福井さんの家2011年1月29〜30
琵琶湖高島。 

「ただいまー。」琵琶湖に帰ってきました。冬の琵琶湖、雪景色です。水鳥観察センターの村尾さん、カフェの京子ちゃんも元気にこの場所を盛り上げているようでとてもいい感じになっています。奥琵琶湖ウドゥンボートセンター俣野さん、潟cAイの井上さんにお会いして近況報告をします。ちょうど今日明日は高島市の手仕事をしている人をフューチャーする「風と土の工藝」というイベントで、アートディレクターの北川フラムさんを招いて夜に交流会があるというので参加させていただきました。今夜お世話になる和蝋燭職人の大西くんも参加していて、こちらでみんなで意気投合。その後は大西くんのおうちで交流会?となり、そちらで会った福井さんという方と翌日会う約束をしました。
いつもの木、打ち合わせ30日、雪です。寒いです。今日は朝からマキノの温泉に行き、昨日知り合ったセルフビルドで家を建てたという福井さんのお宅を拝見させていただくことに。集落に近づくにつれ、雪の高さが背丈を越えていくほどの豪雪地帯。除雪してあるところに車を止めて歩いておうちにお邪魔しました。暖かい薪ストーブと自給した食材でのお昼を用意してくれ、家を建てるまでの記録写真を見せてくれました。古い民家を購入し、ほとんどすべてに近い建て替えをしたそうです。解体、材料の調達、建築、とこの家を建てるのに7年の歳月を費やし、今では家族が暖かく過ごせるりっぱな家が完成、田んぼや畑、鶏を飼い、豊かで幸せな生活をおくっていました。私たちの月のカレンダーを使ってくれていたそうで、私たちより先にカレンダーがこちらのおうちに来ていたことが嬉しかったです。いろいろなお宅に伺わせていただくと、家と人との関係がとっても密接に関わっているということを感じます。一日のうちのかなりの時間を家で過ごすのですから、家の持つエネルギーがそのまま人に影響してくるのは明らかなこと。わたしたちも今から家を建てるにあたり、いろいろと学びをいただいています。
さて、雪の琵琶湖、昨日に続き、今日もたくさんの人がボートセンターに俣野さんの船造りを見にやってきました。今はミセさんという生徒さんがいて、4月のアースデイの完成にむけて船を造っています。夕方俣野さんと次回のカヌーデイの打ち合わせをしました。次回のカヌーデイはワークショップとなる予定です。  (よ)


関連サイト: 奥琵琶湖ウドゥンボートセンター ・ 新旭水鳥観察センター ・ 大與 ・ 福井的田舎生活通信

あるでばらん会議の様子、みんなで2011年1月27〜28日
岡山笠岡。 

朝、なぜか体が重たい、昨日の夜何があったんだっけ?まあいいか。今日は岡山に向けて予定通りの出発。人生におけるたくさんの出会い、時間を共にした仲間とのお別れは少し寂しくなるものなのだが、なぜか四万十塾でそれは感じない。「行ってきま〜す」とひと言、僕たちは四万十川の上流に向かって車を走らせた。
本日の目標は岡山県笠岡市にある、「あるでばらん」という会社を営む、俊ちゃん由産ちゃんに会うことだ。  (匠)

ここまで書いてたくみくんは寝てしまいました。旅というのは新しい風を運ぶもの、風とは情報、メッセージを運びます。さて、四国ぐるっと一周旅、たくさんの風を感じながらしまなみ街道を渡り再び本州へ。
夕方、笠岡駅で待ち合わせて、俊ちゃん由産ちゃん工藤さんと三洋という料亭へ。普段は料亭なのだそうですが、店主さんが気の向いたとき月に1、2回ラーメン屋にする日があるそうで、今日はそのラッキーデイ。みんなでとってもおいしいラーメンを堪能しました。
それからあるでばらんへ。久しぶりに会うと話しは尽きないものです。由産ちゃんからいろいろオススメ情報をいただき、早速試してみることにしました。こころのケアができる人たちはからだのケアにも精通してます。
あるでばらんのカレンダー、つるかめ屋にて28日朝、ネパールからニマヌルという青年がやってきました。あるでばらんのスタッフだったオンチュ(日本在住のネパール人)通訳のもと、みんなで顔合わせをしてコミュニケーションをとっていきます。わたしたちは近所に工房を持つ「つるかめ屋」のべっちゃんを訪ねました。べっちゃんと話しているうちに、べっちゃんの求めているものを持っている人、そしてその人が求めているものをべっちゃんが持っているということに気がつき、これはぜひ紹介せねばと、いろいろなアイディアがわき、もう一泊笠岡に宿泊することにしました。あるでばらんに来ると、いつもお互いがいい情報交換ができ、いいタイミングで物事がすすんでいくのを感じます。これも人の持つエネルギーと、その場所の持つエネルギーなのかもしれません。
翌朝由産ちゃんの心のこもった朝食をいただいて、このいい気を受けたまま琵琶湖へと走ります。 (よ)


関連サイト: あるでばらん ・ つるかめ屋

藤崎家にて、四万十川2011年1月25〜26
四万十へ。 

なつかしの中村へ。今では四万十市と変わりましたが、私の中では未だ中村と呼んでいます。まず中村に来たら寄らずにはいられない酒屋「ことぶき屋」さんに伺いました。こちらの店主リーチさんは全国おいしいお酒があるところへ直接通ってお酒を仕入れ、適正価格で販売しているという我らの強い味方です。「おー、久しぶりやねー。時間ある?コーヒー入れるから飲んでいって。まあ座って座って。」と暖かく迎え入れてくれました。「家はどうなった?」「あの頃がいちばん酒飲んでいたときやね、楽しかったなー。」といろいろ思い出話や現状報告をしながらおいしいコーヒーをいただきました。たくみくんが四万十塾のスタッフをしていたときから、こうやってつながっている人たちと今も仲よくさせていただけるというのは何よりもありがたい宝物です。いつもこちらでおいしいお酒を手に入れてから、故郷四万十塾へと向かいます。
宇和川さんと、夜の会議「おかえりー。」とーるくんとケンくんが迎えてくれました。おいしいお酒をいただきながら、今後の展開などを話しました。「カヌーデイどうする?」さて、あたため中の企画がどうなるか、続きは次回の打ち合わせにて。
26日、お隣の宇和川さんに会いに行きました。先日四万十塾からあつこ姉さんが漬けた梅干をわけていただいていたので、直接会ってお礼がいえるね、と伺うと、ちょうどあつこ姉さんがいて、おいしい甘酒をいれてくれました。「昨日もっちゃんから電話があってね。」 とか、「スーパーでケンくんに会ってね、」と、私たちが会いに来るのを知っていて、歓迎してくれました。「いただいた梅干、tuttyにも少しわけさせていただきました。」と話すと、tuttycafeのHPを見ているらしく、いろいろ知っていました。「ツヨシさんに会ってきたんです。」とたくみくんが話すと、ツヨシ流の話も知っていて、今のツヨシさんがいきいきと仕事をしている様子を教えてくれました。そして、わたしたちが梅干をよく使うことをジョンくんから聞いていたようで、昨年漬けたという梅干をtuttyの分も、と持たせてくれました。時を経て、今また一緒に時間を過ごせるということ、お互いが元気で今を楽しく生きていられるということは、とてもありがたいことです。(よ)


関連サイト: ことぶきや ・ 四万十塾

ビスタリ食堂2011年1月24日 (月)
高知へ。 

日和佐をあとに、室戸岬を回って高知にやってきました。まず、今年から月のカレンダーを扱ってくれている南国市にある「ビスタリ食堂」にお昼を食べに行きました。手作りのセンスのよい店内はとても賑わっていました。メニューはその日のランチが2種。ご飯、主菜1品、副菜3品、味噌汁、香の物、デザート、飲み物つきで1050円。とってもおいしくて、大満足でした。お店のまっとんとまぁみぃカップルのお人柄あふれる素敵なお店、高知に来たら是非足を伸ばしてまた来たいお店です。それから高知市街中にある天然石を扱っているクリスタルショップ「ドゥニクリスタル」に伺いました。こちらの安藤さんとは数年前に池袋で開催されたミネラルショーでお会いして、今では毎年お店で月のカレンダーをお取り扱いしていただいています。安藤さんモナリさんご夫妻は世界中を旅してまわっていたという方で、各国にお友達がいるそうです。10年ぶりにフェイスブックで友人と再会したお話を伺い、先日見た映画「ソーシャルネットワーク」の余韻をここでまた感じました。石を扱うだけでなく、いろいろな世界を教えてくれる素敵なお二人にお会いできてよかったです。来週はツーソン(アメリカのアリゾナ州:最大のミネラルショーがある)に行くそうで、いいタイミングで会えたのもここのお店の波動かもしれません。店内はとても美しい空間で、扱われている石たちもとても質の高いものばかり。とっても素敵なお店でした。
正木家、あいラブSTONEそして先日オープンしたばかりの石の浄化専門店あいラブストーンに伺いました。こちらのお店は自分の持っている石を浄化してくれるという、世界でも稀なお店です。構想段階からお話を伺い、今年の1月11日にオープンしたとのことで、お祝いに伺いました。店内には逆ピラミッド型の浄化ルームがあり、石だけでなく人も浄化してもらえそうな感じです。お店も自然光を取り入れた明るい雰囲気で、とても居心地がよく、これからますます充実したお店にとなっていくのが感じられました。今は中が空洞のピラミッド、節分の日にその逆ピラミッドにクリスタルを入れるとのこと、浄化装置が稼動するのが楽しみです。
夕方ちらほらと雪が舞う中、窪川に住むもっちゃんみさとちゃん帆杜(ハント)ご家族に会いに行きました。手作りのこの上ないご馳走をいただき、お仲間エイちゃんとも意気投合、おいしい時間を過ごさせていただきました。「大工はこみ潮7分引き潮3分っていうことをよく言うよね」とか、「こみ潮のときにひいた野菜は持ちがいい」など、月の満ち欠けと連動している潮の満ちひきのお話を伺って、月のカレンダーや手帳を取り出して教えてもらいながらいい夜を過ごさせていただきました。高知のおもてなしのお客文化、ほんと大好きです。 (よ)


関連サイト: ドゥニクリスタル ・ あいラブSTONE

つよしさん、楽音楽日2011年1月23日 (日)
徳島へ。 

昨夜は淡路島のパーキングで仮眠し、早朝鳴門海峡を渡って徳島へ。知人の住む神山に向かいました。会おうと思っていた知人は旅に出ていましたが、以前イベントでお会いした楽音楽日のヒサさんマリコさんアイちゃんご家族を訪ね、そこで神山に住む元四万十塾スタッフのツヨシさんの連絡先を教えてもらいました。ツヨシさんはたくみくんの兄弟子。一緒に四万十をガイドしていた先輩で、四万十塾を出て以来、7年ぶりの再会でした。ちょうど電話したところから5分のところでお昼休憩をしていて、わずかな時間ながらも一緒にご飯をいただきながらお互いの近況報告などをしていました。ツヨシさんは「つよし流」の自然農を確立し、とてもいきいきと人生を送っている様子、とてもいいタイミングで会えてよかったです。
今夜は日和佐町(NHKのウェルかめという連続テレビ小説の舞台にもなった美波町)に住む友人たー&あっこ&あづきご家族のところにお世話になり、時間を忘れるほど話しました。会っていない時をすっ飛ばして、一気に時間がつながったように感じるのは不思議なものです。ただ、変化するということだが変わらないことなんだなあ、そしてみんな進化しているんだなあ、と感じました。 (よ)


関連サイト: つよし流

明石海峡大橋、サンセット2011年1月22日 (土)
四国へ。 

寒いですね。何もこんな寒いときに出かけなくても、とも思われるかもしれませんが、思い立って西へ出向きます。友人たちに会って、ぐるりとしてこようと思っています。会社でいえばカレンダーお取扱店へのご挨拶、という名目で仕事っぽく聞こえそうですが、なにぶんはからめの二人ですから、旅だと思われそうです。おかげさまでカレンダー業務も一段落しましたので、2012年のカレンダー&手帳の発想をもとめ、新しい空気を吸いに行ってきます。 (よ)

女子会、ワシ君初革細工2011年1月20日 (木)
大寒 満月 冬の養生 

寒さがもっとも厳しい頃といわれる大寒(だいかん)です。昨夜の月はとても綺麗でしたね。今朝は横浜の家でヨガを教える機会を設け、鍼灸師ワシくんとボイストレーナーちっしーのお二人とヨガを通してからだのことを話し合いました。ヨガのあと、からだの養生を考えた食事をつくり、みんなで一緒にいただきながら、食のことや生活のことを話し合います。本日のブランチは小豆玄米ご飯、ごま塩、梅干、ほうれん草のおひたし、大根のお漬物、根菜のお味噌汁というシンプルメニュー。五行でいえば冬は水の季節です。人間の五臓では「腎」にあたります。腎臓の働きは人間の生命エネルギーを貯蔵すること。冬には腎臓をサポートする食べ物、小豆や根菜類、お味噌などを食してからだのバランスをとっていくのがいいといわれます。
夕方匠くんが革細工道具を出してきました。午前中のヨガルームは、午後には革細工ルームへと変わり、寒い大寒の夜を暖かく過ごす友人たちと今夜も賑やかなパーティが繰り広げられます。 (よ)


関連サイト: わしだ鍼灸院

旅カフェ ステイハッピー にて。2011年1月19日 (水)
Stay Happy !!  

今日、カレンダーを納品させていただくのは、下北沢南口徒歩2,3分のところにある「旅カフェ cafe Stay Happy」、1ヶ月前にオープンした出来たてホヤホヤのカフェだ。蔵人(くらと)さん(地球3周)とサチさん(地球2周)のオーナー夫妻とその仲間たちで作り上げたこのカフェは、バックパッカーの情報基地?という表現が合っているかどうか、世界中の匂いを感じられるような素敵な空間だ。
早速そのサチさん、蔵人さんと話させていただくと、はじめましてなのか、はじめてじゃないのか、そんなことはどうでもいい、2人と話していると、今ここにいる時間のことを話したくなる雰囲気に包まれ、すごく気持ちの良い時間が過ぎていった。
コーヒーとマテ茶をオーダーして、蔵人さんとコタツに入って3人で話していると、1人の女性がご来店。「いらっしゃいませ、お1人ですか?」と蔵人さん。「あとから友達が来るのですが・・・・」と女性客。「そうですか、お好きな席へどうぞ、コタツなんかいかがですか」と蔵人さん。「いいなぁ、コタツにしちゃおうかな」と女性客は僕たちの隣にあるコタツ席に1人で座った。しばらくして蔵人さんがオーダーを取りにその女性客のところへ。すると女性客はあとから来る友達が前にもこのお店に来たことがあり、蔵人さんと知り合いだという事を蔵人さんに話していた。「誰だろ?」と蔵人さん。女性客はいろんな言葉を使ってその友達のことを説明しはじめた。「マッサージをやっていて、羽根木で、ヒーリングサロンで・・・」。その会話が何となく僕の耳に入ってくる。ん?なんだかこの言葉の組み合わせ聞いたことがあるな・・・・、もしかして・・・。間違っていても何でもないだけだからと思い、僕は女性客に話しかけた。「失礼ですが、今話されている方・・・・もしかしてウハネという名前で・・・」と僕。すると「そうそう、ご存知なんですか?」と女性客。なななななんと、今から来るというその友達は、今年度から僕たちの作る月のカレンダーをお取り扱いいただいている「ボディコーディネートサロン ウハネ」のHILOさんであることが分かった。しかも僕たちはまだHILOさんとはメールだけのやり取りで、面識がなかった。「おお!、すげー!、そうだよ!、コレだよ!、分かるよねぇ!!」と僕と蔵人さんは酔っ払った男2人みたいに(まだアルコールは飲んでいなかったと思う)ハグ。そのあと、HILOさん登場、もう1人のお友達陽子さん、最初のきっかけ女性客ミキティの3人と僕たち5人で話しがはずみ、時はまるでダムのない川の水のように流れていった。いつか会える日が来るのかと思っていた人と、同じ日に、同じ時間に、同じお店の、隣の席に・・・・・偶然?、必然?そんな話しを誰もがしたことがあるのではないだろうか?
偶然と必然はこの世の真理をほんの少しだけかじらせてくれる気がする。ほんの少しだから1000かじりしてもほんの少しなんだけれど、もし、そいつを少しでも多くかじるための近道があるとしたらそれは「旅」ってやつなのかも知れない・・・・なんて帰り道に思った。  (匠)


関連サイト: 旅カフェ cafe Stay Happy ・ ウハネ

土用と大犯土が重なっています。じんちゃんと2011年1月17日 (月)
冬土用入り  

寒の内だけあって寒い日が続いています。積雪量も多く、新幹線のダイヤが乱れたり、雪の影響による事故が相次いでニュースから流れてきます。
先日の飲み屋「四万十」での新年会の折り、「あなた16日も来なさい。○活パーティーがあるから。」といわれた匠くんの友人2名が再び四万十へ赴(おもむ)き、楽しい出会いがあったあとに再び匠邸に泊まりに来ました。朝ジンちゃんは韓国に帰るために旅立ち、男子たちはここから仕事へと向かい、賑やかだった時間もフェイドアウトしていくように感じたのもつかの間のこと。
今日から冬の土用です。土用は陰陽五行思想に基づいて設けられています。五行とは木火土金水のこと。春は木、夏は火、秋は金、冬は水にわりあてられ、土は四季の間にあってその生成を助けるものと考えられています。 冬の土用とは立春の前の18日間のことをいい、土用の期間というのも大犯土同様、土を犯すことを忌むべき期間といわれています。
今夜はよっしーと匠母、妹と「とんちゃん」という韓国焼肉屋さんに行きました。韓国人のジンちゃんが帰った日に韓国料理だねーなんて話しながら、やはり毎晩賑やかな夜を過ごしています。  (よ)

はむちゃん、じんちゃん。2011年1月15日 (土)
小正月 大犯土入り  

今夜はカヌー仲間のハムちゃんと、韓国からゲストのジンちゃんが来る予定なので、午前中にはからめランドを出発し、横浜へと向かいます。
1月の15日といえば小正月と呼ばれます。1月1日が大正月といわれていることに対して15日を小正月と呼ぶのですが、 明治5年まで使われていた太陰暦(旧暦)では一日は新月で十五日は満月でしたから、小正月とは一月の満月の日でした。この日には小豆粥を食べる風習があります。小豆は腎臓のかたちをしていて、腎臓にもいいんだよ、いわれます。新月、満月のときにはお赤飯や小豆玄米を炊いて食べたりする習慣は、月のリズムとからだのバランスを考えた食の知恵なのでしょうね。沖縄には食事の大切さを表す「ぬちぐすい」という言葉があります。命(ぬち)の薬(ぐすい)という意味です。
今日は六十干支の庚午(かのえうま)です。今日から7日間を大犯土(おおつち)といって、穴掘り、種まき、木の伐採など、土いじりを慎む日としています。アスファルトに覆われ、納期や仕事の手順を選べない現代では昔ほど暦の影響を受けなかったりするようですが、現在でも一部の林業、土木建築業、竹細工職人の間ではこの犯土表に基づき仕事が行われています。わたしたちもはからめランドの土木作業をお休みして、友人たちと過ごす期間&デスクワークにあてています。  (よ)

面白い形の氷が沢山。「月の輪」と共に2011年1月11〜14日
煙突掃除は竹で。

本日は2011年1月11日。煙突の日、かどうかは知らないけれど、ストーブの引きが悪くなったので煙突掃除。煙突掃除用のブラシは持っていないけれど、その代わりに昨年考えたのが竹の枝。竹の枝を束にして煙突に差込み、シャカシャカやるとかなり簡単に、しかも綺麗に煤(スス)が取れるのである。発見したときは、結構嬉しかったのを覚えている。
さて、今回のはからめランド、寒いといえば寒く、暖かいといっても、やはり寒い。朝起きるとテントの中はマイナス7℃。バナナで釘が打てるマイナス30℃までには程遠いが、それなりの寒さである。
流れていない水という水はすべて氷という氷になり、水道が凍ったのもずいぶん前の話だ。飲み水は20リットルのタンクを2つで1週間以上は余裕でまかなえる。口に入れる以外の水は川から汲んでくれば良いだけなので、数ヶ月前の水道が開通したときの前日に戻ったと思えばそれほど苦ではない。
にしても毎食、よし子の作るご飯は美味しい。自分たちで自分たちを褒めているのでなんだか変な感じもするが、本当に美味しいのである。食事を頂く時にいつも誰々から頂いた野菜、お隣さんから頂いたお餅、ここで採れた野菜、などなどいろいろな方々の顔を思い浮かべながら頂く食事は、何にも変えがたいものだと心から感じる。ちなみに上の写真右側にあるお酒は、12月のカレンダー10周年記念パーティーで頂いた日本酒「月の輪」。この日本酒を選び僕たちにプレゼントしてくれた3名のお姉さま方、Mえさん、Yんちゃん、Mみさんと1名のお兄さまSんどうさんの顔を思い浮かべながら「本当に美味しいねコレ、」と何度言ったか分からないほど美味しく頂いた。みなさまどうもありがとう!
ゆんぼ君も大活躍、トイレ制作に向けて。と、美味しい食べ物で毎食大満足をしているのだが、もちろん食べて、飲んで、寝ているだけの生活ではない。働かざるもの食うべからず。それなりの労働をしてこそご飯が美味しく食べられるというものだ。いつも2人で目標を決め、優先順位を自分たちで決め時間を費やしている。なぜなら、ただ辺りを綺麗にするというだけでは、終わりが無くなってしまい、いつまで経っても何も建物が建たないからだ。なので、綺麗にしたい所は本当に沢山あるのだけれど、いつも後回しとなってしまうという訳。判断基準は、工房を建てるために必要な作業か、そうでないかである。現在の目の前の目標は、建物の基礎(建物の一番下にあり、その名の通り一番の基礎となる部分。コンクリートなどで出来ている)を打つための地盤つくりだ。建物を建てるためのスペース以外にも車が入ってくる道など、さらに広いスペースが必要となる。そのためには木を切らなければいけないし、それを薪にするために長さを整えたりと1本の木を無駄にせず生かすために処理するにも結構な時間がかかる。でも幸いなことに、少しでも体を動かさなければ、少しも前に進まないことを僕たちは知っている。そう、体を動かした分しか進まないのだけれど、体を動かした分だけ確実に前に進むのである。馬鹿だと思われてもあえて言わせていただくが、コレは煙突のススを掃除するのに竹の枝が役に立つということを知ったときと同じくらいの、いや、もっとだ、とにかくすごい発見、大発見なのである。この発見を元に僕は人生を楽しむということを自然と共にしていきたいと思っている。簡単に言うと、「宝くじは買った人にしか当たらない」とい事である。 (匠)

ohanaにてアーペーと2011年1月10日 (月)
成人の日  

成人の日、「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨とした国民の祝日です。 数日前から青年たちとお互いに祝い励ましあっておりましたが、今日は朝からタロットの予約が入っていたので、青年たちがまだお休みの中、準備をして三軒茶屋オハナに電車で向かいます。今日は新春タロット初め、といっても午後イチではからめランドに向かうので予約の方のみリーディングして匠くんに車で迎えに来てもらい、そのままはからめランドに出発しました 。
2000年のハッピーマンデー制度導入となるまでは、1月15日が成人の日とされていました。1月15日といえば小正月。かつては元服の儀が行われていた日であったようですが、そもそも日本は旧暦を用いていましたから、旧暦の15日といえばほぼ満月、一月の満月の日におとなになったことを祝っていたという、日本の暦とは月の満ち欠けとともに行事ごとを織り込んでいく情緒ある暦であったことが伺えます。 (よ)

翌日の朝、四万十にて新年会2011年1月8〜9日
新年会は四万十?、一粒万倍日

僕が通っていた学校の仲間を中心とした仲間で毎年、忘年会をするのが恒例となっていた。が、昨年はみんな忙しく、日程を組めなかったため、今年は新年会ということに。名前は変わってもやることは同じ、集まってお酒を飲んで、話をするのだが、なんだか新年会のほうが明日がある感じがして良いなぁと思うのは僕だけだろうか・・・・?
そんな新年会に選んだのは、東京品川区にある「四万十」というお店。その名の通り、高知出身のオーナーが高知の郷土料理などを振舞ってくれるお店だ。もちろん、数年前から「はからめ月のカレンダー」が店内に掛けられている・・・・ことは言うまでもないか。ちょっとだけお店の紹介をさせて頂くと、料金はいくら飲んでも4,000円(お酒を飲まない人は、飲まないなりの料金設定あり)、ビールは頼んだ分だけ出てくるし、焼酎、日本酒は店内にあるものは誰がどのお酒を飲んでも自由。隣のテーブルに飲みたいお酒がドンと置いてあれば「こんにちわ〜」と言って、お隣の人に注いでもらってもよし、一升瓶を拝借してもよし。メニューや時間制限は無し。高知の方々も満足する素敵な居酒屋、ぜよ。僕たちが過ごした7時頃から閉店までの時間は、あっという間に笑い声と共にどこかへ行ってしまった。そうそう、後もうひとつこのお店を紹介するときに言っておかなければいけないことは・・・・「占い」。何はともあれ自分で行って自分で確かめてみるのが良いと思うので、ここではあまり詳しいことは書かないでおくことにする。
男カレー8日の新年会はそのまま、はからめの横浜基地へと流れ込み、9日、久々に見る人数で朝を迎えた。今日は今年最初の一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)だ。今年のはからめ月のカレンダーに初めて登場したこの「一粒万倍日」とは、その名の通り、一つの行いが何倍にもなって返ってくるという日。仕事や投資など何かを始めたりするのには吉日である。しかしその一方、借金や苦労なども同じように膨れ上がって返ってきてしまうので、気をつけなければいけない日でもある。何かにとって大きなプラスの力が働くときは、別のものにとっては、マイナスの力も同じだけ大きくなるというのがこの世の摂理であると僕は常々思っている。大きな力の中にいると感じているときには、ちょっと一歩下がって回りを見回してみることがとても大切なことだと、最近多々感じる。ところで9日の朝ご飯は、料理長よし子の今年2回目の七草粥。飲んだ翌朝のお粥は、みんなの胃にとって優しい風が吹いたに違いない。ってことは優しい風が何倍にもなってよし子に返ってくるってことか・・・・?優しい風が何倍にもなったら台風みたいになっちゃったりしないかな・・・・?そういう事じゃないのかな・・・・?お昼頃、ほとんどの仲間は各々の時間に帰っていく。夜、2泊目となったのはテッチャン、アーペー、ヨッシー。夜ご飯は、珍しく、なかなか見ることができない男キッチン。テッチャンとアーペーが男カレーを作ってくれた。って事は、この作ったという行為も何倍にもなって返ってくるってことだ。ん?待てよ、けれどそれじゃ、毎日のようにご飯を作っている世の中の奥様たちは、この日だけはいくら旦那に優しい声を掛けられ「今日は俺がメシ作るよ。」なんて言われても、作らせないほうが良いってことだ。ん〜、にしても今年初回から考えさせられる一粒万倍日だ。はからめ月のカレンダーを愛用して下さっている方々、僕たちと一緒にうまく使っていこう、一粒万倍日を。 (匠)

七草粥2011年1月7日 (金)
人日 春の七草 

1月7日は人日と呼ばれ、七草粥を食します。6日の夜、柊など尖ったものを戸口に挟み邪気を払い、唱えごとと共に春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を叩いて作った粥を、翌朝に食すと邪気を払い万病を除くといわれています。
横浜の家では七草をスーパーで買い求めて作ることが多いのですが、今回は苗の状態のすずなとすずしろがはからめランドにあるので、それを土に入れた状態で横浜まで持ってきました。泥を落として、先日母の姉にいただいた旬の青菜と、横浜の家のそばに生えているなずなや草を用いて7種で七草粥を作りました。いろいろなパワーが入って邪気も万病も除いてくれそうです。本来は旧暦1月7日の行事でしたから、その頃に再び生えている野草で作ってもよさそうですね。 (よ)

小寒の1日2011年1月6日 (木)
小寒 

二十四節気の小寒(しょうかん)です。この日から寒の入りとなり、節分までを寒の内と呼んでいます。この頃から本格的に寒くなってきます。
友人鷲くんご夫妻がやってきました。新年最初の顔合わせ、まずは日本酒、そしてワイン、夜更けに友人コセちゃんが加わってビール、最後は焼酎と、新年の集いは朝5時まで続き、お酒も空になりました。みなさんよくお飲みになりました。
鷲くんもコセちゃんも匠弟の親友で、今ではすっかり家族のようなお付き合いをしています。弟が不在のときにも遊びにきますし、今ではその場合の方が多くなってきました。話は鈴木家三兄弟の愛の深さについてとなり、お酒の力も影響して、「愛」という言葉を多面的な角度から分析していました。
酔う前に鷲くん恒例の、「今年の漢字一文字」を各々が鷲くん(手帳を忘れ奥さんちしほちゃん)の手帳に書き初めました。この漢字を忘れず、佳き新年となるよう、こころ新しく過ごして生きたいと思います。 (よ)

反町薬師2011年1月4日 (火)
新月 薬師さま

師走の朔月です。月は山羊座に位置しています。月が山羊座に位置しているということは、地球から見て月のある位置が黄道十二星座の山羊座の位置にあるということです。月は約29日で地球を一周しますから(12星座を29日かけて一周するので)、ひとつの星座に約2〜3日位置することになります。その期間は月はその星座の影響を受けると考えられています。新月の願い事をするときに、山羊座の司るところ(目標設定や時間について)の分野のお願い事をすると叶いやすいといわれています。
はからめランドを出て、実家に帰っている母に会いに行きました。母をピックアップして、横浜に向かう途中に今日は匠くんの大好きな場所に寄りました。そこはとても広くて、いろいろなものが売っています。まずは前から気になっていたそのセンターに入っているカフェで昼食をとりました。何が気になっていたかというと、そのお店の中央にカヌーが吊ってあったのです。パドルも2本入っていて、よく見渡せばお店の中には舟をイメージさせるようなアイテムがちょこちょことちりばめられています。メニューはピザやパスタ、サンドイッチなどで、特別すばらしいというまでもないのですが、コーヒーのおかわりが50円だったり、お店が広くてゆっくりできるなどのいい点もあり、満足をしていざメインコースへ。食事は前菜のようなもので、本日のメインはお買い物。2時間の自由時間をとって、お互い別行動、お正月気分の相乗効果で母はキャンヴァスと筆を、わたしは新しいタロットカードと本を購入しました。匠くんのお目当ては売り切れていたようで、再びお買い物に来る機会をつくらなければならなそうです。横浜用に食料も購入し、さて帰ろう、と駐車場を出たところからプチ渋滞。この近くにある薬師さまへの初詣渋滞みたいです。裏道をさぐったつもりが薬師さまの無料駐車場の前に出ました。日も暮れはじめて駐車場も空いているし、なんと、この薬師さまへのお参りは1月4日がご利益があるそうで、ここまできたらお参りしていこうかという気になり、3人で薬師さまに詣でました。母と私は方位除けをする歳であるようで、お札をいただきました。母を送り届け、プチおせちをいただいて、野菜や果物、お米などをたくさん積んだはからめ宝船号は横浜に到着し、匠母と妹と師走の新月を過ごしました。
ちなみに今日行ったその場所を匠くんは親しみを込めて「ジョイホン」と呼んでいます。 (よ)

電信柱と一緒にお正月2011年1月1日 (祝)
はからめランド お正月

2011年が始まった。という事よりも僕達にとっては2011年のカレンダーが、今日から使われ始めた、という方が実感するところである。
一昨日、昨日と降った雪は解けてはきたが、やはり日陰は寒く、春まで解けないんじゃないかな・・・と思わせるような暗さがある。
今年一年、どんな年になったらいいかなぁ・・・・。建物はできるだけ進ませたいなぁ。昨年は僕達も動きっぱなしだったけれど、今年は少し余裕をもって、はからめランドにも友達を招いたりできたらなぁ。いい時に、いいところに、限りあるお金をうまく使えたらいいなぁ。でもやっぱり一番は健康で楽しい日々を送ることができたらいいなぁ。平凡だけどパンチの効いた日々、平凡パンチ。
トイレ、お風呂、工房、倉庫、母屋、ゲストハウス、橋、池、田んぼ、洞窟、ツリーハウス、映画館、高見台、薪小屋、アスレチック、バー、ビリヤード部屋、バックギャモン部屋、意味無い仕掛け、意味無い素敵な道、カフェスペース、図書館、秘密の部屋、秘密の通路、秘密の庭、何から作ろうか。今年も時々よろしく。  (匠)

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