々ともお話でき、楽しい時間を過ごさせていただきました。
二次会はタクシーで夜の矢祭町へ、といってもギラギラした繁華街でなく畑の中にポツンとあるスナックに連れていってもらいました。今日はなんとママの誕生日ということで、最後はみんなでカラオケで「ハッピーバースデイ」を歌って帰ってきました。町外の山林にひっそり暮らしている私たちに、蔵人内のイベントにお声がけいただき嬉しい限りです。女性の笑顔溢れる明るい矢澤酒造、国内のみならず海外へも視野を広げているそうで、これからますます注目を浴びることになりそうです。酒蔵見学も受けてくれるそうなので、東北の玄関口、福島県最南端の矢祭町の酒蔵へ足を運ばれる旅人も増えてくるかもしれません。矢祭町にはいい材木屋とおいしい小料理屋もありますよ。


関連サイト 矢澤酒造店
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