はからめランドの夜 2009年12月30〜31
今年もありがとう、大晦日。

今年も一年間無事に過ごすことができました。振り返ってみると、今年元旦は川崎から初日の出を拝み、2月からはからめの拠点を探しはじめ、関東関西を走りました。3月には琵琶湖湖畔でカヌーデイ’09を開催し、アメリカメイン州より講師を招いてパドルづくりのワークショップを開きました。4月、東北地方福島県塙町にはからめの拠点となる土地をみつけ、5月、カヌーを積んで京都木津川でのコールマンツアーに四万十塾のサポートとして参加。福島の土地は車が入れるように開拓をはじめました。6月、夏至に向けてみつろうキャンドルづくりのワークショップを開催。7月カフェohanaのスタッフとしてフジロックに参加、福島の土地の木を切ってデッキをつくり、テントを建ててキャンプ生活をはじめました。8月、横浜と南伊豆、塙町をかけめぐり、はからめランドには初ゲストがやってきました。9月、月のカレンダーが完成。10月、ヨガ講師としてKAVUDAYに参加。11月、長瀞(荒川)、那珂川、久慈川でカヌーツアー。月の手帳が完成しました。12月、冬至のみつろうキャンドルワークショップを中目黒あかりまつりで開催し、三軒茶屋ohanaでTarot納め、はからめランドの新月伐採をはじめました。たくさんの方にお世話になりながら、2009年大晦日を迎えることができました。今年も多くの学びがあり、出会いと別れが交差した年でもありました。愛知万博や中目黒あかりまつりでお世話になっていた平舘くんが他界、匠祖父が89歳で大往生。友人知人には赤ちゃんが誕生し、この世はこうやってめぐってくるんだと実感しながら生きています。お世話になったみなさん、ありがとうございました。 (よ)

じぶこんライブ in Ohana 2009年12月28〜29
忘年会で大祓え、厄落し。

28日、三軒茶屋のカフェohanaで開催された『じぶこんライブ忘年会』に参加してきました。じぶこんというユニット、ギターたけぽんとボーカル&ディジュのゆうこちゃんが織り成すやさしい愛の世界につつまれたライブは大盛況。満員御礼の素晴らしいステージでした。じぶこんのファンやohanaの常連さん仲間たちが集まって、あっという間に終電間近になってしまいました。カフェohanaも2周年を迎え、いろいろな人たちが集まる場所となり、わたしたちもとっても嬉しい気持ちでいっぱい、オーナー藤田さんご夫妻の人間性の広さを感じました。
「いいこともわるいことも嬉しいことも悲しいこともいろいろあった1年、おつかれさまでした。来年もよろしく。カンパーイ!」とゆうこちゃんが乾杯の音頭をとって、みんなで厄を落とします。嬉しいこともあれば悲しいこともあった一年でした。年末いろいろあった人たちのお話もきき、感慨深い思いで一年を振り返りました。忘年会で厄落とし、大祓えをしてもらい、終電で横浜基地まで帰りました。ありがたいことに、カレンダーの注文がきていました。いろいろあった1年ですが、月のカレンダーに励まされてここまでやってくることができました。お使いくださっているみなさん、本当にありがとうございました。
29日はたくみくんの同級生忘年会、いつもの格好で恵比寿まで出かけていきました。わたしは年末の疲れか、めずらしく風邪をひき横浜基地で内勤業務です。数年ぶりにヤクルトを買いに行き、梅肉エキスを飲み、ゆずはちみつをつくり、いろいろ試しています。多分寝薬がいちばん効くと思います。 (よ)


関連サイト: ohana ・じぶこん

夜のライブ、ワークショップ 2009年12月22〜26日
冬至、天皇誕生日、クリスマス、忘年会、大掃除。

一年で最も昼が短く、夜の時間が長い日、冬至。東洋的思想で考えると、この日は陰の極まりであり、冬至を境に徐々に日が伸びて陽に向っていくため、 一陽来復(陰が極まって陽が再び帰ってくる日)と呼ばれ、たいへんおめでたい日といわれています。実際には徐々に日が伸びるといってもまだまだ冬本番、風邪をひかないための予防策として柚子湯に入る風習や、かぼちゃや小豆などの滋養のある食べ物を食して健康を祈る習慣などがあります。
近年では環境への関心から、「電気を消してスローな夜を」というキャッチで「キャンドルナイト」なども開催されるようになりました。最近ではキャンドルナイトのイベント性が一人歩きしていますが、このキャンドルナイトの趣旨は長い夜に少しでも電力を省エネしようという、ひとりひとりの取り組みからはじまったものです。わたしたちもこの季節、中目黒のGTビルイベント広場でみつろうキャンドルづくりのワークショップを開催しています。今年は23日天皇誕生日に開催させていただきました。キャンドル作りに参加されたみなさんは、「クリスマスに灯します。」とか「クリスマスプレゼントにします。」という方が多かったです。
冬至とクリスマスの関係性、ご存知でしたか?冬至は太陽が蘇る日とか、新しい太陽が誕生する日として世界各地でお祭りや行事が行なわれているそうですが、クリスマスも太陽の復活を祝う行事がキリストの誕生と結びついたものだと考えられているそうです。日本の天皇陛下のお誕生日も新しい太陽が誕生する日。これから徐々に日が伸びて陽気があがってくると考えると寒い冬も元気に乗りきれそうです。
ライブ、ケーキカット昨年横浜基地にステイしていたスロバキア人親子はクリスマスをとても重んじていました。一緒にご馳走を食べて、素敵なクリスマスを過ごさせてもらいました。今年のクリスマスは一般的な日本家庭のクリスマスでした。ケーキを食べて「メリークリスマス!」と言葉を交わしあい、あとはひたすらご馳走作りに励みました。なんといっても26日に鈴木家恒例の大忘年会を控え、家の中は50人分の料理の仕込みで満たされていました。今年から新たに家族として加わっためぐみさんがお手伝いに来てくれて、和やかな雰囲気の中、忘年会準備が進められていきました。新たな家族めぐちゃんは鈴木家次男渉(わたる)くんのお嫁さん。20日にめでたく入籍し、この世の中にもう一人鈴木が増えました。
26日、毎年恒例の大忘年会が開催されました。今年のメインイベントはなんといっても次男渉くんの結婚ご報告。親友のわしくん司会によりサプライズの結婚披露宴が開催されました。ウエディングケーキのカット、みなさんの祝福に満たされたとてもいい披露宴でした。その後は名英語教師テイラーのギターと鈴木家母雅子さんとその場の仲間たちによる英語で歌ライブで盛り上がり、忘年会は朝まで続きました。翌朝ゲストをお見送りし、ひと段落して仮眠をとって、お片付けしつつ最後のゲストを見送ったのは夕方6時。アタマがぼーっとしているうちに日付が変わり、クリスマスからショートトリップしていつの間にか年末大掃除。まずはバーティの食材のお片付けがはじまります。  (よ)


関連サイト: 中目黒あかりまつり

酒・塩・水、水晶 2009年12月15〜18日
12月中頃、新月をはさんだ日々の生活

今は12月17日夜、はからめランド、テントの中でパソコンを開いてこれを書いている。電池で灯るライトは既に電池切れ、なので灯りはガゾリンのランタン。暖はストーブ、薪が沢山あるのでとても贅沢な感じ。
皆さん、カレンダーや手帳を注文してくれてありがとう。おかげさまで年に一度、忙しくできる季節がやって来たといった感じだ。そして、発送が遅れてしまっている皆さん、急がず、急(せ)かさずに待って頂きたいと思う。
15日、新月を前にしてはからめランドに到着。もっと早く来たかったが、街は街でやる事もあり、今回は今回の良いタイミングで来る事ができた。冬の大きな目的は、来年使うための木を切る事だ。しかし、その前にもう1度2人でランド内を端から端まで歩いてみたり、今まで目を向けてなかった所の可能性を考えてみたりという事を行なってみた。そして先日の東京ミネラルショーで僕達のところにやって来た水晶をランドの中心だと感じる大きな石の上に置いた。そして、山の神様にお供えしたお酒と塩と水を混ぜてはからめランドの隅々に箸を使って撒いた。今まで自分達が力を入れて手を入れていた所ばかりが光って見えたのが、ランド全体を1つの何て言うんだろうか・・・、1つの世界のように改めてとらえる事ができるようになった。
それから2,3日、僕達は使う木ではなく、使わない木を切る事に専念していた。本当は使う木を切るのに良い時期は今なのだから太い杉などの柱になるような木を切るべきなのかも知れないのだけれど、イメージを形にする方を、広く開けた土地に切り開いていく方を選んだ。かといって建物に使いたいと思っている木を全く切らないわけではなく、切りやすい木を何本か倒させてもらった。
16日、新月は夜の9時頃。小さな灯りの中で、2人でストーブの近くに「はからめ月の手帳」を広げた。今、この僕の考えられる事の隅々まで思いを張り巡らし現実になったら良いなぁというお願い事を厳選して僕は手帳に書き記した。この手帳(2009年度版)に書き込む最後のお願い事だ。
まだまだ木を倒す、夜のカレンダー作業夜のテント生活はみんなが想像しているよりも快適だ。(どんな風に想像しているかなんて1人1人違うのにこんな言い方はおかしいけれど。)まず薪ストーブ。薪ストーブと呼ばれるストーブのなかで最安のものだが、暖を取るのはもちろん、料理もとてもしやすい。もちろん一酸化炭素中毒の事を考え、換気はかなり気を使っている。灯りは今色々と試している最中だが、いいなぁと思うのはやっぱりガソリンのランタン、明るい。けれど燃料のホワイトガソリンが高価なため、1日2日のお遊びキャンプならともかく、毎日の生活のなかでは中々ガンガン使う感じになれない。そうなるとソーラーで発電するスタンドライト、これは結構便利。曇りでもある程度蓄電するし、コスト面を考えるととても嬉しい一品だ。でもそれだけでは必要な灯りをまかなえないので、ただいまソーラーパネル購入を検討中。それとテント内にはキッチン、流し(排水は自然浸透式、簡単に言えば垂れ流し。言葉はあまり良くないけれど、洗剤は全く使わないし、油は流さないし、水に近いものしか流すことはないので僕達2人だけの生活では全く問題ない。)ちょっとした木の柱にはフックをつけて、そこにフライパンや車の鍵なんかが掛かっているとなんだか家っぽい。
木があると何でもできる。木が無ければそうはいかない。暖を取るための薪も木だし、木からは食べ物も採る事ができる。それで生きていくことができちゃう。その木を育てるのは土、水、太陽。そう考えると、後世に残すべきものは、その全てであって、それ以外には残さなければいけないものは何も無いような気がする。木と土と水と太陽。水と太陽は僕達の力では残すとか残さないとか考えられないけれど、木と土、これすなわち森。森を、自分が住み、恵みを頂き始めたときと同じ状態にして地球に返すことができれば、それが一番木持ちの良い生き方(死に方)だと思う。ダムが必要だとかどうこう言っている、そういう方々は早くお金を沢山稼いで宇宙ステーションへと生活の拠点を移して頂きたいものだ。
薪が増えるのは嬉しい、雪が降ったそう、話はテント生活に戻るが、眠るときはストーブの火を落とし、最近購入した湯たんぽを側に置きフトンに入っている。信州で冬を越したときに2人とも低温火傷の経験済みなのでその辺は大丈夫だ。(みんな、本当に痛いので気をつけよう。)朝方息は白くフトンの外は内でも外みたいだが、昨晩用意しておいたカピカピに乾いた焚き付けを使って火をつければすぐにテント内は暖まり、またもや快適空間に。テント(入り口はチャック)だからこの時期暖かいところに寄ってくるカメムシもほとんどいない。ただ、トイレはまだ作っていないのだが、先日東京でエコプロダクツというイベントでどこかの出展ブースでみたバイオトイレを自分達で作ってみようと考え中。そうだ、お風呂もまだ無い。五右衛門風呂の釜をお隣さんから譲り受けたのだが、まだ倉庫の中に眠っている。お正月辺りお風呂を設置してみるのも良いかなって2人で話していたけれど、その前に水を引き込まなくてはね。などなど、まだまだ沢山やる事あり、忙しく楽しい日々をおくっている僕達はからめだ。 (匠)

2010年1月<  >11月