アーサー・ビナード講演会

アーサー・ビナード講演会「世界最強の日本語を探せ!」。  2016年11月27日(日)

昨夜飯沼邸にお世話になるに至ったのは、アーサー・ビナードさんの講演会に行きたかったからなのです。翌日も那須で過ごすで、美味しいお酒でも飲んで一泊しよう、ということで企画した「飯沼knight(仮)」、思いもかけず大好評で来年も開催することになりました。
割烹石山
アーサーさんの講演会は昨年と同じ会場「割烹石山」3階ホールにて14時からです。今年は数量限定予約制で「石山特製ランチ」を申し込めるというので、この機会に是非建物を拝見したいと思い、予約させてもらいました。明治時代から続く「石山」の4代目となるおかみさんは、築130年以上のこの建物を生かしながら守っています。季節のものを使った手作りの美味しいお料理をいただきながらお話を伺いました。天井は畳と同じサイズのトチの木の一枚板を用いた畳がえしという工法で、初めて見るものでした。地震が来てもひびひとつ入らなかった真っ白な漆喰壁もお見事、日光彫りを施した戸や由緒ある雛人形の修繕など、興味深いお話から、代々引き継いできたものと今の時代に合うようにと常に工夫しているそのたたずまいには感動しました。いろりを囲む席で食事をいただいていたら、偶然にもアーサーさんがいらして同じお鍋を囲みました。広島の話や薪の話、そしておかしいことになっている日本社会の話、時が経つのはあっという間で、まもなく講演会がはじまる時間が近づいています。続きは3階のホールで聞きます。
アーサー・ビナード講演会
アーサー・ビナードさんは詩人で、ラジオのパーソナリティとしても知られています。日本人より日本語を上手く操ることができるアメリカ人で、多くの日本人には見えていない日本の大切なものが見えている人です。今回のお話はアメリカ大統領選挙のからくりから、自衛隊の新任務となった「駆けつけ警護」ということばの意味を英訳してから翻訳し直して見えてきたことなどを例に、日本語の持つ意味とイメージを時間をオーバーしてまでも熱く語ってくれました。マスメディアのつくった社会を操作する日本語ではなく、自分で日本語の世界を作りつづけること。詩人であるアーサー・ビナードさんのことばはいつも心に響きます。(よ)


関連サイト アーサー・ビナード




大日向マルシェ

大日向マルシェ@那須。  2016年11月26日(土)

「大日向マルシェ」は今年で6年目となる那須高原の小さなオーガニックマルシェです。有機野菜や絞り立ての油、天然酵母パン、手作り加工品のお店が並びます。年内最後の「大日向マルシェ」で月のカレンダーと手帳の販売をさせていただきました。匠くんは仲よくなった那須野が原生きものネットワーク代表の飯沼さんのお手伝いで、キリンと名付けられたペレットストーブで「ラクダドック」を焼いています。(ラクダはパン屋さんの名前です。)
大日向マルシェ
銀河のほとりの克子さんも来てくれて、年内最後の「大日向マルシェ」は華々しく終了。その後わたしたちはアワーズダイニングで年内最後の特別メニュー「大日向ランチ」をいただきました。今年最初の「大日向マルシェ」で熊本行きのご支援をいただき、最後にこちらに参加させていただけることになり感謝の気持ちでいっぱいです。
みんなで
その後、地元の方おすすめのピラミッド温泉でパワーチャージをしてから、今晩開催の「飯沼knight(仮)」に向かいます。
「飯沼さん、その日、一杯飲もうよ。」「車中泊するくらいなら、うち泊まれますよ。」からスタートして、いつの間にか20人以上が集まり、飯沼さんちの工場がパーティ会場になりました。食事の豪華さに感嘆の声があがります。オーガニックレストラン「アワーズダイニング」「こと葉」「タノハナ」、無農薬野菜「小鮒農園」、天然酵母パン「RAKUDA」、農村から世界を変える「アジア学院」をはじめ、地元で活躍する素敵な方々の交流の場となり、宇宙人の耳にも届くほど素敵な夜になりました。(よ)


関連サイト 大日向マルシェ ・ 那須野が原 生きものネットワーク ・ アワーズダイニング
 ・ こと葉 ・ タノハナ ・ 小鮒農園 ・ RAKUDA ・ アジア学院




十二単(じゅうにひとえ)とよし子

まちださがみアート&ライフマーケット@相模大野  2016年11月25日(金)

4年目となる「アート&ライフマーケット」、今年もタロットで呼んでいただき参加させていただきました。今年はリピーターの方が多く、「1年ぶりですね〜、」「3年前は〜」となごやかな雰囲気の中でのリーディングでした。こちらのイベントは「ハクビ京都きもの学院」さんとのご縁から参加させていただいています。
時を経て受け継ぐ日本の文化、大切にしたいものだなぁと思います。前日の雪や当日の寒さがあったとはいえ、700名以上の方が来場され、手作り品やワークショップを楽しんでいかれました。着付けご希望の方には特別に十二単(じゅうにひとえ)も着せてもらえるという企画もあり、来場者の方に満足してもらえるような工夫を凝らしたマーケットでした。初めて月のカレンダーを手にするというお客さまとの出会いもあり、今日も感謝の一日でした。(よ)


関連サイト まちださがみアート&ライフマーケット2016




ナワ・プラサード

ナワプラサード@西荻窪。  2016年11月24日(木)

東京都西荻窪にある「ナワ・プラサード」。ここは「役に立つ本屋」さんです。ここを知ったのはかれこれ15年以上も前、東京に住んでいた頃に通っていたフェアトレードショップに置いてあった「ほびっと村新聞」という、きれいな色の新聞を手にしてからでした。ずっと気に留めていたあこがれの書店、ほびっと村学校。そのナワ・プラサード書店で、なんと有り難いことに、数年前からはからめ月のカレンダーを扱ってもらっているのです。都内初雪の今日(明治8年以降11月の初雪は初だそうです。)あこがれの地を訪れました。
「まるで自分の本棚みたい!」一気に場所と空間を越え、知識と教養、美術と情報の世界を旅します。すごい書店です、ナワ・プラサード。そしてその奥には畳敷きのほびっと村学校がありました。詩人山尾三省さんや、ななおさかきさんたち先人が、ここに息づいていた時代を感じます。
N・ハーベスト
同じく西荻窪にある「N・ハーベスト」。こちらのお店は「オーガニックとオルタナティブな考えで選択しよう」というスローガンで、紅茶やスパイス、ドライフルーツなどの販売をしています。こちらの店主鈴木さんはとても面倒見のいい方で、わたしの友人もずいぶんお世話になっているようです。昨日三周年を迎えたお店を訪れました。こちらで扱っている製品は、どこで誰がどのようにして作ったのかが分かります。丁寧な仕事を通して信頼と友情が育まれているのが伝わってきます。今日もまた共通の知人がこのお店の奥から出て来てびっくり。気づかないうちに魔法の絨毯に乗せてもらったような異国感溢れる素敵なお店です。こちらで月のカレンダーを使ってもらっているなんて光栄です。


関連サイト ナワ・プラサード ・ N・ハーベスト




勤労感謝の日

勤労感謝の日。  2016年11月23日(水)

「朝5:59頃、震源地は福島沖、マグニチュード7.4」。ラジオから流れてくる津波情報や、福島第一原発の冷却装置が作動しないとのニュースに凍りつきました 。
昨日の地震に福島近県の誰もが3.11を思い起こしたことでしょう。大黒柱のないはからめランドの手作りハウスは壊れもせず、ものも無事でした。「これでこの家は大丈夫だということが分かった。」と少し満足そうな匠くんです。
11月23日は「勤労感謝の日」です。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている国民の祝日です。今から約70年程前の昭和23年以前は「新嘗祭(にいなめさい)」という儀式を行う日で、五穀の豊穣を祝い、感謝をする日でした。戦後GHQの占領政策として、天皇行事と国事行為を切り離すために「勤労をたつとぶ」日に変えられて今の暦になりました。
もともと新嘗祭は11月23日に定めていたわけではなく、旧暦11月の2回目の卯の日に行っていたもので、1873年に日本がこれまで使っていた太陰太陽暦から太陽暦(グレゴリオ暦)に改暦された年、たまたま11月の卯の日が23日だったという理由で、翌年以降も11月23日に行うことになりました。
こうして暦から過去を追っていくと、今あるものの原型がひもとかれていきます。




オハナでお話会

GOT Cafe in レインボーバードランデヴー。  2016年11月15日(火)

中目黒駅から徒歩10分のところにあるロハスカフェ&セラピーサロン「レインボーバードランデヴー」。オーナーであるヒロくんとマサヨちゃんが声をかけてくれ「GOT CAFE vol.4」のゲストスピーカーとしてお話しさせていただいた。この「GOT CAFE」、読み方は神カフェではなく「ジーオーティーカフェ」、Getting Own Thoughts Caf'eの略である。日本語にすると、自分自身で考えを得るカフェ、そんな感じだ。最初の少しは僕たちが話したりしたけれど、ずーっと話しをし続ける訳でもなく、集まってくれたみんながみんなと話し合う時間が沢山ある、そんな時間だ 。
ファシリテーターというのか司会というのかをヒロくん、そしてオーガニック八百屋さん「ベジフレンド」を経営するヨッちゃんが務めてくれて会を進めてくれた。
僕たちは福島での生活の事、311直後の事、ボランティアの事、暦の事などなどを話させてもらい、そこからみんなが思っている事や、経験談や、感じたことをシェアできたとても気持ちの良い時間だった。
気持ちのよい空間にあつまる気持ちのよい仲間、ありそうでなかなかないんだよねぇこういう空間・・・そんな話しをしながらの帰り道だった。


関連サイト レインボーバードランデヴー




オハナでお話会

月の手帳WS&満月のタロットリーディング&お話会&交流会。  2016年11月14日(月)

17周年になるふろむあーす&カフェOhanaで月の手帳の製本ワークショップと満月のタロットリーディング、そしてお話会を開催させていただきました。
手帳づくりはとても和気あいあい、同じ物を作っていると、仲よくなるのもあっという間。初めての出会いでつくる月の手帳はドラマティックな3時間のWSです。
手帳制作ワークショップ
満月のタロットリーディグは、月の力も作用して届き手のところに大きなメッセージがやってきました。見えようと見えまいと、引力とともに月のエネルギーは降り注がれているのです。
夜にはお話会を開催しました。わたしたちの福島での生活(昨年までの報告の続きから)を、完成する前に住みはじめた家の写真や、生活用水の取水方法などをスライドで説明しながら、太陽と月と地球の関係、暦の話へと続きます。話がだんだん深い方へ向かうとあっという間に終わりの時間になってしまいました。これからは時間の使い方を学びたいと思います。(よ)


関連サイト ふろむあーすカフェ Ohana




あいラブSTONE

あいラブSTONE、かぎろひ。  2016年11月13日(日)

カフェ・アリスのみんなに見送ってもらい、次の目的地に向かう途中、寄りたいお店に足を伸ばしました。
川越にある「あいラブSTONE」は高知にある石の専門店の二号店です。こちらのお店は天然石の販売だけでなく、石の浄化もしてくれる特別なお店です。店長の小野寺さんにご挨拶し、今年高知で開催された「144000人の平和の祈り」に参加されたときに見たマンダラのお話を聞きました。素晴らしいご経験だったそうで、マンダラはまた日本にやってくる機会があるので、ぜひともみなさんにも見てほしいとおっしゃっていました。
かぎろひ
さいたま市にある、昔ながらの食材とフェアトレードのお店「かぎろひ」。こちらのご夫妻には以前都内のフェアトレードショップでお会いしたことがあったのですが、お店を訪れるのは初めてです。前から是非訪れてみたいと思っていたので、このタイミングで行こうと決めました。すると、なんと昨日初めて訪れた「AKAI FACTORY」でカフェをやっている仁美さんは、以前こちらにいらっしゃったとのことで、話に花が咲きました。「かぎろひ」さんは安心できる調味料と食材が手に入るとても有り難いお店です。こちらで天然醸造のお醤油を購入させていただきました。
お隣のギャラリーカフェ温々(ぬくぬく)も素敵なお店です。ピアノとトランペットの生演奏を聞きながら、丁寧に入れてくれたコーヒーを味わいました。次回のギャラリー予告には、山形のギャラリーでもご縁のあった作家水野純さんの作品展とあり、つながりを感じざるを得ないシンクロスポットに時を忘れて過ごしました。
かぎろひ
どちらのお店も突然伺ったのですが、お店の前に「はからめ月のカレンダー入荷」とインフォメーションしてくれていたのがとても嬉しかったです。月のカレンダーが引き寄せてくれたご縁に感謝、まだ訪れたことのない店舗さんにはぜひとも会いに行きたいと思っています。(よ)


関連サイト あいラブSTONE ・ かぎろひ




野外生活のチエ

野外生活のチエ@カフェ・アリス(飯能)。  2016年11月12日(土)

埼玉県飯能市にあるカフェ・アリス。毎年ここでおいしい食事と仲間に会えるのを楽しみにしています。一年ぶりの今日は、野外でご飯を炊いて「野外生活のチエ」を実践しなら分かち合う会を開きました。
野外生活のチエ
お米を薪とお鍋で炊いてみる、ロープワークを学ぶ、少ないお水の使い方、野外でのトイレのことなどなど、キャンプ生活から震災関連の話まで火を囲んでみんなで語り合います。薪と天然水で炊いた無農薬の新米は格別で、「おかわり〜!」と大盛況でした。
野外生活のチエ
その後、アリス店主がデザインしたパンフレットを見せてくれ、「是非紹介したいから。」と『AKAI FACTRY』へ案内してくれました。昭和の木造の工場をシェアアトリエとして蘇らせ、作家たちが素晴らしい空間を作っていました。まず先に紹介してくれた『WHEEL WORKS』の宮尾真さんはインディアンジュエリー、ナイフ等の作家さん。ハーレーに乗ってターコイズのついたアクセサリーを身にまとっている姿はかっこいいのひと言。作っている作品は素晴らしいのひと言。何よりご本人が魅力的。刺激になりました。
AKAI FACTORY
作家のアトリエとしてだけでなく、コーヒー豆の焙煎所があり、カフェがあり、作品を展示販売するスペースもあります。ここの仲間になりたくて飯能に移住を決める人がでてくるだろうな、というくらい素敵な場所でした。(よ)


関連サイト caffe ALICE ・ AKAI FACTORY




もみじ

「月とカヌー」関東ツアーの日程。  2016年11月9日(水)

小雪が舞うほど冷えたはからめランドの紅葉をあとに、秋のツアーに出発します。

●11月12日(土)
場所・埼玉県飯能 『カフェ・アリス』
10:00〜 「野外生活のチエ」 3000円ランチ付き 要予約
WEBサイトはこちら

●11月14日(月) 満月
場所・東京都世田谷区 『ふろむあーすカフェ・オハナ』
15:00〜18:00 月の手帳製本ワークショップ 5500円 要予約
15:00〜、16:00〜、17:00〜、満月のタロットリーディング 5000円
(タロットは各回予約済となりました。ご希望の場合は相談。)
19:00〜21:00 お話&交流会(カンパ制)
WEBサイトはこちら

●11月15日(火)
場所・東京都目黒区 『レインボーバードランデヴー』
19:00〜 GOT cafe vol.4、月とカヌーお話会 参加費1000円
WEBサイトはこちら
※お食事ご希望の方はご予約お願いします。

●11月25日(金)
場所・東京都町田市『まちださがみアート&ライフマーケット2016』
タロットリーディング 
WEBサイトはこちら

●11月26日(土)
場所・栃木県那須塩原市 『大日向マルシェ』
9:00〜12:00 月の暦の販売
WEBサイトはこちら

お会いできます方、一緒に楽しみましょう。




仮設住宅集会所にて

石巻、牡鹿半島へ。  2016年11月5〜7日

オープンジャパンの助さんから、「5日、仮設住宅で落語会&炊き出し鍋をする」との連絡を受け、石巻行きを決めました。気になっている古民家再生IBUKIプロジェクトの進行具合をみることも目的のひとつです。
古民家再生IBUKIプロジェクト
牡鹿半島大原浜の区長さんにご挨拶に行き、お話を伺います。大原の住人になったオープンジャパンの仲間チセちゃんにも会うことができました。
古民家IBUKIはガラスも入り、壁も張られていて大きな大工作業は終えた感じでした。内装、水回りなどまだまだやることはありますが、古民家の再生はほぼ成されたという印象です。蔵の修復もお見事、地元オガタ棟梁の技だそうです。さすがです。
古民家に隣接する蔵
古民家が再生されたら次はそこに息吹を注ぎ込み、生きた家として機能させることです。古民家再生IBUKIプロジェクトは今月8日から工事再開の予定です。
ダンボールギーニ
小渕浜の漁師佐々木さんにご挨拶、助さんと合流して一緒にお話を伺いました。その後、かさ上げして新しくなった女川の町を見に行きました。駅には温泉があり、目の前はおしゃれな広場になっていて海までお店が並んでいます。ダンボールでできた「ダンボールギーニ」のショップ、スタバ風カフェ、美味しそうなビールの看板、お土産ものやさん。まるでアメリカ西海岸のような風景に、地場の海産物を用いた「ほやきそば」「さんまパン」「海鮮丼」ののぼりがはためいていました。駅の足湯で地元の方にお話を伺いました。震災前から駅近くには温泉があったそうで、新しくなった今もよく利用しているそうです。便利になったところもあるけれど、高台に移転したので歩くのが大変だと言っていました。新しくなった女川町、石巻から電車で来られるので観光で訪れる人が増えそうです。宿やゲストハウスができれば、一泊女川で過ごす旅プランができるだろうなあ、そんな印象を受けました。
炊き出しの仕込み
6日朝8時、オープンジャパン2階キッチンにて、ボランティアに来てくれたSMFG (三井住友フィナンシャルグループ)の方々と今日の炊き出しの仕込みをします。
仮設住宅でもラジオ体操
落語家の昔々亭慎太郎(せきせきていしんたろう)さんを乗せた助さん号と、はからめ号が一足先に十三浜にあるにっこりサンパーク仮設住宅に着き準備をしていると、宮城弁のラジオ体操が流れ始めました。毎日10時にラジオ体操をしているそうで、わたしも仲間に入れてもらいました。
昔々亭慎太郎さんの落語
11時から集会所で落語会、牡蠣鍋とたこ焼きの振る舞いをしました。SMFG の方には前回もこちらの仮設住宅でお手伝いしていただいたので、住民の方との交流も育まれていてとてもいい会となりました。みなさんの熱い心に感謝です。
助さん、いきなり高座に・・・
(前振り無しで高座に上げられてしまった助さん。)
外での炊き出し作業
(寒い外での作業、おつかれさま。)
中はたこ焼き作業
(たこ焼き係はやはり関西人におまかせ)
喜んで下さいました。
(地元の方々に交ざって沢山お話聞いたり話したり。)
お話の時間
片付け終わって振り返りの時間に「福島から来ている仲間です。福島の話をちょっと。」と助さんがわたしたちに話をする時間をつくってくれました。福島で生活している私たちが伝えたことは放射能のこと。この重いテーマを、これからの日本と世界で活躍していく方々に考えてもらいたいと思う気持ちから話させていただきました。
大川小学校
仮設住宅をあとに、津波の被害のあった大川小学校に祈りを捧げ、その後みなさんと道の駅でお別れしました。人とのご縁をつなぎ、その縁をまたつないでいく、それが町を再生させていくことになるのだとあらためて感じた今回の石巻でした。
建設中の防波堤の風景
震災から5年が経過し、町には新しい店舗や復興住宅が建てられていました。海沿いには津波除けの防波堤が建設されはじめ、仮設住宅の統合や取り壊しの話を聞きました。
オープンジャパンの事務所で代表タケちゃんと話します。今必要なことは水害の被害のあった岩手県岩泉町を支援していくこと、現場に入っている仲間を支えていくことだと聞き、そのためにわたしたちができることを話し合いました。
太平洋側の道から福島に戻りました。通れるようになった高速道路には放射線量の数値を示す看板が立ち、高いところでは「現在3.0マイクロシーベルト」と表示されていました。ガイガーカウンターのアラームは鳴り続け、すれ違うトラックには「除染土壌等運搬車」との表示がされています。表土がはがされた田んぼや畑、積み上げられた汚染土。そこではもちろん人が作業をしています。重機とトラックがあちこちで動いています。石巻とはまた異なる風景です。5年経った今でも放射能はなくなっていません。
石巻マラソン大会出場前日にもかかわらず泊めてくれた友人夫妻には限りない感謝です。(完走したと聞きひと安心しました!)ボランティア活動でなくとも、こうして石巻に友人を訪れることができるようになってとても嬉しいです。 いろいろ考えさせられる、いろいろ自分で考える、そして行動する。今回も学び多き旅でした。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN



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