マサ&日和子、日の出 2007年1月30日 (火) 
エネルギー問題

一月もあと一日。2007年があけてひとつき経ちました。みなさんはどんな一月でしたか?わたしたちのまわりで毎日口にする事は、「今年はあたたかい」です。ここ高島市は冬になると雪が降るのですが、今冬はほんの数回しか雪を見ることも無く、やはり例年に比べてかなり暖かいそうです。お日さまが出ているときはぽかぽか陽気で春っぽさを感じます。まだ立春前だというのに。みなさんの住んでいるところはどうですか?これも温暖化の影響?北極の氷が溶けたら何かが変わるでしょうね。そんなことを感じつつ、ここでカフェをやり続けて、わたしの悩みもどんどん大きくなっていきます。このカフェにエネルギーを注ぎ込んでしまって、不毛感を感じています。昨日はカフェにお弁当とペットボトルを持ち込んだおば様方がソファーに座って昼食をとっていました。ご注文は?と勇気を持って伺ったら「わりばし」と言われました。毎日おいしいコーヒーを楽しんでもらえるように、きれいにしてお客様を待っていて、注文もなく使い捨て箸をくれと言われ、でも「いやです。」と言えませんでした。お箸ないとごはん食べられないし、お昼食べるつもりでここに来ているわけですからね。言いたいことが言えなくて、わたしカフェ向いていないんじゃないか、と思っても、ここにいたらやめにくいし、どうしたらいいんだろう、と悩んでいます。なんのためにやっているんだろう、とか、いやだなって思うことも言い返せなくなって、けっこう落ち込んでいます。地球温暖化もとめられないからあきらめるしかないし、カフェのおば様方もあきらめるしかないのかなって。言いにくいですよ、ここ喫茶店だから注文してくださいって。これまで何回も結構ですっていう人いましたから。水鳥観察センターに200円払って入場しているから、ここも使用するのは当然よって思っているんでしょうね。わからなくもないです。みんなわたしのこと、ここの従業員だと思っているだろうし、センターの職員だと思ってますから。ほんとは違うのに。質問して、話をして、サービス受けて、そのまま帰っていく方もたくさんいます。やっても返ってこないものにエネルギーを注ぎすぎているんじゃないか、と悲しくなったりして、最近よく眠れませんでした。それはそれで毎朝朝日を見られるので、それもいいかな、とケガの功名風に考えてみたりしていますが。。。
今日は週に一度のお休み、センター定休日でした。日和子ちゃんとマサが、2月にここで誕生パーティーを開催する打ち合わせをしに来てくれました。友だちを招待してのパーティだったらエネルギー注いでも不毛じゃないから、がんばろう。多分その後エネルギーが枯渇したら、カフェの存続は危ういかも。地球もエネルギー枯渇したら、人類の存続危ういですもんね。減らないエネルギー募集中です! (佳)

拾ってきた薪、薪拾い 2007年1月28日 (日) 


今日は、薪拾い。いつも優しくしてくれるけど、どこか裏がありそうで怪しい清水さんという方が案内をしてくれた。木を丁度良い長さに清水さんがチェーンソウで切ってくれるところまでやってくれた。後は僕らが車に詰め込む。結構重たいけれどこれが燃料になると思えば・・・・、がしかし、面白い事にこの燃料は1年間は乾かさなければ気持ち良く燃える薪にはならない。という事は春にここを出る予定の僕達は使えない。誰かわからない人のために今日結構働いたわけだ。だけど僕は思う、来年も誰かが疑問を持ちながら再来年に使える薪を用意するのであれば、今年僕達がそのサイクルを始めれば来年ここの薪を使う人は、「使ったんだから拾ってこよう」という気持ちになって気持ちと薪の循環が始まる。最初は誰かが始めなければいけない、うん、僕達っぽい。
ところで皆さんはこの薪、自然のバッテリーという考えをしたことがあるだろうか?バッテリーっていうのはいろんなエネルギーを貯める装置。身近なものは電池、車なんかのバッテリーなどなど、電気のエネルギーを貯めるものがほとんどかな。実は薪はすごいエネルギーを貯められるバッテリーなのである。携帯電話やデジカメの電池なんかは大体2時間で充電し終わってそれ以上は貯められないようにできているが、この薪(木)がエネルギーを貯められる時間は数千年、太陽や水や土からの養分など自然界のエネルギーを何年間も貯め続ける事ができるとんでもない優れもの。さらに電池などでは難しいとされる「貯めたエネルギーを一気に放出」なんてこともできる。そしてその放出するエネルギーとは火であり、その火とは物を暖めたり、調理したり、照らしたり、皆さんが生活で使用するほとんどのエネルギーの代わりになるものだ。プリングルスの缶くらいの薪が1本あれば余裕でヤカン1杯のお湯を沸かす事ができる。
そんなことからこんなことが考えられる。(今日は書きすぎかな、まだ酔ってないよ。)みんな働く、僕も働く。ほとんどの方々は会社に行って働きをお金に変えて、そのお金を電気に変えて、その電気を火などのエネルギーに変える。一方、少数の方々は薪集めに働き、そのまま火に変える。どちらの方が洗練された生き方だろうか?もちろん電気も必要だから極端な考えでは駄目だと思っているよ。とか何とか書いていたら一晩コースになっちゃう、最近早く起きられないからもう寝る事にするよ。    (匠)

メラメラ炎、銀の月 2007年1月22〜23日 
月・火

三日月よりもちょっと太った月はまるでカヌーのようだ。笑っている口にも見えれば、眠っている目にも見えるが、僕は銀色の三日月に乗っている絵を頭に描いてしまう。望遠鏡にカメラをくっ付けて撮った写真、結構綺麗に撮れるが実物はもっと綺麗なので、みんなが琵琶湖に遊びに来るときは寝袋持ってきたほうが良いと思う。
水鳥観察センター内に入ると薪ストーブがメラメラ燃えている。館内が結構広い事もあり、全体を暖めるには相当な量の薪が必要になってくる。が、恥ずかしながら現在惜しみなく使っていたら3日くらいで終わってしまう量しか集めていないので、どうしてもケチケチ作戦になってしまっている。もちろん冬支度を怠ったせいではあるが、薪ストーブが設置されていない時に薪を集めるってことがイメージできなかった僕が情けない。みんなが琵琶湖に遊びに来るときは薪を一抱え持ってきたほうが良いと思う。  (匠)

現代の書道「ニューガリグラフィー」 2007年1月21日(日) 
現代の書道「ニューガリグラフィー」

今月の月のカフェは「ニューカリグラフィーワークショップ」です。絵の具で好きな絵を描いて、その上に墨で書を書くというおもしろい試みを企画しました。講師の木原さんは書道コース専攻の大学一年生。テストの合間の忙しいときに駆けつけてくれました。ワークショップ参加者は小学2年生から50代までの幅広い層で、興味の対象もそれぞれなのですが、新春書初めとあって、さくらや菜の花の絵など、春の訪れを心待ちにしている様子が感じられました。季節感を感じること、墨をすって筆で書くということなど、かつての日本では当たり前だったことが当たり前じゃなくなった今、こうやってかたちを変えてワークショップとして体験してみるのもいいかな、と思いました。参加者のみなさん、講師の木原さん、どうもありがとうございました。
ワークショップの方がカフェより楽しいな。いっそ、ワークショップカフェにしようかな。   (佳)

パーコのバースデー、キャンプ場の下見 2007年1月19日(金) 
下見、ヨガ、誕生日会、新月

き〜の〜は、クルマの〜なかで〜ねた。起きたら市営グランドではなくロイヤルホストの駐車場。ちょっと体が痛い・・・「私達のところに泊まればよかったのに・・・」という声が東大阪あたりから聞こえてきそうだ。
午前中は琵琶湖、僕達がいる水鳥観察センターからは真反対の湖東にあるマイアミ浜オートキャンプ場を訪れた。目的はゴールデンウィークに予定しているキャンプイベントの下見だ。とっても綺麗なキャンプ場、水も穏やかな場所なのでカヌーを浮かべやすいかな。同イベントで早朝青空湖畔ヨガを頼まれている佳子も広い場所を見つけてこれなら大丈夫と思ったみたい。
午後、佳子は水鳥観察センターにてヨガのワークショップ。その後は、旅のカフェの常連ともいえるパーコの誕生日パーティーを夜の水鳥観察センターで。地元近江今津、新旭、安曇川の方々、そしてヨガのワークショップ参加者もそのまま何人か参加していただき、多いときは19名。みんなにケーキは行き届いたかな?そんな今日は新月、星が綺麗だった。   (匠)

飲みすぎなかったつもりだけど・・・、運転は6時間 2007年1月17〜18日 
横浜〜大阪

朝横浜を後に、大阪へ。高知で知り合ったノブさんが大阪の病院に入院しているというので、会いに行きました。ノブさんはとても元気そうで、「きんちゃんはペルーにまだ行ってるの?」とか、「とーるちゃんは?」とかみんなの近況情報交換。わたしたちも「あきさんは元気ですか?」とか、まるで旅先で会った旅人同士の会話(似たようなもの)。ノブさんの娘さんがこのキャラバンページをコピーして見せてくれたそうで、月のカレンダーも楽しみに待っていてくれました。話はずんで面会時間はとっくに過ぎ、市営駐車場のおじさんに「ぎりぎりやな。あと3分や。」と送り出され、大阪夜の街へ。といっても土地勘のないわたしたち、ファミレスでご飯を食べ、おとなしく今夜は車で眠る事にしました。今回久しぶりの帰省で友だちに会った匠くん、親友のユウチャン、あっくんがキャラバンページを見てるよ!といってくれたのがうれしかったようで、できるだけ日々更新しようね、と2人で話しました。
明日は琵琶湖の湖東、マイアミ浜キャンプ場の下見に行く予定です。 (佳)

打ち合わせ&打ち合わせ 2007年1月16日(月) 
打ち合わせ×2


わたしたちの作っているカレンダーの紙には麻が使用されています。市販されていないので制作しかない、と来年のカレンダーに使用したい麻紙の打ち合わせに、白金台の神茶屋さんへと足を運びました。こちらの店主はサーファーで、麻素材のサーフボードを持って各地のイベントに参加していて、何度もお会いしたことがある方です。セレブの街白金台でカフェバーを営んでいるとは。いいお店だな、と思っていたら8年続けたこのお店、2月から麻素材のサーフボードのマテリアル屋さんになるそう。打ち合わせはヘンプ普及協会の赤星さんと。1トンで10万枚くらいかな、とちょっと想像できにくい数字のやりとり。3月はじめくらいに作りましょうということになった。見学会でもしようか、なんて話もでているので、興味がある方はときどきはからめキャラバンをチェック。
勇み足で茅場町へ。4月に琵琶湖で開催されるコールマンキャンプカレッジの打ち合わせ。前回水鳥観察センターに来て頂いたときにはヨガの指導のお話だったのですが、水辺ということもあり、カヌー体験できないか、ということからお話を伺いに行きました。ゴールデンウィークは琵琶湖で子供達と水遊びになるかな?  (佳)

カヌー制作中、夜のドライブ 2007年1月13日(土) 
夜のドライブ


夕方、暗くなってから車で横浜の実家に帰る。車で高速道路を走りながら、去年のはからめキャラバンで駐車場でテントを張って眠ったり、車を停められる場所を探したり、早朝出発して綺麗な朝焼けを見て得した気持ちになったりした事を思い出して2人で笑っていた。来週19日の新月には琵琶湖に戻る予定だ。
カヌー作りはちょっとお休み。ゆっくりペースで進んでいるカヌー作りもだんだんと形が見えてはきたものの完成はまだ遠い。いろいろな事で悩んだりする事もあるが、今はカヌーを完成させることを考えたら悩みは後回しになるから少しだけ気が楽だ。そう考えるとカヌーにはいろいろお世話になっている事になる。これからもずーっとお世話になりっぱなしなんだろう。  (匠)

製材所、ストーブ 2007年1月11日(木) 
まるで暖炉のような薪ストーブ


今日は朝から俣野さんと匠くんが一生懸命作業をしている。まるで工芸をしているのか、というくらい、作っている。何をか、というと薪ストーブの煙突接合部分。素敵な薪ストーブがあるのにパーツがない→作るしかない、と石を削ったり、石膏のようなもので固定したり。ストーブのめどがたつとカヌーの材を調達しに出かけて行き、丸太を製材してもらって帰ってきました。お昼はたくさんのスパイスを入れておいしくおいしくとカレーを作りました。いよいよ今夜、薪ストーブが使えるんだ!夜になりストーブに火が入るといきなり感じが変わり、ストーブを囲むようにプチ晩餐会。まるで暖炉のようなストーブ。あったかい。木が燃えている。炎がゆらいでいる。構想約2ヶ月。やっとストーブを入れることができました。ここ水鳥観察センターはほとんど湖と同化しているようなところだったので、つめたーい印象だったのですが、火を焚くことによってずいぶんぬくもりがあるところになりました。
都会の生活とはかけ離れた暮らしのリズムです。田舎暮らしともちょっと違う感じです。ここにいると時間が止まっているように感じます。ときどきふっと思います。ここでは自分のやりたいことを明確にもっていて自分に自信のある人か、世捨て人、隠居生活かのどちらかでなければやっていけないんじゃないのかなって。わたしたちは旅を続ける中でこちらとご縁ができました。3ヶ月もいるといろいろな人がやってきて、今後のわたしたちについて興味を持ってきいてきます。このままここに住みますか?とか、時期が来たら旅立つのですか?とか。いいところだから住むのもいいのかなあとか(水鳥センターの中にじゃないですよ)、カヌーができたら旅立たなきゃとか、今ここでこうしていていいのだろうかとか、と、炎を見ながら考えます。わかっているのは、今ここでできることを精一杯やりきるということ。水をつなぐ旅を続けて、たどりついた琵琶湖。ここでやれることをやって、はからめの足跡を残そうと思います。はからめキャラバン2007、本年も応援よろしくお願いします。 (佳)

普通の写真に見てるけれどすごい風と吹きつける雹、そしてバジル。 2007年1月7日(日) 
春の七草と雹


小寒を向かえ、琵琶湖もかなり寒くなってきました。今日は七草。はりきって七草粥を作ろうと思っていたら、朝から雪、雷、雹(ヒョウ)が降り、植木鉢は飛ばされ、水鳥観察センターもビシビシときしみ、雷鳴と稲光で言葉を失いました。吹雪の中、かつて経験した長野県美麻村での冬を思い出し思考停止しかけていたのですが、室内で育てていたバジルの花が咲き、その根本にはこべが育っているのを見て心和ませています。七草粥にそのはこべらを入れておいしくいただきました。閉館後、いまだ降り続く雪と雹にも関わらす、外で水鳥観測をしていたという2名がに来ました。「電気がついていたからまだいるかなと思って。もう帰りますか?」「いいえ、帰りません。」「帰るんだったら帰ってもいいですよ。」「ここにテント張っているので帰るところはないんで、遠慮なく入ってゆっくり観測結果集計していってください。」「ここにテント!?えらいわあ。すごいですね。」えらい?(関西弁で大変っていう意味か?それとも偉いわあと褒められているのか?あえて聞き返すことはしませんでした。)外にいたなんて凍えているのでは、とストーブを焚き、一緒に七草粥を食べながらお話していると、以前わたしがお手伝いしたイベント「ネイチャー&サイエンスカフェ」のゲスト、長谷川博さんの話へと続きました。今日いらした山口さん、木原さんは水鳥観測を11年間続けているそうです。長谷川さんが30年観測し続けている話を思い出し、話題にすると、長谷川さんの本を持っていて、東京での講演会に行きたかったけれど、遠すぎて行けなかった、とおっしゃっていました。そして是非こちらでも講演会をやってほしいとも。こんなお天気で滅入りそうになっていたときにこれまたちょっと心温まるコミュニケーションが生まれました。旅のカフェも3ヶ月目。さていつまで続くのか。はからめはテント生活で冬を越せるのか?こうご期待! (佳)

新春バックギャモン大会 2007年1月3日(水) 
新春バックギャモン大会


皆さん、バックギャモンというゲームをご存知だろうか?では、日本の双六(すごろく)というのは、盤双六というバックギャモンと全く同じものが起源だという事も・・・・、その証拠に、皆さんが双六をやるときにはサイコロを2つ同時に振らないと思う。まあ、そんな能書きはgoogleで「バックギャモン」と入れてみればすぐに出てくる。
今日は日本の双六、バックギャモンをみんなで楽しむ「新春バックギャモン大会」を開催した。大会といっても僕と佳子以外にルールを知っている人が1人もいなかったので「みんなで始めよう!はじめてのバックギャモン!」になってしまったのは言うまでもないが・・・・。
おもちゃ屋さんを1周しながら、何で日本ではこれが流行らないのだろうかと毎回疑問に思うくらい知名度は低い。たまに世界を旅する人の間ではちょっとしたブームになっている事もあるのだが。しかし僕にとって、今日、このイベントであらためてバックギャモンの楽しさを痛感する事ができ、非常に嬉しかった。10分から20分で終わる1勝負1勝負に、歴史に出てくる「〜の合戦」みたいな壮大なスケールのドラマを当てはめる事ができるのだ。1ゲームで1本の映画を見たような満足感を味わう事ができるのだ。なかなかこんな想像力を働かせてくれるゲームはないのではないだろうか。僕は1人でも多くの人間にこのすばらしい誰が考え出したのか分からないゲーム「バックギャモン」を普及させたいと考えているので、旅のカフェに遊びにいらした方々、遠慮なく僕を見つけて「バックギャモンのやり方おしえてちょ。」と声をかけてほしい。   (匠)

あけましておめでとうございます。 2007年1月1日(月) 
あけましておめでとうございます。


はからめの新年は京都八坂神社の火を見ながら明けました。おせちもおいしくいただき、友人たちと初詣に。市比賣神社、六波羅密寺、清水寺、地主神社と、京都ならではのお正月となりました。日が暮れてきたころ、電車で琵琶湖に向かい、水鳥観察センターへ。お向かいの井上さんのお家へご挨拶。おいしいおせちをいただいて、元旦を過ごしました。今年はどんな年になるのでしょう。おみくじで月が満ちるように、いちにちいちにちを大切に、暗い闇にも月明かりが光を照らすというお言葉をいただきました。旅を続ける中から見つけたものをみなさんと共有できるような、楽しい年にしたいと思いますので今年もどおぞよろしくお願いします。 (佳)

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