かぼちゃ、みょうが2012年9月23〜26
はからめランド

テント内10℃、秋分の日を過ぎ、はからめランドも肌寒くなってきました。秋の到来、ストーブに火を入れる季節です。ここのところ雨が続いています。外作業ができなくとも、今率先してやる作業と言えば、コレ。印刷してきたカレンダーにミシン目を入れ、12枚を合わせて千枚通しで穴を開ける作業をしています。電気は今夜のところはソーラーでまかなっています。雨と曇りが続き、そろそろ電力不足になりそうです。
紫蘇の花が咲いていました。茗荷の花も咲き、今が食べ頃です。畑のカボチャも小さいながら実り、胡瓜も小さいのが3つ、出来ていました。種を蒔くのが遅かったとはいえ、出来るのだからすごいです。トゥルシーの花も咲いていました。柳の木にアカゲラが来ています。しばらくここを空けていたので、わたしたちがいるとは思わないで、鳥たちも元気に行き来しています。一見平和を感じるはからめランドの風景です。
ガイガーカウンターで計測すると、空間線量0.12マイクロシーベルト、畑付近の地面の線量0.16〜0.19でした。草を刈って一カ所に集め、畑にはEM菌を撒きました。小さいながら毎日地震を感じます。自然の中でほっとする反面、いつまた何かが起こるとも知れない不安と隣り合わせです。震災以来、そんな状況がずっと続いています。 (よ)

氣道協会でゆうこりんと、ふろむあーすカフェohanaでみんなと2012年9月21日 (金)
お彼岸

秋分の前後3日間は秋のお彼岸です。彼岸には先祖の霊を敬いお墓参りをする風習があります。ぼた餅、おはぎ、団子などを仏壇に供え、これらを食すといった風習も残っています。
カレンダーと手帳のお話をしに、横浜にある氣道協会へと打ち合わせに出かけました。思いが同じ人とのお話は通じやすく、一緒に取り組めることによる相乗効果が楽しみでもあります。その後みなとみらいまで歩き、ちょうど高知から横浜に来ているという知人に会いに行きました。彼女は高知市であいラブStoneという石の浄化屋さんをしています。パシフィコ横浜で開催される船井幸雄ワールドに出店するというので、すごいタイミングで横浜で会うことができました。一緒に出店準備をしていた小川さんが、先日須賀川の銀河のほとりに行ってきたそうで、同じ世界を旅しているんだなあ、としみじみ実感します。この世はいくつものラインで結ばれているようです。そうそう、お隣の会場ではヨガフェスタというヨガのイベントも開催されており、気になるイベントをちょこちょこのぞかせていただけるありがたい日でもありました。
それから三軒茶屋まで電車で向かい、ふろむあーすの悦子さん、ミュージシャン高橋誠さんのお誕生日会に参加しました。誠さんの音楽仲間とお祝いにかけつけたミュージシャンじぶこんとのセッションが盛り上がり、素晴らしい演奏を聞かせていただきました。先日のいのちの祭りに参加したメンバーが集まり、反省会?になる前に終電タイム、ここでもいのちのサークルができていました。
今日で小犯土が終わりました。明日はカレンダー作業を一区切りさせて、はからめランドに向かう準備をする予定です。 (よ)


関連サイト 氣道協会 ・ あいラブStone ・ ふろむあーすカフェohana ・ 高橋誠Webサイト

いのちの祭り2012年9月12〜18日 (日)
いのちの祭り@富士山ふもとっぱら

88年、2000年、そして再び12年ぶりに「いのちの祭り」が開催されました。
テーマは「NO NUKES ONE LOVE」。音楽、ワークショップ、手作りマーケット、ポエトリーリーディング、ギャラリー、映画上映、トークショー、ピースキャンドルなどを通して、メッセージを伝える2泊3日のお祭りです。私たちは設営から撤収まで6泊7日間をふろむあーすの藤田さん、Be-inの松尾さんと共にキャンプをして過ごしました。数年ぶり、はたまた12年ぶりに再開する人とのつながりはわたしにとって大きなものでした。世界の縮図は今ここにある、と感じたいのちの祭り、生き方、考え方の違いを乗り越え、共にひとつの場で過ごしながら、毎日いろいろなことを思いました。一歩外に出ればまたもっと異なる種類の人々がいて、その世界もまた現実、今いる夢のようなこの世界も現実、こんなにも異なる種族がひとつの星に共に暮らしている事実がすごいことだと思います。戦争、無関心、エネルギー問題、貧困、分かち合い、助け合い、祈り、この世にはたくさんのことが起こります。
わたしたちのキャンプサイトには日々たくさんの人が訪れてくれました。会場にはこういう小さなサークルがたくさんできていたと思います。この小さなサークルこそがいのちの輪だったような、そんなお祭りでした。わたしにとって、震災以来ずっと会えなかった友だちに会えたことが何よりも嬉しかったこと、いのちの祭りに感謝する日々でした。 (よ)

いのちの祭り準備のためにいのちの祭りの会場に着いた夜、「今回の目的はロバート・ハリスとバックギャモンで勝負すること」と、仲間の前で口に出した僕。まず知らない方のためにバックギャモンとは、サイコロを振って駒を進めていくボードゲームで、双六(すごろく)の原型といわれるゲームだ。かといってサイコロを多く出した方が勝つ訳ではない戦略ゲームである。そして日本では馴染みが浅いが、世界を見渡すととても多くの人口がプレイしているゲームでもある。次にロバート・ハリスとは、世界を旅する作家、ラジオのDJ。彼はバックギャモンで世界を旅したことがあるという、バックギャモンの魅力を余すところ無く感じている人(だと僕は思っている)。今回のいのちのまつりでポエトリーーリーディング(詩の朗読)で出演する予定になっている。
出演日の夕方、まず、ピースデリという飲食店で出店している友人のヘイタ君が電話をくれた。「いま私のところにロバート・ハリスさんが食べにきてくれたので、友人でバックギャモンの勝負をしたい人がいるのだけれどと話したら、いつでもボード持っておいでと言ってくれたので・・・・」と。夢は口に出すことが大切なんだとそのとき感じた。ありがとうヘイタ君。早速僕はあらかじめ用意していたバックギャモンのボードを持ち、ロバートさんが出演する場所へ向った。すると探すまでも無くあのロバート・ハリスが椅子に座っておしゃべりをしていた。僕は、ボードを盾にするようにロバートさんに近づいていった。するとボードを見たロバートさん、近づく僕に向ってニコッと「君だったかぁ、はじめましてロバート・ハリスです。」と丁寧に挨拶をしてくれた。僕もはじめましてと挨拶。隣で話していた六弦詩人義家さんとも挨拶。すると展開は速く、いきなり椅子を空けてもらいボードを広げすぐにゲームが始まった。ゲーム内容は詳しくは書けないが、まず1敗。1ゲーム終わったところで、出演の打ち合わせのため楽屋に行かなければいけないロバートさん、「トークが終わったら続きをやろう」と言って楽屋へと入っていった。
ロバート・ハリスさんとバックギャモントークは、先ほど隣にいた六弦詩人義家(ろくげんしじんよしいえ)との掛け合い。満員の会場はすごく盛り上がり、もっと聞きたいなぁと思うほど聞き入ってしまった。人間でいる時間を大切に、そしてその可能性をフルに使った人生を楽しもう、そんな事を目を輝かせながらみんなに対して熱く語ってくれていた。トークが終わるとやはり沢山の人がロバートさんの元へ。1人1人と真剣に話しをしているように見えるロバートさん。何だか忙しそうだなぁ、続きできっかなぁ、と僕はバックギャモンボードを抱え、ロバートさんが最後の1人と話し終えるまで待つ。ようやくフリーになって会場から外に出ると「どこか落ち着ける場所ない?」と。思いつくところは、席が空いていなかったので、「水辺にカヌーが置いてあるのですがその上はいかがですか?」と僕。「いいよ。」とロバートさん。結果、水の上には浮かべなかったが、カヌーの中で対戦する事になった。暗く静かな水辺でカヌーの中でバックギャモン。僕もこんな状況初めてだし、ロバートさんも初めてだという。そうして2ゲーム目がスタート。この夜は、バックギャモンの面白さを深く深く味わえる夜となった。ゲーム中、「本当に面白いゲームだねぇ」、「本当に面白いゲームですね」、と2人で何回口にしただろう。途中、雨が降ってきてもゲームは続いた。暗い中、対戦を見に来てくれている少しのギャラリーに話しかけ、赤ワインを飲みながら、ダイスを振るロバート・ハリスの姿は、僕が想像し頭に絵描いていたロバート・ハリスそのものだった。この夜ロバートさんが数多く口にしたのは「強いねぇ」と言う言葉。そう、この日の僕は強かった。それくらい、いろんな思いが味方となり、とんでもないサイコロの目を出したりが続いた。ゲーム中、僕は集中力を切らすまいと心臓の音を聞きながら、ほとんど言葉無くゲームに集中した。お酒どころか何も口に入れなかった。(正確に言うと「入れられなかった」)自分でも怖くなるくらいの何かが味方していた。カヌーの中だから僕のホームグラウンド、そしてロバートさんはいろんな人からの電話攻撃を受けていた。ので状況は僕に有利だったのかも知れない。結果、全部で6,7ゲームし、詳しい内容は書けないが、なんと僕の勝利。ゲーム中、色々な場面で色々な展開の話し、過去の話し、ギャンブルの話しをしてくれたりと、僕にとっては授業料を払ってもと思うほどのとても意味のある時間だった。最終ゲームはあまりにもすごい内容だったので、終わったあとは2人で抱き合い満面の笑みでゲームの面白さを再確認した。それほど面白いゲーム内容だった。このバックギャモン、本当に面白いゲームなので、興味ある人はいつでもルールから何から何でも僕に聞いてほしい、いつでも、誰とでも相手をしたいと思っているので。で、いのちの祭りに関しては後日思ったことを書こうと思っている。  (匠)


関連サイト いのちの祭り ・ EXILES ロバートハリスブログ ・ ふろむあーすカフェohana

氣道協会の道場にて2012年9月9日 (日)
重陽 報告会@横浜

伊勢崎町にある氣道協会にて、被災地報告会を開催していただきました。OPEN JAPAN代表の助さん、NPOメディアージ代表のナカコさん、そしてわたしたちから、被災地の今をお話させていただきました。何度も石巻に足を運び、整体チームとして活躍している氣道協会のユウコりんがを企画して、当日の司会進行をつとめてくださいました。
はじめて伺う氣道協会、とても落ち着く気持ちのいい空間でした。参加者は40名前後、協会の会員さん、OPEN JAPANにご縁のある方々、友人知人、ご近所さんまで、お暑い中足を運んでくださってありがとうございました。
震災当初の活動、そして今にいたるまでの経過、現状の問題点、これから必要な支援など、あっという間の3時間でした。その後の懇親会では協会の会長さん、スタッフのみなさんと親交を深め、興味深いマコモ風呂のお接待を受けさせていただき、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
新暦9月9日、9が重なる重陽の節句の日に、こうやって志を同じくする仲間と共に時間を過ごすことができてとてもありがたかったです。重陽の節句とは、陰陽思想による陽数の極である9が重なる大変おめでたい日とされている季節の節目です。菊の節句ともいわれ、香りの高い菊の花は邪気を祓い長寿をもたらすとのいわれがあります。旧暦9月9日で重陽を祝う方も多いので、10月23日(旧暦9月9日)に菊酒でお祝いなさるのもおつなものかと思われます。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN ・ 氣道協会
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