地獄温泉

7月末のあれこれ  2016年7月27〜31日

福島を出発して熊本までの道中、今回は途中にいろいろと経由しながらの旅となりました。上の写真は、熊本についた初日、地獄温泉山口旅館さんでの作業。
ital treeにて
7月27日(水) 福島県はからめランド発、静岡県磐田市に到着。前回の熊本ボランティアで匠くんが一緒に作業をした大工棟梁ヤっさん宅にお世話になりました。自分で建て、増築、改良をし続けて現在の形になったヤっさんのご自宅は、鈴木家(ヤっさんも鈴木さん)の歴史を見ている感じがしました。
わたしの友人が2年前に磐田で美容室をオープンさせたので、ほんのひととき会いに行きました。オーガニックサロン ital tree、素敵なお店でした。
ゴミ処理工場の前で
7月28日(木) 静岡県から大阪へ。カヌー仲間のエイジくん愛ちゃんにお世話になりました。大阪万博公園にある岡本太郎の作品「太陽の塔」とオーストリアの芸術家フンデルトワッサーの建築「ゴミ焼却工場」を見て感動。そして、二人とたくさん話せたことに感謝、たくさんのメッセージをいただきました。
Ohana in 御島
7月29日(金) 愛媛県しまなみ海道にある大三島に到着。東京三軒茶屋でお店を営んでいる藤田さんの新拠点、オーガニックゲストハウスオハナにお世話になりました。海に守られた神々しい島です。塩のお風呂に入って浄化されます。
大三島にて
海に包まれている瀬戸内海の島々、この海を見ながら生活している人たちは、どのような感覚を持ちながら生きているのだろうかと・・・。
大分に向かうフェリーの上から
7月30日(土) 大山祇神社にお参り、樹齢3000年の楠の中をくぐり抜けて禊のあと、松山では友人が経営する四万十の牛を扱う焼き肉屋さん「べこや」に寄ってさおりちゃんと再会し、短い時間だったけれど、いろいろな事を話しました。会って話すことのエネルギーを感じる熊本への道中です。
八幡浜からフェリーで九州に上陸。フェリーの上での時間。この空を見ながら生活している人たちは、どのような感覚を持ちながら生きているのだろうかと・・・。
夜11時、阿蘇ボランティア支援ベースに到着。
阿蘇、ボランティア支援ベース
31日(日) 6時30分、ラジオ体操。今朝のラジオ体操は「みんなの体操」からはじまる特別バージョン。いつもと違う体操にみんなとまどいながらも清々しい一日がスタート。その後は朝のミーティング。
朝のミーティング風景
7時前にスタートすることで現場での作業も早まり夏時間のベースとなっていました。本日の活動人数約20名。赤瀬、黒川地区、地獄温泉、仮設住宅などそれぞれの場所へと振り分けられます。
ダンプ、ユンボなど重機を用いた作業、大工作業、屋根のブルーシート張り、資材運搬等様々です。今日は10時から震災で亡くなった東海大学学生さんの合同慰霊祭が執り行なわれるため、支援ベース代表と黒川地区ボランティ ア代表、共に活動している東海大学学生が参加。みんなが現場に出払っている間にもベースに資材と人が到着予定のため、午前中はベースにて作業。灼熱のベースを夏対策使用に手を入れます。
ベース内
ベース内の様子。いろいろな人が集まり、いろいろな知恵の集合体のようなベース。あたりを見回すと、大工さん、水道屋さん、などなど頼れる方々が一緒に生活しています。
地獄温泉、山口旅館
地獄温泉、山口旅館での作業。


水への祈り

水を運ぶ旅'16  2016年7月27日

今年も水を運ぶ旅に出ます。決まっている日程は以下の通り。

7月27日(水) 福島 はからめランド発 s
7月29日(金) 大三島 オーガニックゲストハウスOhana
7月30日(土)〜8月3日(水) 熊本 OPEN JAPAN 南阿蘇ボランティア支援ベース
8月4日(木) 広島 柳瀬キャンプ場
8月5日(金) 広島 太田川、水への祈り
8月6日(土) 広島 太田川、灯籠流し
8月10日(水) 福島 はからめランド着

近くにいたら会いにきてちょ。(匠)


キッチン完成までもう少し

7月前半のあれこれ  2016年7月1〜17日

まだできていないところは沢山あるけれど、あとはキッチンができれば、何とか「家」となる。そのキッチンの制作に取りかかった。
パイプ埋め作業
2日、ボランティア仲間のキヨくんが長野県からやってきてくれた。1000リットルのタンクから伸びるパイプを埋める作業を手伝ってもらった。彼はいま、独立電源のソーラー発電の勉強をしており、僕の家のなかなかウマくいかないソーラーシステムのアドバイスを頂いたりした。
五浦の浜
7月7日七夕は、僕らの結婚記念日。1年に1度しか会えない(?)この日は、茨城県の五浦(いづら)というところで1泊2日の日本の美術に触れる旅。
岡倉天心の家
岡倉天心さんという人をキーワードにして、美術館など色々な場所を回ってみた。
天板の接ぎ作業
東京から時々来てくれるヨッシー、途中で止まっていたキッチンの天板を作る作業を手伝ってくれた。このキッチンの材料も、6月後半に玄関を作ったのと同じ、常総市からやってきたケヤキ材だ。写真のように2枚の板をくっ付けて1枚の板とするのだが、これが一筋縄ではいかない。ケヤキは重たく1枚持つのがやっと。男2人でなんとかくっ付ける事成功。
本職!ヨッシーのカンナがけ
くっ付けた後、本来ならば丸1日は固定したまま置いておきたいところなのだが、ヨッシーがいる時間が限られているので、午後にはクランプを外してカンナがけに入った。実は、これらの作業はヨッシーの本職、家具を作る会社のテーブル班のチーフを努めているのだから・・・ラッキー。
天気予報では明日が雨の予報、そしてこのカンナがけは今日やりたい、となると2枚の板を接着するのは午前中できるだけ早く・・・と逆算し、今日の作業は朝の5時からスタートだった。
ミツロウワックスをかける
無事にカンナがけ、台所シンクがハマる箇所のくり抜き、などを終えてオイルフィニッシュ。キッチンは水に濡れる場所なので、オイルだけでは弱いかなと思い、ミツロウを混ぜてミツロウワックスをかける事にした。
現在のキッチンの様子
これが完成すれば6年間続いた外に水を汲みにいく作業に終止符が打たれる。ちょっとづつ普通の生活になりつつあるという訳だ。 (匠)

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