迦哩迦の皆様と、草畑 2010年7月30〜8月1日
はからめランド〜山形

明るいうちにはからめランドに到着。約2週間あけていたので植物の成長には目を見張るものがありました。写真は車を停めるスペースからみた畑です。ただの原っぱのような、野菜はどこにいるんだろうと、わたしたちでも探してしまうくらいの状態です。まずは車から薪を降ろして、荷物を入れ替えたらあっという間に日が暮れました。久しぶりの我が家(テント?)に一泊し、翌朝は草刈とテント内の片付け作業に従事、荷物を車に運び入れたところでザーッと一雨やってきました。雨がやむまで一休みして、それからお弁当を持って出発しました。次なる旅は東北地方、山形を通って秋田まで行く予定です。猪苗代湖付近の湖畔で一泊、早朝目覚めとともに山形へと向かいます。
1日、早朝からやっている温泉に入りました。東北は温泉が豊かで、料金も500円以下というところが多く、旅人にはありがたい場所です。ここで新型携帯が役に立ち、この付近の温泉は、と検索するとナビしてくれるので初めての場所での情報収集に重宝しています。
夕方頃山形市内に到着しました。友人もえちゃんからのご紹介で月のカレンダーをお取り扱いしてくれているギャラリー迦哩迦に立ち寄らせていただきました。いつも送ってくださるギャラリーの案内状がとても素敵で、どんなところなんだろうとどきどきしながら訪れました。植物がとてもいきいきとしていて、さわやかな空間です。迎えてくださった水野ご夫妻は芸術家、ひとつひとつのものがどれも本物、あたたかみと洗練された作品に囲まれて、時間を忘れゆっくりさせていただきました。出羽三山のお話を伺い、明日は早起きして羽黒山にお参りしてから鶴岡に向かおうと計画をたてました。ギャラリー迦哩迦、まるで神社のような気に満ちているところでした。山形で最初に訪れることができて、ありがたいことです。 (よ)


関連サイト: ギャラリー迦哩迦

Kevipaさんの作品展、上杉家と一緒に。 2010年7月28〜29日
Kevi・Kevi

tuttycafeで朝を迎えた。昨晩は夫婦夫婦お互い沢山の話を吐き出すことができたみたいだ。いつも本当にありがとう、僕達は八王子、ウッド・ユウ・ライク・カンパニーで次なる薪を手に入れ、高崎にある上杉KeviKevi家を訪ねた。
上杉家はKevipaさん、ミエさん、そしてラブラドールという大きな犬のKevin、毛のあるミニチュアダックスのルークとクレア。Kevinは15歳、大型犬の15歳は人間で言うと100歳くらいらしい、長老だ。
結果から話すと、1泊の予定が2泊になってしまい、のんびりとした時間を過ごさせていただいた。1泊の予定だったので朝、お出掛けするKevipaさんに別れを告げようとアトリエへ。Kevipaさんはなんと画家、僕はKevipaさんと出会ってから数年経つのだが実際にちゃんと絵を観させて頂くのは初めて。離れにあるアトリエはまるで夢の中、アトリエの中にいるKevipaさんと話しているのではなく、Kevipaさんの中にあるアトリエと話をしているみたい。するとKevipaさん、エアパッキンに包まれた額を手渡してくれた。「テントの中に飾れる場所あったっけ?」とKevipaさん。なんと以前はからめランドに来ていただいたときに描いたスケッチを元に作品を描いてくれ、それをプレゼントしていただいたのだ。その絵には初期はからめランドがしっかりと描かれている、もしかしたら今後一生の中で一番長い時間目にする絵になるかもしれない。
Kevipaさんに「行ってらっしゃい。お世話になりました。ありがとうございました。また会いましょう。」と別れを告げた後の、よし子とミエサンのトーク。今から考えると既にその時からもう1泊が決まっていたのかもしれないとも思う。午後、車で40分くらい走ったところにある「はまゆう山荘」でKevipaさんの絵が長期展示されているというので雨の降る中2人で行ってみた。Kevipaさんの本物の絵は迫力あり、見ていると僕の頭の中の端っこに付いている何かををゴムべらで綺麗にしてくれるような気持ちの良くなる絵だ。夜はミエサンのファッションショーもあり、遅くまで意味がありそうな会話が続いた。
29日、上杉家のみんなに本当に別れを告げて久々のはからめランドに向かう車の中、思うことはこんな事だった。いつか特別な1日が来るから、その日を待ち、その日の為に今日を過ごすのではなく、今日が特別で、人との出会いも今、出会っているその瞬間が瞬間が特別で、それが全てなんだ、その事を絶対に忘れてはいけないんだって事。  (匠)


関連サイト: Mob@KeviKevi  KeviKeviブログ

南伊豆ボートヤードにて、下田スパイスドッグにて 2010年7月26〜27日
満月・伊豆

昨夜は駿河湾の浜辺で月の光を浴びながら眠りました。雲の間から月が出ているときには、遠くの砂浜まではっきり見えるくらい明るく、夜中なのに明け方かと思うくらいでした。車で沼津を通過中、サントムーンという大型ショッピングモールに入っているナチュライフというアロマオイルやナチュラルコスメを販売しているお店に立ち寄りました。こちらは友人tuttyのご紹介ではからめ月のカレンダーを取り扱ってくれていて、今回初めてお店を拝見させていただきました。店長の小野さんはアロママッサージをされているそうで、とても素敵な女性でした。
その後修善寺方面へ向かい、tuttyとユタカさん、1歳1ヶ月になったエイオウに会いに行きました。今回の旅ではいろいろな夫婦に会い、わずかな時間ながら夫婦一緒の時を共に過ごさせていただく機会が多かったような気がします。わたしたちも仕事、生活、旅といつも一緒にいますが、ときにはぶつかり合い、ときには助け合いながら、なんとかここまでやっています。
27日、tuttyファミリーを誘って南伊豆へと向かいます。見晴らし台に工房を持つハメちゃんのところに立ち寄ります。最近ハメちゃんの作る小さなイスがひそかに人気、tutty cafeでもお取り扱いしてくれることになりました。南伊豆の情報発信基地スパイスドッグに寄り、ノブさんにカヌーデイの報告をして、南伊豆のみなさんの近況を聞きます。「昨日マサが来たよ、一昨日アビが来たよ、」とみんなの今を聞きながら、以前夏を過ごした南伊豆ボートヤードへ行ってみることに。途中、ピーススクールのリサがやっているコミュニティカフェに立ち寄りました。リサは頭をまるめてすっきりしたよ、とベリーショートのヘアスタイルで子供たちと英語で遊んでいました。南伊豆ボートヤードはあいかわらずジャングル、実はここに薪を備蓄していたので、tuttyたちに使ってもらおうとユタカさんと一緒に薪を運びます。今からせっせと冬の準備、そしてわたしたちは次の薪を確保しに八王子に向かいます。 (よ)


関連サイト: ナチュライフ  tutty cafe

浅間さんにて、とぅから家ファミリー。 2010年7月25日 (日)
時間をはずした日

昨日の夜から続いた宴に残った方々と一緒に浅間(せんげん)大社へお参り、良く見ると東京三軒茶屋に集まるいつものメンバー。昨年、「僕達にとっていい土地が見つかりますように」と、いつもより少し多いお賽銭と共に願いを込めた浅間さま、僕達にとってはお礼参りとなる。
毎秒約2,5キロリットル湧いているという富士山の湧き水にみんなで足を浸しクールダウン。
その後、またまたみんなを誘って「てんカフェ」へ。海太君のカプチーノのミルクで絵を描く技(何ていうんだろう?)を見せていただくと、みんな注目、そして拍手。2日間で何回通ったんだかわからない「てんカフェ」に別れを告げて、やっぱり焼きそばを食べなくてはと、次なる目的地は屋台の並ぶ焼ソバ横丁。みんな思い思いの焼きそばを食べておなか満足。
その後、昨日からいろいろお世話になった「とぅから家」のみんなにも、手を振って、僕達とふろむあーすチームの藤田さん、悦子さん、ユキコと僕達の5人は「木の花(このはな)ファミリー」を訪ねた。ココは自給自足を基本として矛盾の無い生活を実践している集団(ファミリー)が生活している場所だ。今は世界各国からこのエコビレッジを見に来ようとお客さんが絶えないという。木の花ファミリー代表のイサドンからは、いろいろな話がダジャレと一緒にどんどん出てくる。全て自分達で”やってみた”話なのでグーット聞き入ってしまう。これから自分たちの場所を作っていこうと思っている僕はいくつかの刺激を頂いた気分だ。やらないと何も言えないなぁって感じる今日この頃である。
海太君の技、朝霧アリーナその後、昨日の文章で少し出てきた「WPPD」が開催された場所を5人で再度訪れた。2004年の「WPPD」はすごい嵐に襲われた祈りのセレモニー、その時の事を思い出すかのように空がゴロゴロ、急な雨がザーッバチバチと窓ガラスを叩く。誰もいない朝霧アリーナは、雨があがって虹が出そうで出ない空の顔。2004年にはココに数千人の人たちの輪が出来上がったんだなぁと思い出し、その輪は今でも繋がっているんだよなぁ?と空を見上げながら思った。
天気が不安定だが、ココまできたらカヌーを浮かべたいなぁと、5人でもし無理がなかったらカヌーに乗ろうと本栖湖まで車を走らせた。ちょっと太陽が覗いたからいい感じかなって思ったのだけれど、結局少し乗ってあまりにも風が強くのんびり感を味わう前に上陸。どよ〜っとした雲が、「今日はこの辺で、またゆっくりいいタイミングで。」と僕に言わせたとか言わせ無いとか。
ふろむあーすファミリーの3人に「次は三茶で。」と別れを告げてから2人で温泉につかり、僕達は次なる目的地伊豆を目指して車を走らせた。
今日7月25日は、マヤの暦で「時間をはずした日」、24日が大晦日で、26日が元旦、その間の1日。みんなはどんな1日を過ごしたのか?過ごされたのか?  (匠)


関連サイト: とぅから家。  てんカフェ  木の花ファミリー

浅間さんにて、とぅから家。 2010年7月24日 (土)
とぅから家。オープン

ココは静岡県の富士宮。この町に素敵なコミュニティーカフェ、楽菜ごはんかふぇ「とぅから家」がオープンした。今日はそのオープニングパーティー、沢山のゲスト、そしてアーティストが1つ屋根の下に集まった。中心になっているのは3人、イク君、文美ちゃん、わこちゃん。使わなくなっていた住宅を自分達そして仲間たちの手で改修しオープンまでたどり着いた手作りのカフェだ。内装に使っている材は、山の手入れをして出た間伐材。イベントの中で「NPO森の蘇り」の大西さんが無理なく森を蘇らせる手段、間伐材の使い方などをみんなの前で分かりやすく話してくれたのが印象的だった。僕達のはからめランドにある杉林も細い杉が密集していて寂しい感じなので「キラメキ」で煌(きらめ)かせてみようと思った。(詳しくは下のリンクより「NPO森の蘇り」)
それと、富士宮のもう1つの拠点である「・カフェ(てんカフェ)」(今回から勝手に拠点と思っているだけだが)浅間大社から歩いて1分の所にある本気でコーヒーを入れてくれるカフェ&バーだ。ここは数年前、富士山のふもと朝霧高原にて行なわれた平和セレモニー「WPPD」で知り合った友達の海太くんが営んでいる、なんだかゆっくりしてしまう素敵な空間のお店だ。「とぅから家」と「てんカフェ」歩いて移動できる距離なのでもし富士宮に寄った際にはぜひ訪ねていただきたいと思う。  (匠)


関連サイト: とぅから家。  NPO 森の蘇り  てんカフェ

ペロ家と、近江八幡 2010年7月23日
近江八幡

道頓堀リバークリーンを先導していた渡辺さんの紹介で、琵琶湖のほとり、近江八幡にある長龍マリーナという場所を見に行きました。約6千坪の敷地にジェット船が並び、プールにジャグジー、バーなどの施設があって、水辺にすぐ出られるのでそこから水郷めぐりができるというロケーション、一度カヌーで行ってみるのもおもしろそうです。世の中にはいろいろな人がいていろいろなライフスタイルがあるんだなあ、旅をすることは見聞を広げること、刺激を受けあうことなんだなあ、とあらためて感じました。
地図を見ると彦根が近いことに気がつきました。カヌー仲間のペロ家のお住まいは彦根。ペロパパとえりちゃんに会いたいね、と突然電話をしてしまったにも関わらずあたたかく迎えてくれ、夜の彦根の町を案内してくれました。明日は富士宮にいる予定、今日中に行けるところまで車を走らせます。 (よ)


関連サイト: 長龍マリーナ

どろ峡 2010年7月20〜22日
熊野

以前和歌山にある瀞峡の写真を見たことを思い出し、ここの水はきれいだろうなあ、きれいな水の上に浮かびたいと、めずらしくわたしから匠くん、とーるくんをカヌーに誘いました。22日にとーるくんと現地集合の約束をして、20日はたくみくんと白浜で温泉に入ってキャンプ、21日は熊野本宮を参拝して熊野川流域をドライブしながら下見をしました。
22日晴天、梅雨明けしたことが明らかに感じられる陽気、カヌーをかついで瀞ホテル下まで降りていきます。美しい渓谷の北山川を、ジェット船を何度も何度も見送りながら、ゆっくりと下っていきます。カヌーの上でめはり寿司をいただいたり、川原でスイカを食べた、みんなで夏休みを体験したかのような楽しい1日でした。 (よ)

ヲヰヌ温泉、再び大阪 2010年7月18〜19日
再び道頓堀へ

19日海の日に道頓堀リバークリーンがあるというので18日夕方に大阪に到着しました。主催は大阪地元の水を愛する方々で、わたしたちは3月にカヌーデイ100で道頓堀にお世話になった感謝の気持ちを込めて参加しました。大正のバーから漕ぎあがって水門をくぐり、暑さ絶好調のときに道頓堀でゴミ拾い。そして再び大正までくだってくるという、午前中から昼までのスケジュールだったのですが、暑さが相乗効果を醸し出してゴールと同時にみんなで子ども用プールに入って水かけあいっこ。童心にかえって遊びました。四万十塾の木村とーる氏も一緒だったのですが、水鉄砲を無差別乱射して楽しんでいました。
夜は堺にあるヲイヌ温泉という名の居酒屋でマスター&常連仲間にカヌーデイのポスターを見せてご報告、小さいながらも応援してくれるコミュニティができたようでうれしかったです。 (よ)

美麻にて、赤シソのアクだし。 2010年7月15〜17日
塙〜美麻

15日朝、横浜を出発、はからめランドで半日過ごし暗くなってから信州へ向かって車を走らせる。自分で言うのもなんだけれど結構ハードスケジュール。
半日のはからめランドでの作業は製作途中の梅干に赤シソを入れること。かなりの数の赤シソを1枚1枚丁寧に洗い、それをこれでもかというくらい塩で灰汁出しをする。揉めば揉むほど、汁の色は毒々しい赤紫からロゼワインのようなきれいな透き通った赤色になる。色もきれいな梅干ができるのが楽しみだ。
16日、高速道路のパーキングで目が覚める。久しぶりの美麻村、やってきたのは、山のテッペン森の中で暮らすガタさん、とし子さんの家。ガタさんが体調を崩したと聞いていたのでちょっと心配していたけれど、「おかえり〜」と元気良く迎えてくれたガタさんを一目見るとその心配は必要の無いことだったのだとすぐに思えた。夜も話は尽きず、遅くまで話し込んでしまった。ゆっくりと過ごさせてもらったにもかかわらず短い1泊2日だっが、その間沢山笑ったなぁというのが、がたさんとし子さんに別れを告げて大阪に向かう途中で思ったことだった。  
これからのはからめはどこへ向かうのか?19日から8月の初めまでは土用、大犯土、小犯土と、土をいじくらない方が良いとされている期間なので、それにあわせて関西、そして関東に戻り、その後東北へ向けて北上。その期間を過ぎたころ、はからめランドに戻り本格的に作業に取り掛かる予定。とは言っているけれど行き先はほとんど決めていないのが今回の旅のスタイル(いつもか・・)。どんな行動を取るか、僕達も分からないこの旅を、これを見ている方々も一緒になって楽しんでくれるとありがたいと思う。  (匠)

新月のタロット 2010年7月12日
新月のタロット

ワールドカップの決勝が午前3時過ぎからの放送、サッカーに興味があるなしに関わらず、一度テレビをつけてしまったら気になるものです。午前4時40分が新月ちょうどの時間でもあり、なんとなく都会に帰ってきたこともあってハイになっているのかもしれません。匠くんはテレビの前でうとうとしています。はからめランドから横浜に帰ってきました。都会パワーはすごいです。電気があると活動時間もいくらでも伸ばせそうな感じです。スペインがゴールを決めたところで匠くんはお布団に入っていました。わたしはそこから新月の願い事を書き始め、気づけば明るい今日が始まっていました。
今夜は三茶のカフェOhanaで新月のタロットリーディングをさせていただきました。時は過ぎ、あっという間に終電の時間になってしまい、また今度にお願いする方々もいらしゃったのですが、新月パワーはみなさんのところに届いていると思います。蟹座の新月は家族、ファミリー、心のよりどころなどを意味します。Ohanaとはハワイの言葉で家族とか、ファミリーという意味だそうです。こんな素敵な夜にここに集えたことに感謝です。 (よ)


関連サイト: Ohana

カメラバッテリー切れ 2010年7月8〜11日
エネルギーと棚

今暮らしているテントの中に棚をつくろうということになりました。見たことがある人はわかると思いますが、テントといっても結構広いコールマン社製エマージェンシーシェルター、わたしたちは日常生活用に薪ストーブと簡易シンク、ロフト式ベッドをカスタムし、ワンルームのおうちのような感じで暮らしています。棚ができたらお鍋とか食器とか片付くよね、洋服や本も置けるし。大工仕事が好きな匠くんを白河のホームセンターへと誘います。
雨続きでソーラーの充電が足りず、夜の明かりもランタンになってしまいました。PCの充電、携帯の充電もできず、山暮らしとはいえ、一度電気を味わったらどれだけ電気に依存してしまうかを実感しています。エネルギーとはだまっていては生み出せないものですね。携帯ラジオは手で発電もできるのですが、すぐに切れてしまうのでやはりソーラーパワーに頼っていました。PCや携帯電話は出かける時に車のコンセントに差し込んで、車エネルギーで充電しています。エネルギー問題はこんな小さな山林でも切実なこととして迫ってきます。 (よ)

カメラバッテリー切れ 2010年7月7日
七夕・小暑

一年に一度だけ、カササギの翼の橋を渡って天の川を越え、織女星と牽牛星が会えるといわれている日が今夜です。二十四節気では小暑にあたり、梅雨明けに近く、暑さが強くなる頃といわれています。
はからめランドは今日も雨。必ずといっていいほど毎日降っていますので、雨だから…という気持ちもすっかり萎えて、梅雨なんだから当然、と受け入れる気持ちになってきました。今日はのんびりと過ごすことにしました。屋根つき外キッチンでコールマン社製のダッチオーブンを使って手持ちの材料でケーキとキッシュを焼きました。焚き火台とちょうどいい薪(通称:Wood you薪)があるので雨でも外で火を焚くことができます。ラジオをつけると、今日は願い事すると叶うといっているではありませんか。カレンダーの裏紙を短冊に、たくみくんと願い事を書きます。雨なので竹にくくりつけずに、タイムカプセル方式で地面に埋めました。来年掘り出してみようと思います。叶っているかどうかが楽しみです。 (よ)

排水はこんな感じ、部屋の様子 2010年7月6日
洗濯とカビ

今日も朝から雨、そしてすぐに晴れ。沢があるので水には困らないのですが、洗濯にはなかなか着手できないでいます。いつも洗濯物は横浜で洗っていたのですが、2人で1週間分というと結構な量(労働も)になります。全部ではないにしろ、洗える物は洗ってみよう、とタオルと下着を洗ってみました。外で干しても雨がいつ落ちてくるのか分からないので、薪ストーブの上に干しました。このじめじめ度では物も痛みそう、とチェックしてみます。使わないよけておいた梅にはカビが発生し、保存していた食材にも限界が近づいている感がうかがえます。冷蔵庫はないので食材は沢で冷やしているのですが、朝食後冷やしに行って、夕食前に取って来るといった感じなので、完全な冷蔵状態ではありません。生ものはあまり購入しませんが、ベーコン、チーズなどの要冷蔵マークのついているもの、購入した葉野菜などは早めに食した方がよさそうです。買ったものは簡単に使えて調理が楽ですが、山に生えているものは冷蔵いらすでほしい分だけ取ればいいので気が楽です。山暮らしでは腐らせずに保存する知恵も必要。今日はワラビの保存にチャレンジしてみようと思います。 (よ)

水、水と僕達 2010年7月5日
ハチクと蛍

今日も朝から雨。ここのところ毎日雨のち曇りのち晴れのち雨です。梅雨時期はこんな感じなのでしょうか、じめじめして気分もじめじめしてきます。今日は水道を外キッチンまで引きました。まだ仮の設置なのですが、これで水汲み作業が楽になります。匠くんは毎日よく働いています。作業を始めたら雨でも続行、すごいと思います。わたしは肉体労働向きではないので、山菜の収穫、畑らしき場所の草むしり、食事を作ったりとちょこちょこ作業。昨日漬けた梅はもう沈んできて、タルに青梅が入る隙間ができているので、「青梅もつけちゃえば。」と匠くん。全部梅干にすることもできるのですが梅酒を作る気満々だったので、ホームセンターに行って果実酒用のビンとホワイトリカー、氷砂糖と黒糖を購入しました。青梅約2kg、氷砂糖500g、黒糖500g、ホワイトリカー2升で漬けました。総予算は4000円くらいです(梅は拾ったのでタダ)。ふだんはあまり梅酒を飲まないわたしたちですが、自分たちで作ったらきっとおいしく飲めるかも。3ヶ月後が楽しみです。それから温泉に行って、帰ってきて沢に冷やしてあるビールを取りに行きます。暗闇の中に飛ぶ光、「匠くん、蛍!」蛍が飛ぶ季節になりました。夏ですね。街ではビアガーデンなんかもオープンしているのではないでしょうか。わたしたちもビールをケース買いして、二人ビアガーデンしています。ここ数日のおつまみはキュウリ味噌。ビールを飲みながらいただいたキュウリにお味噌をつけてバリバリ食べるのが何よりのごちそうになっています。今日は最後のハチクを収穫しました。ほとんど伸びきった竹薮の中に1mくらい成長した細い竹の子をみつけたので、先端を米のとぎ汁で湯がいてからお味噌汁に入れました。今年ははからめランドのハチクをたくさん収穫できました。今日の夕食は黒豆玄米、ワラビと高野豆腐炒め、キャベツと塩昆布のごま油和え、ミズとワカメのたたき、ミズの胡麻和え、キュウリのお漬物、竹の子とワカメのお味噌汁でした。次に考えるはお風呂の設置。お隣さんからいただいた五右衛門風呂があるのですが、どこにどうやって設置するかが悩みどころです。 (よ)

排水工事、梅干の季節 2010年7月3,4日
梅干と虻

毎朝の楽しみは朝食の手作りパンです 。プレーン、オランジェアマンド(夏みかんの皮を煮たオレンジピールとアーモンド入り)、ドライフルーツブレッド(レーズン、アプリコット、イチジク入り)にチャレンジしたのですが、どれもおいしく出来ていました。朝食の後、お天気があやういので外作業はお休みして外出することにしました。水を引くパーツを買いに茨城にあるワークステーションというホームセンターまで行き、途中河原におりて砂利をとり、雨に打たれる前に作業を終えて、作ってきたお弁当を車の中で食べました。先日梅を購入したのですが、梅干には足りないよね、と梅拾いができそうなところを探しにいきます。昨年梅が落ちていたポイントは既にきれいになっていたのですが、そのすぐそばには梅の絨毯のような場所があり、持っていたビニール袋に一杯入れて塙町へと戻ります。昨年作った梅干が終わり、どうしようかと思っていたのですが、これで今年もたくさん梅干が作れるね、とうれしい気持ちで役場に向かいます。7月11日は選挙です。わたしたちが塙町に来てはじめての投票になります。当日行けるか分からないので期日前投票をすることにしました。それからスーパーや道の駅に行って食材を購入、山菜だけでの暮らしも楽しいものですが、お店に行くと人間が食べるために作った食材のすごさを感じます。
4日、一晩水につけておいた梅をひとつづつ丁寧にふいていきます。結構な量で、購入した小さめサイズのタルに入るかわからなくなりました。青い梅はよけて、黄色い梅だけ先に入れていきます。と、そのとき。「イテっ!」洋服の上から虻に刺されました。虻が出てくる時期になりました。昨年作ったヘビイチゴ酒を塗って、周囲を気にしながら梅作業を続けます。多分7キロくらいある梅に塩1キロで漬けました。案の定、青梅は入りきらなかったので、その梅で梅酒を作る事にしました。匠くんはユンボで地面を掘っています。かなりかなり掘っています。雨が降るとテント前が水浸しになってしまうため、地面を掘って排水工事をしてくれています。1m以上の溝を沢付近まで掘り、杉を入れ、その上に杉の枝葉を入れて埋めていきます。ご近所さんに教えてもらった排水の方法です。よく1日で掘って工事して埋めるまでできたと思います。日が暮れてきて匠くんが「やられた!」とテントに帰ってきました。どうやらブヨに刺されたらしく、赤く腫れています。虻ブヨの季節到来です。 (よ)

階段、パン 2010年7月1、2日
曇りのち雨、ときどき雷。 半夏生

1日、朝カレンダーをめくりました。一年の半分が過ぎたとは、はやいものです。今日のお天気は曇り、午前中匠くんはテントの中のキッチンの小さな部分の大工仕事、わたしは畑の草むしりとヘビイチゴを収穫しました。竹藪に入っていったら伸びきったハチクが数本ありました。先端部分はまだいけそう、お湯を沸かしてアク抜きします。ハチクはアク抜きが必要ないといわれていますが、実際には糠でゆがいたほうがおいしく食べられます。昼食は昨夜アク抜きしたワラビとゆでたてのたけのこと山アスパラのスープ、町で購入してきた食材とあわせていただきます。連日の雨で水が濁っているため、匠くんは午後いちで沢に水場のタンクを洗浄しに行きました。わたしは山に収穫へ。大きな鳥が飛ぶ音がしました。見るとキジだったと思います。今日の収穫物はフキ、ウルイ、イケマです。沢でフキを洗っていたら突然雨が降り出し、テントに入ると雷が鳴りだしました。はやいうちに夕食の収穫を済ませておいてよかったです。 (よ)

2日、最近の朝はパンとコーヒー。前日にダッチオーブンでパンを焼く。2人で食べるには大きなパンが焼けてしまうので、2日、3日かけて食べることになる。このダッチオーブンとは鉄で出来たフタ付きの重たいお鍋で、炭をフタの上に乗せて天火(オーブン)として使う事もできる優れもの。なぜダッチ(オランダ)というのか、昔オランダの商人が売り歩いていたからだと言うが詳しくはグーグル先生に聞いてみて。
7月から写真が復活した。横浜にいる時にカメラを修理してもらおうと見積もりを取ってもらったら13000円位かかりますと言われ、帰って調べてみると同じカメラが新品で14000円で買える事が判明。デジカメの無い生活も良いなぁと思って1ヶ月ほど過ぎた。そろそろ考えなきゃと、どうせ修理に出さないのだったら壊れてもいいやと思い、ダメもとで針とピンセット、マイナスドライバーなどを使って無理やりいじくってみたら直ってしまったという結果。また絵のあるページに戻った。
タイトルにある半夏生(はんげしょう)とは夏至(今年は6月21日)から11日目の事をいい、梅雨がそろそろ終わりですよ〜の合図、そして同時にどんなに遅くてもこの日より後には田植えをしない目安でもある。雨が降るんだか降らないんだかジメジメして頭の中もジメジメの梅雨が明けるまであと一息だ。
雨の合間を縫っていつも土で滑りながら昇っていた坂に階段を作った。はからめランド初の階段だ。当たり前のように考える階段だが、階段も誰かが発明したってあるのかなぁ。インド人が「0(ゼロ)」を発明したように当たり前みたいな事も最初ってものがあるわけだからなぁ・・・・。ラジオが明日も急な雨や雷雨に気をつけてください・・・・」なんて言っていたから、明日は買い物にでも行こうかねなんて話してから眠った。  (匠)

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