ありがとう、はからめ号

ありがとう、はからめ号。 2017年2月27

ランドをあとに、静岡〜岐阜〜宮城へと一週間の旅です。
途中都内を通過するので友人と会いました。オリバーストーン監督が日本人に何を伝えたいのかが知りたかったので、友人を誘って映画「スノーデン」を観ました。インターネットが個人だけでなく、国単位で情報を監視している事実は周知のことかもしれませんが、そういう社会で生きているということを知って、目覚めて行動していかなければという気持ちにさせられました。
こんにちは、はからめ号
27日、横浜から静岡県磐田市へ。
阿蘇でのボランティア活動を共にした大工のやっさんにお世話になります。工房の建築に役立つ道具をいただきました。
28日、岐阜県中津川市へ。
これまで苦楽を共にした「はからめ号」が「ニューはからめ号」になりました。
夕方、常総市からボランティア仲間が到着。次の災害に備えてオープンジャパンで管理している物資を石巻市、常総市、中津川市へと分けて保管していて、その整理に来たタイミングで合流しました。久しぶりに災害現場以外で会う仲間と夜遅くまで語り合いました。
バックモニターの取り付けに苦戦しながらも、無事ニューはからめ号を仲間として、最初の任務地宮城県石巻市へ向かいます。(よ)


関連サイト 映画『スノ−デン』




誕生日の匠

如月 2017年2月26

今日から如月、旧暦の二月です。お昼前、匠くんが森の作業から戻ってきました。なんだかいつもと違う顔、どうやらユンボのアクシデントがあったみたいです。匠くんにケガはありませんでしたが、ユンボのオイルが漏れていて傷は深そうです。お昼から午後にかけてお隣さんなどにお世話になりながら体勢立て直し・・・。
まもなく日も暮れる頃、今日はここまで、修理など今後のことは、旅から帰ってきてからになります。(よ)




オープンジャパン報告書製作

報告書合宿 2017年2月21〜23日

石巻からOPEN JAPAN理事の助さんがやってきました。一般社団法人OPEN JAPANはわたしたちが活動しているボランティア団体です。東日本大震災から継続して今も災害地支援を行っています。3月11日を前にOPEN JAPANの活動報告書を制作しています。デザイン、編集などを匠が担当しており、各地で活動しているメンバーとメールでやり取りをしている中、こちらに直接助さんが来て「ちょっとここの原稿、」「写真はやっぱりこっちの方を使って…」「やっぱりここはこう…」と、はからめランドで報告書制作合宿のようなことになっています。
メカブ
石巻ではワカメ漁が始まり、助さんから採れたてのメカブをいただいきました。ワカメやメカブの季節が廻って来ると一年のサイクルを感じます。四季があるからこそ季節ごとの変化や食を楽しむことができる、ありがたいことです。冬のあとにやってくる春の喜びは、徐々に日本列島全土に広がってすべてに降り注がれます。
石巻にも、ここ福島にも、また春がやってきます。(よ)


関連サイト OPEN JAPAN




誕生日の匠

誕生日カレンダー旅行 2017年2月19〜20日

2017年の暦作業を大方整理し、来年の暦作業に取りかかっています。カレンダー旅行という名目で一泊二日県内での匠くんお誕生日旅行を企画しました。
はじまりの美術館で、たっちゃんと
「はじまりの美術館」(猪苗代)
アールブリュットと呼ばれる分野の美術館です。亀岡にある「みずのき美術館」と同じコンセプトです。美術館は酒蔵を改装して作られていて、建築物としても興味深いです。
知人であるたっちゃんがキュレーターをつとめていました。
つきとおひさまで、としくんと
「食堂つきとおひさま」(喜多方)
古民家を改装した素敵なカフェ。友人のトシくんと。
宿の部屋から見る蔵座敷美術館
冬季閉館中の蔵座敷美術館を特別に案内していただきました。
蔵座敷とは 蔵の中に座敷をつくったことからそう呼ばれているそうです。
竹久夢二の絵や日本画、小道具など旅館の三代目が画商をしていたときの逸品が展示されています。
喜多方には朝ラーという文化があり、朝7時からやっているラーメン屋さんがいくつかあります。石を投げればラーメン屋に当たる、ラーメン屋の隣もラーメン屋、お向かいもはす向かいもラーメン屋、蔵とラーメン文化に支えられている町喜多方、素敵なお店とも出会えたのでまた訪れたいと思います。(よ)


関連サイト はじまりの美術館 ・ 食堂つきとおひさま




白河だるま市

小正月 建国記念の日 2017年2月11日(土)

元日を中心とした正月を「大正月」と呼ぶのに対して、旧暦では新年最初の満月の日を「小正月」といいます。月のリズムで暮らしていると、大正月は常に新月、小正月は常に満月となることが分かります。この日までを松の内とし、門松もこの日まで飾ります。調べてみると、この日に正月飾りなどを焼く「左義長(さぎちょう)」を行い、正月行事に区切りをつける、とあります。「左義長」という言葉になじみがなくても「どんど焼き」という言葉は耳にしたことがあるかもしれません。
今日は白河市でだるま市が開催されました。屋台が立ち並び、通りは人でいっぱいです。どんど焼き会場には正月飾りや古いだるまを燃やしに人々が次々と訪れていました。このだるま市は鎌倉時代の花市が江戸時代に花とだるまを一緒に売ったことから始まったと伝えられる白河の春の風物詩です。
白河だるま市
今日は旗日、家の前に日の丸を飾っている家をいくつも目にしました。古事記、日本書紀にて初代の天皇である神武天皇の即位日紀元前660年1月1日を、明治に入り新暦に換算した日付が2月11日なので、今日を建国記念の日としています。
「小正月」の朝には小豆粥を食す習慣があります。寒い日が続いた朝、私も習慣に習い小豆粥を作りました。行事と食文化を通して、季節を味わっています。(よ)




味噌のための大豆

針供養  2017年2月8日(水)

12月8日、2月8日を「事八日」といい、一年間お世話になった道具を片付け供養するという風習があります。道具の供養として「針供養」が行われます。地方によって12月8日に行うところと2月8日に行うところとがあります。
「事」とは「祭り事」のコト、コトノカミを祀る日が「事八日」で、コトノカミが「年の神」か「田の神」かで「事始め」と「事納め」がコトなるそうです。「年の神」をお迎えする「事始め」を12月8日、「事納め」を2月8日、「田の神」をお迎えする2月8日を「事始め」、12月8日を「事納め」としているそうです。始まりは終わりでもあり、終わりは始まりでもある…、と今ではその事を知る事が難しい時代となっています。

この寒さで外作業は相当厳しく、明日は雪予報。このタイミングでお味噌を仕込むことにしました。材料の大豆と麹と塩は準備してあります。昨年はじめて自分で作ってみてなんとなく要領がわかってきたので、前回よりも上手にできるような気がします。(よ)




山の手入れ

間伐 2017年2月5〜7日

ここ数日寒い日が続いています。朝から夜まで薪ストーブを焚き続けています。薪ストーブの燃料は薪、世間では火持ちのいいナラ科などの広葉樹を燃やすようですが、薪用に木を伐採していない私たちは、現在間伐した杉や雑木を用いています。「購入したら。」というアドバイスもいただくのですが、匠くんは「薪は買わない。」がポリシーなので、山へ行って間伐した乾いた木を運んでいます。森もきれいになるし、暖はとれるので手間はかかりますが気持ちはいいです。森の整備ができたらナラ科の木を植えようかな、と思っています。(匠)




豆

立春 2017年2月4日(土)

暦便覧に「春の氣立つを以って也」と記載されているように、暦の上ではこの日からを春としています。二十四節気の第一節気であり、八十八夜や二百十日などの雑節の起算日となっています。九星気学ではこの日を年の基準としていて、年の吉方位などはこの日を境に変わります。
わたしたちの作っている月のカレンダーの製作も立春からはじめられるようにと、「はからめ月のカレンダー2017」、「はからめ月の手帳2017」、「ムーンサークルカレンダー2017」は節分をもって販売を終了させていただきました。今日からは2018年版に向けて精進していきます。春の訪れを告げる暦とともに、季節を感じる生活の中で「はからめ月の暦」の製作がはじまります。(よ)




豆

節分  2017年2月3日(金)

節分はそれぞれ四季が移り変わる時のことをいい年に4度訪れます。
太陽の動きを基準としている二十四節気では、立春の前日である節分を大晦日、春の始まりである立春を正月と考え、一年の区切りとしています。
冬土用も今日まで、明日からは立春、暦の上では春、日脚が徐々に伸びる頃です。

新暦のお正月、旧暦のお正月、そして立春正月を祝うというのがわたしの新年の楽しみ方です。
大晦日の今日は豆を撒いてお蕎麦を茹でていただきます。近年の風習である恵方巻きはおもしろい考え方ではあると思うのですが、まるかじりするというのが食べにくくていただけません。福を丸ごといただくから切ってはならぬ、と言いますが、わたしは太巻きを作って恵方毎巻き風にしてから一口サイズに切っておいしくいただきました。コンビニではこれからバレンタインデー、ひなまつりと宣伝販売が続きますね。作られた風習に惑わされず、いっそ自分流にアレンジして季節を楽しんでみるのもいいかもしれません。日本人は祭り好きな民族、行事と食文化は楽しみのひとつですから。(よ)



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